歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2008-09-24

二日遅れですが…


『考古学だけブログ書いてんじゃね??』とわぁ。

『そだね。』とS嬢。

そこで二人は田口研の大掃除を始めることに…

学科ガイダンスの後、いつもながらコーヒーを飲んで一服し作業開始!!!

といっても、物をどかしてコロコロするだけですが笑

掃除を始めるととことん入っていってしまうS嬢。もうコロコロに夢中です。話声はくま先生とわぁだけ。

そのうち先生ものっちゃってきて…

『おい、これいいぞ!!!
 見て見て、ご神体(ノ>熊<)ノ』

そう、知る人ぞ知る。田口研には神棚が存在し、ご神体は天照なんちら…とかそういうもんじゃなくて。

先生の手のひらの上に乗ってるものを見ると、、、。

そこには羽根の生えたクリスタルのくまさんが!!!

しかも手にはハートを持っているし笑

『めんこぉぉおおぉおぉおぉおぉいぃ!!!』

と二人。

調子に乗ったくま先生は次々に神棚にくまグッズを集結させていき、神棚はもう熊棚に…

もはや神棚ではありません汗

そんなこんなで終わりが見えてきた頃

『写真とってねぇッッ』とわぁ。

写真撮影会の始まり!!

もちろん、くま先生、S嬢、わぁの三人がカメラのこととなると決まって本格的になってしまい、本日も案の定…

『クリスタルベアをもっと正面に向けて。』とS嬢。

デジカメでもカメラマンモードだ。

『ちゃんとキラーンッって映った??』とわぁ。

『バックにこれ使え』とくまの毛皮を右手に先生。

ぱしゃっ

『いいねぇ〜。これ決定。』

全員ご満悦。その後も撮影会が続いたのでした笑

その後、S嬢が帰った後にわぁは先生に男鹿と北海道の写真を見せつけられ、むなしさに耽っていたのでした、、、。

民俗、考古の北海道組のみなさん。お疲れ様でした。いかがだったでしょう??参加できなかったわぁを見つけたら土産話を聞かせてください。

以上、田口研から大掃除報告でした。

ちなみに。コロコロ以外はあまりしてないので見た目変わりません笑


2008-08-24

地蔵講in山ノ内


今日は山ノ内のある地区で地蔵講が行われました。
地蔵講というと冬に行われているように思いますが、この地区では8月にも行っています。
場所は公民館。
この地区には合計24戸ありますが、今日は20人の方が集まりました。
ここ最近は雨が続きとても寒いので、この時期としては珍しく囲炉裏に火を点けたそうです。
この囲炉裏を中心に円形に座り、数珠まわしが始まります。
この数珠には2つ大きな数珠がついており、それが自分の前に来た時には頭を下げるのです。
担当するものとして、鉦を叩く人、数珠が何周したかを確認するために札を右から左へ動かす人がいます。
今回の数珠まわしは24周を2回と3周させて終了です。



上の写真では右上の方にあった地蔵様がこれです。
とてもかわいらしい顔をしていますよね。
地蔵様は普段、公民館の外にある建物に入っています。
地蔵講の時に公民館に連れてくるのだそうです。


数珠まわしが終わると当番などが持ち寄った食事をいただきました。
どれもとてもおいしくて、昼食を食べなくても済むくらい食べてきました。
また、食事の際にはお酒もふるまわれます。
一息ついたところで、歳祝いなどがあると歌をうたっていき、場がどんどん盛り上がります。
みなさん、とても楽しそうでした。
このような行事は年々行われなくなる地域が多いのではないでしょうか。
地蔵講に参加させていただき、このような行事一つ一つが地域を支える原動力になっているのではないかと感じました。
たくさんのおいしいものをごちそうになり、地蔵講に参加させていただいた後は、地蔵講のこと、小正月行事のこと、山ノ内のテレビ普及のことなどのお話を聞かせていただき、とても充実した1日になりました。

以上、M2のAでした。

2008-08-17

盆踊りin山ノ内

14日に山ノ内で盆踊りがあり、私たちは昨年に引き続きお手伝いをしてきました。
しかし今年の天気は雨。
なので、例年会場となる小学校前ではなく、体育館で行われました。

私たちはまず準備のお手伝い。
廊下や階段の掃除、机の運搬などをして昼食です。
昼食はなんと流しそうめん!
私も含め、学生は初めてです。
最初は順調にそうめんが流れてきましたが、途中からそうめんじゃないものが流れてきたり、ものすごい量のそうめんが流れてきたり。
下にざるを置いていたのでそこにはそうめんの山。
すごく楽しかったです。
昼食を食べて元気になったら、子ども達に配る抽選くじを作ったり景品に番号つけ。
その後は休憩なんですが、地元の子ども達と一緒に遊んでいました。
子ども達と遊ぶには相当の体力が必要だと痛感しました…
夕方になると忙しくなってきます。
学生も盆踊りの太鼓をさせてもらうということで練習をしたり、ビールの上手な注ぎ方を教わったりしているうちに18:30になり、盆踊りが始まります。
徐々に人が集まり、事前に販売していたビール券を受け取り、ビールを渡すのが私たちの主な仕事です。
後から後からお客さんがやってくるので大忙し!
そして山ノ内の青年団による「山の内太鼓」もばっちり決まり、盛り上がりは最高潮!!
あっという間に2時間が経っていました。
その後はみんなで小学校の大掃除を行い、反省会に参加しました。




いつもお世話になっている山ノ内の方とたくさん交流できたし、普段山ノ内にいない方ともいろいろ話すことができ、とても楽しい1日でした。
行事に参加することで、地域の方との関係がまた変化したのではないかと思います。
調査するだけではなく、このような交流をすることがいかに大切なのかを学んだ1日でした。

以上、M2のAでした。

2008-08-12

ごみ拾いin山ノ内

8月10日、山ノ内の青年団の方と一緒に山ノ内でごみ拾いをしました。

山ノ内の中心には村山市の富並地区から大石田町の次年子地区へ抜ける道路があり、この道路を抜けると大蔵村や舟形町、新庄市へ行くのに便利なため、多くの車やバイクが走っています。
そのせいか、目を凝らすといろいろなごみが落ちているのです。

ごみ拾いはこの道路に沿って次年子地区側からと富並地区側からの二手にわかれて開始!
道路には空き缶や空き瓶はもちろん、バイクのナンバープレートや食器、プリントごっこの一部まで落ちていました。
何でこんなものまで落ちているのか不思議です…
1時間30分程でごみ拾いは終了。
集めてみると意外にあるものなんですね。


その後はすいかをいただき、山ノ内にあるそば屋さんへ。
そばは細麺と太麺の2種類あり、青年団の方は細麺、私たちは太麺を注文。
私は青年団の方と3分の1ずつ交換して食べましたが、あまりにもおいしくて写真に撮るのを忘れました…(すみません。)
おいしいのでみなさんも食べに来てください!!

山ノ内をきれいにすることができ、すいかもそばも食べることができ、有意義な1日でした。

以上、M2のAでした。

2008-08-12

高校生のための地域学ゼミナールin肘折

8月8、9日に「高校生のための地域学ゼミナールin肘折 火の民俗と文化」が大蔵村の肘折温泉で行われました。
私たち学生はお手伝いとして参加させてもらったのですが、スケージュールが目白押し!
13:00に新庄駅に集合し、マイクロバスに揺られることおよそ45分。
つたや肘折ホテルに到着し、一息ついたら14:00〜17:00まで地域学ゼミナールです。

地域学ゼミナールは、赤坂先生の「もののけ姫その他」から始まりました。
途中もののけ姫の映像をはさみ、みんな興味津々に見入っていました。
次は六車先生の「年中行事のなかの火」、イー・ヘヨン先生の「韓国文化の中の火」です。
写真を見ながら、日本と韓国の行事に多くの共通点があることにみんな驚いているようでした。
休憩をとりながらでしたが、高校生にとっては普段の授業時間より長く、疲れたと思います。
本当にご苦労様でした…

2日目は肘折温泉民俗ツアー。
行き先は行くまで秘密ということで、どんな所に連れて行ってもらえるのかドキドキでした。
まずはカルデラの地形がわかる高台へ寄りながら鉱山跡へ移動。
全国でもトップクラスの鉱山だったそうで、佇まいからも圧倒される感じがしました。

そのままカルデラ温泉館へ。
東日本では珍しいという炭酸泉で、飲むこともできます。
私は結構好きな味でした。

その後は肘折温泉へ戻り、肘折源泉公園です。
ここでも温泉を飲むことができるのですが、昆布茶のような風味。
山の中なのに不思議な感じがしました。
また、源泉が石を温めるのを利用した腰湯や初恋足湯なんていうものもあります。
結構おもしろスポットでした。

そして新庄へ向かう途中、美しい四ヶ村の棚田や長沼へ寄りました。
棚田の景色に圧倒され、長沼周辺のブナの森に安心感を感じたのは私だけでないはず。
美しい景色からパワーをもらった感じがしました。

そのままマイクロバスで新庄に向かい、新庄駅前のお店でほとんどのみんながとりもつラーメンを注文。
新庄では「愛をとりもつラーメン」というキャッチフレーズで有名なのです。
みんなおいしそうに食べていました。

その後、新庄駅で解散です。
初めは「どんな人が参加するのかな」、「仲良くなれるかな」と不安でしたが、参加者の中でも違う高校の子と仲良くなったり、私たちも高校生もいろいろなことを話せるようになりました。
お互いに得ることも大きかったと思います。
充実した2日間でした。

以上、M2のAでした。

2008-08-10

高校生のための地域学ゼミナール、大成功!!

 8月8日・9日に、歴史遺産学科・東北文化研究センター主催の「高校生のための地域学ゼミナールin肘折 火の民俗と文化」が大蔵村肘折温泉のつたや肘折ホテルを会場に開催されました。
 山形県・宮城県から10名の高校生、4名の高校の先生方、3名の保護者・一般の方が参加され、芸工大教員、学生も合わせて総勢28名が参加しました。
 8日の昼間は、赤坂憲雄先生がイントロダクションとして、宮崎アニメにみる火の問題についてお話ししました。やはり世代は違っても、結構高校生のみなさんは宮崎さんのアニメを見ているので興味深そうに聞いていました。
 その後は、六車と東北文化研究センターのイー・ヘヨン先生とで、日本と韓国との火の民俗についてお話しました。予想以上に、日本と韓国の民俗が類似していることに、私自身も改めて驚かされました。たとえば、小正月におこなわれるオサイトウや火振りなどは、ほとんど同じものが韓国でも行われているんですよ。
 夜は、肘折ホテルの柿崎さんにご案内いただきながら、夜の温泉街を灯す「ひじおりの灯」の見学。帰ってきてからは、「牛房野のカノカブ」という学生たちが7年前に制作した焼畑の映画を上映。社会では習ったことがあるけれど、はじめて焼畑を見た!という高校生がほとんどで、その作業の大変さとおいしそうなカブに、映像に釘付け?になっていました。
 夜は、高校の先生方と、「ほんと」の夜語り。現在の教育事情についていろいろと考えさせられることがあります。
 翌9日は、森繁哉先生に案内していただいて、肘折温泉周辺の民俗ツアーを行いました。肘折温泉全体を見渡すことができる高台からは、ここがカルデラ跡であることが本当によくわかりました。草木に埋もれた銅の鉱山跡も、日本の近代史を象徴するようでとても興味深いものでした。

 というわけで、まだまだいろいろおもしろいことがありましたが、1泊2日のゼミナールは無事に終了しました。高校生や高校の先生方と、こんな身近にお話する機会はなかなかないので、私たちも勉強になりましたし、何よりも楽しかった。
 今回の参加者のなかで、地域文化や民俗文化に少しでも興味をもってくれる生徒さんが増えれば、とてもうれしいですね。
 この企画はとても好評だったので、また来年も開きたい!と個人的には思っています。 MUGU

2008-06-30

葉山山岳マラソン


 6月29日は、山の内で、葉山山岳マラソンが開催されました。霊峰葉山を望む山の内。旧山ノ内小学校前を朝8時にスタートし、崖のような登山コースを駆け上がり、葉山神社奥宮を通過して、樽石大学まで降りてきて、碁点温泉がゴールという、何とも激しいマラソン大会です。
 残念ながら、私たちはマラソンに参加した!のではなく、コース案内やゴール後の懇親会会場のお手伝いにうかがったのでした。今回は、学科の1年生にも参加してもらいました。
 マラソンには40名近くの方が参加し、高校生(山の内の方)から68歳の元気な男性(内田裕也さんのようにロックな方でした)までいらっしゃり、ほとんどの方が完走されました。私たちも(というより学生たちかな)、少しは鍛えて、来年あたりは誰かマラソンそのものに参加する、ってことも考えた方がいいかもしれません。負けていられませんよ!?
 夕方からは、旧小学校の体育館で懇親会が開かれました。山の内では、何かのイベントには必ず飲み会がつきものです。もちろん、表彰式もあったのですが、一番盛り上がったのは、マラソン参加者もお手伝いの方もみんな一緒の抽選会。景品は、60キロのお米から、地元の方の焼いた炭、さくらんぼ、厚岸町のこんぶ、葉山のブナの苗、バラの苗など、もう数も種類も半端じゃない。学生たちも、それぞれ何か当たりました。私は、バラの苗木が当たりました。がんばって育てます。
 早朝出発で大変でしたが、今回もとっても楽しい山の内でした。
(ブログに書いているのはイベントばかりですが、もちろん、民俗調査もしているんですよ。)
 

2008-06-30

山の内山菜まつり


 2008年度の山の内での調査も半ばを過ぎて、昨年度より少しだけ山の内の方々との交流も深まってきたように思います。
 6月1日(日)には、旧山の内小学校で開催された「山菜まつり」のお手伝いをしました。今回は、人手もいるということで、学科の2年生に声をかけ、15人以上の学生たちと参加しました。
 まず、評判がよかったのが、山菜の売り子を行った2年生たち。2年生は山の内を訪れた学生がほとんどだったのですが、すぐに打ち解けて、また、数ある山菜の名前を教えてもらって、一生懸命声を張り上げて売り子をしていました。その様子、山の内の方々も感心していました。
 それから、売り子さんの他に、芸工大生企画として、遊びの広場「集まれ!昭和っ子 平成っ子」を行いました。山の内の子供たちと、山菜祭りに訪れる子供たちと、何か交流がしたい、という学生たちの思いで企画されたものです。
 とにかく元気いっぱいの子供たち。かけっこやだるまさんがころんだ、など、学生たちも体力の限り、「一生懸命」遊んでいました。
 また、当日は、西沼田遺跡公園の学芸員で、歴史遺産学科の卒業生である秋葉さんにもお手伝いいただき、歴史遺産ならではのアンギン織りの体験も行いました。予想外に、地元の男の子がアンギンに興味をもち、いろいろな材料で何度も織っていました。
 それ以来、山の内に行くと、子供たちが学生たちに「あそぼうよ!」と自然に寄ってきてくれるようになったように思います。
 しかし、おそるべし子どもの体力。私は、とてもついて行けないので、学生にお任せいたします。

2008-06-30

山の内での報告会、盛況


 3月2日、旧山ノ内小学校にて、昨年度一年間の民俗調査の報告会「山ノ内の人々と暮らし」を開催しました。
 テーマは、山ノ内小学校に残されていた写真を手がかりにした「戦前から戦後にかけての学校教育」、小正月行事を中心に調べた「山ノ内の冬の行事と暮らし」、狩猟や炭焼き、養蚕など、山ノ内の山の使い方について調べた「山の暮らしと地図」の三つでした。パワーポイントを使った報告会の他、小学校の教室を使って、写真やパネルの展示も行いました。
 当日は、聞き書きでお世話になった地元の方々を中心に100人以上の方が参加してくださり、様々なご意見や質問をしていただきました。
 これをはげみに、今年も山の内での調査、学生とともにがんばっていきます。

2008-06-30

おさいとながし


 山の内の雪まつりには、実験表現研究会の学生たちにも協力してもらいました。雪灯籠でどんなものを作るのか。民俗学を専攻している歴史遺産学科の学生たちと、芸術系である実験表現研究会の学生たちが、何度も話し合い(時には衝突しあい)を繰り返し、最終的に本番で作ったのが、この「おさいとながし」。雪まつりのイベントの最後に行われる火祭り「おさいと」をモチーフに、雪でおさいとを形を作って、そこに村の人々に顔を付けて象ってもらい、顔型の後ろをろうそくで照らす。すると、少し不気味に、顔、顔、顔が浮かび上がってきました。
 山の内の方々も、「冷て!」と叫びながらも、何人も顔型をとってくれました。ご協力ありがとうございます。
 翌日、地蔵講に参加したときにおばあちゃんたちに感想を聞いたところ、「最初は、どうしてあんなところに樹氷みたいなものをいっぱい作ってるんだろうって思ったけど、夜近寄ってみたら、顔だったんでびっくりした。」と。結構楽しんでいただけたようです。
 歴史遺産学科と芸術系の学生とのコラボは、何とか成功したようです。

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