皆さん、4年生が今どうなっているか知っていますか…?
「卒論終わったんだからもう楽なもんだよね!」
などと思ってはいけません。
4年生は今、卒論提出間際よりも苦しい日々を送っていると言っても過言ではないッ!!
来週から始まる卒展の準備に向けて、皆がみんな忙しい状態。4階展示のA0サイズのパネル、口頭発表のスライド… 私たちはメインの提出物である「論文」を作り上げた後も、形式の全く異なるものを複数製作しなければならないのです。
更に今年度から、本館1階の展示を始め、様々な新しい試みが取り入れられています。この辺でまた、各方面に色々苦労がありましたようで。卒展委員の皆さん本当にお疲れ様です…
下級生… できる苦労は今のうちにしておけよ!
歴史遺産学科の卒業展示は、4年全員の努力や根性が存分にしみ込んだ内容となっております。4年間のあらゆるものの集大成、皆様ぜひ一度、足をお運び下さい。
4年の誰からも許可を取らず、田口ゼミ武士がお送りしました。何かあったら言ってくれ。
田口ゼミ3年の村です。
少し日が経ってしまいましたが、8月9〜12日に行ったオープンリサーチ事業について書かせていただきます。
調査先は秋田県戸賀湾です。秋田県の形が右を向いた人の横顔だとすると、ちょうど鼻の頭の当たりになりますかね。
田口先生、鈴木さん、森本先生と、3年生3人、1年生2人の少数メンバーでした。
オープンリサーチ事業としては3回目の調査で、日本で唯一現存する丸木舟の実測、集落図作成は終わっています。
というわけで今回は古写真の収集と集落図の修正が主な活動になりました。
大学を9時すぎに出発し、休憩を取りつつも着いたのは夕方5時頃・・・。長時間の運転、先生本当にお疲れ様でした。
1日目は移動で終わってしまいました。
2日目から調査開始。午前中は先生方から話を聞きながら、全員で集落を周りました。
歩いていると船着き場の広場で5〜6人の現地の人々とお会いしました。話を聞くと漁業に使う網を綺麗にしているとの事。網を見てみると確かに細かい藻のようなものが絡んでいました。3か月くらいでこうなってしまうそうで、皆で暑い中掃除なさっていました。
私はその辺りから暑さによりくらくらしてしまい、先生のお気遣いにより、皆でお昼御飯&休憩タイムへ・・・
黒は光を集めるといいますがここまでの暑さだととんでもないですね・・・油断していました。申し訳なさでいっぱいです。フィールドワークでは自己管理も大切です!
午後からは先生方は以前の調査で宿泊させていただいた三浦荘という民宿に古写真があるという事で、お話を伺いに。
学生は2日目の午後と、3日目は集落図修正を行いました。前回2月の調査がとんでもない寒さだったため、涼しいかと思ってみたらとんでもない!買ったばかりの飲み物はバックに入れても1時間でぬるま湯に・・・。
そして調査内で大切なのは地元の人との触れ合い。
海水浴客の車がたくさん通りすぎる中で、リュックを背負って帽子を被り、家々の周囲をうろうろしている若者がいると、やはり興味をもたれます。
この時、話しかけて警戒心を解いてもらうよう働きかける事は結構勇気がいります。でも話しかけてみると、多くの人々が優しくしてくださり、非常に心が暖まります。こういった喜びがフィールドワークの醍醐味だと私は個人的に思っています。
3日目の午後、丸木舟について地元の方にお話しを聞かせてもらう事になり、私を含む3年2人は引き続き集落図修正、他のメンバーはその方を訪ねてお話を伺いました。
2,3日目の夕方は三浦荘の方に誘われて、心太や寒天、アイスや飲み物を頂きました。暑かった後の甘いものはとても沁みますね。
台風が近づいているという情報を得て、4日目は朝から大学へ向けて出発。帰り道ものすごい雨でした。
今回は聞書きもほんの少ししか出来ず、満足のいく結果にはなりませんでしたが、引き続き現地へ赴き調査を続ける予定です。
来年にはブックレットを出す予定ですのでお楽しみに!
こっちはジャージだってあるんだから!
どうもみなさんこんにちは。
文献ゼミの「薬草(仮)」です。
先生とゼミ生が共に行く旅行!
すなわち!「ゼミ旅行!」の!行き先が!
決定していましたー!!
*ここで重要なのは過去形であることです。
行き先⇒京都・奈良
おやメンバーにしては意外なほどメジャーなんですね。
という言葉は受け付けません。
みんな(「病気」さんがどうかはわかりませんが)とても楽しみしているようです。
そう、京都。京都へ思いを馳せるこの数ヶ月間。
湯豆腐、京美人、新撰組、生八つ橋、(先生の)着流し、山村美紗サスペンス・・・・・。
奈良、素晴らしき奈良。
大仏、高松塚古墳、箸墓古墳、せんとくん、まんとくん、鹿男あをによし・・・・・。
こうやって私たち文献ゼミ生は、9月6〜10日日程の旅行を素晴らしいものにするために脳内旅行を繰り広げています。
しかし、そこはゼミ旅行。
旅行前の課題・旅行後の課題など、あらすてき☆な「病気」さんは容赦ありません。
そうですよねそれが普通ですよねわかります。
とにもかくにも無事に京都・奈良の地を踏めることを願ってがんばります。
薬草(仮)でした。
今日は土器チュートリアルで野焼きをしました。梅雨ということで天気が心配されましたが、雨も降らず無事開催です。8時に集合して準備開始です!!!
今回は覆い型と開放型という2つの方法で野焼きを行いました。このブログでも何回か紹介されていると思いますが、簡単に紹介を。
覆い型というのは弥生時代以降のやり方で、その名の通り土器を覆って焼きます。まずワラを敷いて、その上に土器を並べ間に細めの薪や木を置いていきます。その後全体を上からワラで覆っていきます。覆った後、上から泥をかぶせたりします。その方法も何種類かあるのですが、今回は青草を使用しました。ワラの上から青草をかぶせたら、点火!ワラが燃えて穴があいた所にワラを補給しながら焼いていきます。こちらのやり方は火をつけてある程度経つとほうっておいても大丈夫なやり方です。
開放型は縄文時代のやり方です。まず、火の回りで土器を乾かしていきます。少しずつ温まってきて土器の色がかわってくるのでたまに回転させてまんべんなく乾かします。周りが乾いたら、次は底。しかし、こんな方法で縄文時代の人たちが土器を乾かしていたかはわかっていません。あくまでここは現代の方法です。全体的に色が変わったら、火の中に土器を突っ込みます。ちゃんと焼けるように、火をまわしていきます。覆い型と違い、こちらのやり方は目が離せません。そして熱いです。今日も何回顔がやけるかと思いました。
上に書いたような方法で、同時進行で土器を焼いていきます。目にしみる煙と暑さとの格闘です。
今日は土器のほかに、先日の七夕の笹と短冊も燃やしました。願いが叶うようにみんなで手を合わせてお祈りです。どうか、叶いますように…!!!単位、とれますように…!!!あ、すみません、個人的な感情が…。
お昼はなんちゃってビーフシチュー(鶏肉使用)とご飯を炊きました。お米を炊く技術がまだまだない私たちです。やっぱり毎日野焼き場で経験を増やしていくのが上達への道なのでしょうか…。ここでびっくりな出来事が!米を炊いた土器に人面ススが付いていたのです!なんか笑ってるし…かわいいけど不気味ですね。
さて、タイトルにある양머리(ヤンモリ)にここまで全く触れずに来ましたが…気になっている方も多いのでは?양머리(ヤンモリ)というのは韓国の女性がサウナに入る時につかうタオルの使い方です。頭にかぶります。頭の脇にまるっこいのが2つあって羊みたいでかわいいんです。北野先生が初めにかぶってみたら、「かわいい!」との声が次々と。いろんな人にかぶせてはかわいいを連呼してしまいました。ヤモラーなんて造語を作るまでに大フィーバー!!(一部で)みなさんも是非やってみてください。可愛いです。やり方を知りたい方は是非土器チュートリへ!笑
土器は何個か割れてしまったものもありますが、なんとか焼きあがりました。みんないい感じです。よかったね!焼き方にはまだまだ改善の余地がありそうです。次はもっと火を巧みに使ってうまくやらなくては!
次の野焼きは後期になるでしょうか。
何回も場数を踏んで、腕をあげたいですね!
以上、長くなりましたが、
양머리(ヤンモリ)の可愛さに過剰に反応してしまった2年あべちゃんがお送りしました。
9月23日。今日は計画的に博物館周りをします。しかしマップが手元にありません。この旅の目的は自分を非常事態に陥らせることにあります。一回目に書いたとおり、手元にあるのは急遽購入したるるぶのインドネシア語だけです。ホテルのフロントに観光マップをもらいましたが、地図の縮尺が大きすぎて詳細がわからない状況…そんな地図を片手に一番近場の博物館が密集している地域に向かいました。ドライバーに「着いたよ」と言われ、降りてみるとそこには縦に細長い建物がそびえ立っていました。中に入ってひたすら階段を上ること、四階。
博物館じゃねぇ。展望台じゃん…
馬鹿と煙は高いところが好きとはこの事。四階建てから見る町の景色に感動して博物館ではないことに不満を抱きませんでした。遠くに見える船着き場、高層ビル、眼下に広がる住宅街、魚市場、スラム街。綺麗な区域とスラムの差が一見してわかります。道路はいつもの如くカーレース状態。自分があの中を移動していたのかと思うと、どれほど危険だったのか再認識できました。子供連れの親子が後から上ってきて、子供たちが外に出られる小さな小さなテラスで遊んでいるのを見て、自分も外に出てみることにしました。四方すべてが空に包まれている気分です。開放感を感じつつ、次の博物館に向かいます。二つ目の博物館は舟の展示、漁業、植民地時代のことが中心でした。入ってすぐに驚いたのは展示の仕方です。
順路がわからない…窓全開で展示物がぼろぼろだぁ…
英語が話せるが書けない読めない自分は、展示の文章に目を通すものの展示物とわかる単語で想像を膨らませることに一生懸命でした。博物館の中でなんと日本人女性に出会いました。何回もインドネシアに訪問しているそうで、インドネシア語もぺらぺらです。近くの大きな公園までご一緒させていただきました。話の中で、自分の旅がノープランで情報も持っていないことを知ったその人は、「若い子が旅に出るのは大賛成だけれど、危険すぎるよ!!もっと情報を持って行動しなさい!!」と激怒。なんだか申し訳ない気持ちと、危険な体験するために来てるんじゃんというふてくされた気持ちがこみ上げてきました。確かに、ある程度の情報を持たずに行動することは一歩間違えると命の危険になる。しかし、本当に最小限の知識を持って冒険の旅をするという経験も大切なんじゃないかと思いました。
テロも頻繁におきていて、日本人は金のカモと考えるような国での一人旅行の危険性を改めて感じました。
遅ればせながら、青森県尻屋での民俗調査(9/10〜13)について1日目のJョンから引き継ぎ、書かせてもらいます。
2日目担当の村です。
2日目は7時半に朝食を食べ、8時半に民宿出発。
港の船小屋を見せてもらえるとのことで車を走らせると、もう少しで海が見える・・・という所で大量の軽トラが渋滞を作っていました。
乗っていたのは地元の方々で、車を降りて話を聞いてみると、その先にゲートがあり、8時40分に開かれるとのこと。
話を聞いているうちにゲートが開き、軽トラは海岸沿いを走って、今度は波打ち際ぎりぎりに10台ほどが駐車の列を作りました。
波打ち際約3mには山のように昆布が打ち寄せられ、地元の人々はそれを数十枚ごとに紐で括って軽トラに乗せていました。
大人数で目の回るようなスピードで昆布をまとめていく様はさすがでした。
そしてそれを1時間ほど見学させていただいた後、本来の目的の船小屋へ。
残念ながらもうほとんど残っておらず、6軒の倉庫しかなかったのですが、そこで森本先生から集落図の書き方について教えていただきました。(ありがとうございました!)
そしてそのあとは尻屋埼へ。
風が強く、端は断崖、隆起の激しい草原のような場所で、秋田出身の私は男鹿の入道崎を思い出しました。
尻屋埼灯台は日本の灯台50選に選ばれてるらしいです。
民宿への帰り道、なんと寒立馬の大群に遭遇!
堂々と車道で休んでいらっしゃいました。
やはり競走馬ではないのでなんとも丸っこい体型で愛らしかったです。
ここで電池切れにより撮影叶わず・・・・。
昼食を食べて午後からはいよいよ集落地図。
歴産は1年2年1人ずつで2人組4グループに分かれ、もう1人の1年は個人での行動に。
4ブロックに分け1グループ約12軒を担当し調査しました。
私の担当ブロックは大通りから山側の方で、畑などはまったく見られず、むしろ昆布を干すスペースがとても広かったです。家かと思ってよく見ると、実は倉庫や昆布干場だったという事も当たり前で、集落地図を取る際はとても苦労しました。
5時半で一端作業を終え、続きは次の日に。
いろんなものを見たり聞いたりした充実した1日でした。
それでは3日目の人にバトンタッチ!
えー、あこさんです。
明日から再び飛島に舞い戻ります!!!企画展について島の人達と語り合い、片づけをしてきます。
設営中にも多くの人達が訪れてワイワイ話をしていってたので、いい話ができそうですッ
片づけは設営にかかった時間を見ると、やはり時間がかかりそうで… 頑張りますッ
それでは、また飛島から帰ってきたらブログをアップしまーす。待ってて下さいなー
どうも、「Wさんの冷凍庫の中はどうなってるの?」とよく聞かれるW・Tです。失礼な!骨とか皮とか死体とか入ってる以外は普通の冷凍庫です!(そこがおかしいと指摘されます。)
5月31日はオープンキャンパスでした。
歴史遺産学科の企画は「石器と土器で調理体験!縄文土器で鹿鍋を食べよう」ということでしたが…当日はあいにくの雨。土器での調理は外でしか出来ないので中止です。
学科紹介や学生の体験談は室内なので大丈夫でしたけど…
これはシカたないですね。
シカし、歴史遺産の演習室を開放して、そこでシカのビーフシチューを配ることに。このシチューの中には田口先生からいただいたエゾシカの肉を入れました。
先生、お肉の提供毎度ありがとうございます。
さて、今回は「シカ鍋」ではなく、ちょっとオシャレに「シカシチュー」です。
そんなに人は来ないだろうと想定していたのですが…結構好評で、あっというまに鍋が空になってしまいました。
もっとシっカり予定を立てておくべきでした。
そして、黒曜石作った石器で肉を切る実験。
何人かに、実際に黒曜石の切れ味を実感していただきました。
言葉では説明できません、体験した人にしか分からないこの感動。
金属器とは全く違う切れ味です。
芸工大では、8月にもオープンキャンパスがあります。
歴史遺産学科は他の学科と比べて地味な感じがしますが、毎度皆さんに楽しんでいただけるように工夫を凝らしています。
少しでも受験の参考にしたいただけたら幸いです。
では、8月もよろしくお願いします!
by.W・T
少し日にちが空いてしまいましたが、先週の土曜日に上山の古屋敷村に行ってきました。
古民家修復のための、足場材を切り出すお手伝いです。
チェーンソーで倒した木の枝を払って、軽トラックまで運びました。
写真で見ると細い木材に見えますが、生木なので結構重いです。
働き者の学生たちが頼もしい!
(準備室の中の人は、次の日全身筋肉痛になりましたが)
この日準備した木材で足場を作り、雪に耐えられるようにシートをかぶせます。
今年の雪の量如何によっては少し心配な気もしますが、本格的な修復作業までシートで屋根を保護するそうです。
ちなみに、屋根に使う茅刈り作業のお手伝いを募集しているとのこと。
古民家の修復や武家屋敷に興味のある人は参加してみてはいかがでしょうか。
(参加希望の方は歴史遺産準備室まで)
もずくです、代打でござます。
今日の発掘は
3号墳は、石室の割り付けと共に石室内の角を出すことと、地形測量を行いました。
4号墳は終了してます
5号墳は、朝イチ玄室内に落下していた大型の側壁石を取り上げました。重さ推定約250kg。
1トレは3年K君がWD先輩に代わり、奮闘中です
2トレは床面が出ているので精査を徹底的に行ってます
3トレは石室構築に関係する中積み(裏込め)の列石の確認のため、作業を続けています
6号墳では引き続き石室の測量(壁面・立面・平面・縦断・横断)です
もう眠い
限界点が近い
Sちゃん起きて
もう、だめ
2時がウチのタイムリミット
なのよ〜
おやすもなさい