大学前の公園から正面道路に出る階段を上ろうとすると、手すりのところで蝉がミンミン鳴いていた。ふと眼をやると朝からカマキリと熱い抱擁の最中。カマキリは両腕でしっかり蝉を抱いてはなさない。はかない命の物語だ。