歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2011-09-17

新たなステージへ


2年生と4年生が去り、現場は急に静かになった。

3年生(プラス千)だけになり、それぞれが担当区の課題に向き合う。掘っては図面を描き、描いては掘る。土と話し、モノとモノとの関係にどれだけ頭を働かせられるか。集中力、仮説構想力。自身に、仲間にそれを問う。
黙々と作業していると立つ時間も惜しい。いったん外に出ると「レベルよんで!」の声が飛び交う。よみ終るまでは自分の仕事に戻れない。。。。人呼んで「レベルトラップ」

そんな時だからこそ、自然にもふと目がいく。栗はもうほとんど落ちた。毎日、大小さまざまカラフルな毛虫が大量に降ってくる。彼らの空気を切る音がよく聞こえる。尺取り虫はあまりみなくなった。人気者のかなちょろやカエルは相変わらず走り飛びまわっている。石室に入るとつかまって頭をなでられている。今日は土に隠れていたトノサマガエルが飛びだしてきた。近くの田んぼから侵入したようだ。

今日も朝から卒業生が応援に駆けつけてくれた。言葉少なくても私の意を理解し、手際良く仕事を片づける。初代ゼミTの背中にある「誰かレベルを読んでくれ〜」の命名者だ。3年生もその意味を知る時が来た。

発掘現場はクライマックスに向けてこれから緊張が高まる。
23日は現地説明会。3年生だけで現説をやるの初めて。

夜、福岡に住む卒業生とその仲間たちが学校に会いに来てくれた。現説前の学生の姿をみてあの頃の自分を思い出しただろうか。



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