歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2012-09-01

フィールドワーク特別演習その2(終章)

再び、竹原ゼミのプリキュアです。昨日でとうとう長かったフィールドワーク特別演習が終わりを迎えました。今回は、8月29日〜31日までの活動について紹介します。

【29〜30日】

前田村文書の撮影です。
前田町睦会のみなさんにより、すでに茶封筒への袋詰めとナンバリング、一部の目録が作成済みでした。私たちは今回、撮影と茶封筒から中性紙封筒への入れ替えのみしました。結構さくさくと撮影が終わりました。

たくさん史料があるなか、まるで週刊少年誌のような分厚さのものがあり、1ページ1ページ全て撮影しなければならないため、うおお…、となることもありました。このとき、そのような史料が出てきたら、ジャンプと呼んでいました。

また、大きな横帳が出てくると見開きで撮影しようとすると撮影台からはみだしてしまうものが出てきます。そんな史料のために、新兵器のフネを使います。上の写真で、フネ、使ってます。史料の下にある薄い板っぽいそれです。フネは中性紙封筒で包まれています。なんでフネって言うのかは聞きそびれました。






南原公民館で撮影をしたのですが、クーラーきいてて扇風機もあって凄く快適でした。また、睦会の方がお茶ときゅうりの差し入れをしてくれました。私は自炊をまともにしないので、きゅうり久々で美味しかったです。みんな河童になる勢いできゅうり食べました。そして東文研の蛯原さんがアイスを持ってきてくれました。夏など忘れて撮影できました。

私は授業以外でフィールドワークにあんまり参加しないのですが、楽しかったです。わかんない〜私にはできない〜、なんてこと、なかったです。先生と先輩が助けてくれるし、友達が助けてくれるし、後輩も助けてくれるし。助けてもらったおかげで、ようやっと私も撮影、覚えました。あと、もっとピリピリした雰囲気の中で撮影するんだろう…と勝手に思っていたんですが、適度に自分のパートナーと雑談したり、気が滅入ってどうしようもない!なんてことも起こりませんでした。
実践、と聞いただけで苦手意識を持ってしまっていましたが、そんなことなかったです。たくさん笑いました。

【31日】

最終日は撮影した前田村文書の画像処理と目録を作成しました。

画像処理ではあまりすぎてる余白をトリミングして見やすくしました。撮影した画像を見返していると、余計なマグネットや指が写り込んでいたり、撮影に失敗しているものをたくさん見つけて、みんな落ち込みました。でも、失敗しないようにと張りつめた環境の中で撮影するのは心身ともに疲れてしまう…。ので、あくまで丁寧に撮影するようにしましょう!これから!

目録作成は、自分のパートナーと一緒に行いました。撮影した画像を見ながら、くずし字で書かれた史料とにらめっこです。くじし字の辞典ともにらめっこです。私のパートナーはスガヌマ様で、彼はとても真面目でくずし字もセンスがあるので圧倒されました。私はくずし字苦手なので、くずし字辞典で史料にある字と似たような字を見つけるたびにスガヌマ様に鑑定してもらいました。
自分一人ではどうにもわからないことも、パートナーがいれば少し先に進めるかもしれません。また、もっと人がいると、同じような史料で目録作成している人に聞くことだってできます。




授業の終わりには、みんなで月〜金の活動報告をしました。今回経験してみてわかったこと、改善していかなければならないこと、自分が興味をもったもの、などなど、建設的な報告会だったと思います。とりあえず、フネは改良するらしいですよ。

授業のあとは駅前のお店にて打ち上げをしました。





5日間を通して、2年生と3年生、お互いを知ることが出来てだいぶ仲良くなったと思います。このフィールドワーク特別演習は2年生に積極的に動いてもらうために3年生が指示&サポート、運営するのがねらいですが、協調性を意識的に身につける、という先生の願いもありました。きっとみんなクリアできたはず!

次回の更新は、来週の月〜金までのゼミ旅行だと思います。たぶん毎日、誰かが更新すると思います。竹原ゼミの中で結成された旅行クラブは果たして自分たちで立てた計画を遂行できるのか?乞うご期待!

また来週。
キュアチヅルンでした。

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