歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2011-09-28

研修旅行2日目〜宮島〜


研修旅行2日目は、フェリーに乗って宮島へ向かいました。

通称「宮島」で広く知られる「厳島」は、日本の瀬戸内海に浮かぶ周囲約30?の島で、1996年に世界遺産に登録されました。
最近では、次の大河ドラマの舞台としても注目を集めています。


宮島に到着すると、たくさんの鹿が出迎えてくれました。
「こっち向いて〜」「可愛い!」と、鹿をカメラに収めるのに必死になっていたら、某ゼミ生のファイルが鹿によって食い千切られる(!)という事件が発生しました。

鹿と一通り触れ合った後は、天然記念物に指定されている弥山へと行きました。
弥山は、古くから信仰の対象だった宮島の主峰であり、手つかずの自然は「弥山原始林」として厳島神社とともに世界遺産に指定されています。
台風の接近の影響からか、予想以上の悪天候で山頂付近へは行けなかったのですが、ロープウェーの移動中に見た原始林、展望台から見た瀬戸内海は迫力があり、素晴らしかったです。

次に、ゼミ生全員が学芸員課程を履修していることもあり、宮島水族館へと向かいました。
個人的には宮島水族館のアイドルこと、スナメリが印象的でした。愛くるしい表情と、観客に寄ってきてアピールしてくる(ように見える)様は、流石アイドルだと思いました。

水族館で癒されたら、宮島のメインとも言える厳島神社へ。
厳島神社は日本最大の社殿群であり、その始まりは推古元年、佐伯鞍職によって創建されたと伝えられています。12世紀に平清盛の厚い庇護により盛大に造営され、今なお平安時代の面影を残す社殿群の基礎が形成されました。
世界遺産ということもあり、海外からの観光客、修学旅行生の姿を多く見かけました。また、鮮やかな朱の回廊はどの角度から見ても素晴らしく、圧倒的で見入ってしまいました。

最後に、「広島と言ったらもみじ饅頭!」という事で、メインストリートである表参道商店街へと向かいました。
もみじ饅頭は、かの伊藤博文が宮島を訪れた際、茶屋の娘の可愛い手を見て「もみじの形をした菓子を焼いて食べたら美味しかろう」と戯れで言ったのが発祥だとの一説があります。
表参道商店街には数え切れないほどのお店が並んでいて、見ているだけでお腹いっぱいになりそうでした。
とあるお店の人曰く
「例えば同じこしあんのもみじ饅頭でも、店によって味も食感も大分違ってくる」
とのことだったので、財布と胃袋に余裕があれば、各店のもみじ饅頭を食べ比べしてみても楽しいかもしれません。

3日目に続く!


2011-09-28

研修旅行1日目〜広島県竹原市〜


こんにちは!文献ゼミ3年のasnです。
HRに引き続き文献ゼミ研修旅行一日目の様子を紹介したいと思います。

一日目はお昼過ぎに仙台空港を発つ飛行機に乗り、広島空港に到着後、車で竹原市に向かいました。

竹原市は広島県沿岸部のほぼ中央に位置し、瀬戸内海の豊かな自然と温暖な気候に恵まれた地域といわれています。
平安時代、京都下鴨神社の荘園として栄えた歴史から「安芸の小京都」と呼ばれてきました。
特に上市・下市には、江戸時代後期に製塩や酒造業で栄えたお屋敷や由緒あるお寺のある街並みが今もそのままに保存されています。

道の駅たけはらに到着後、地元のガイドさんと合流し、竹原の町並み保存地区を案内していただきました。

竹原の町家の特徴は、一軒一軒に工夫が凝らされたさまざまなデザインの格子が見られるところです。これらは「竹原格子」と呼ばれ、一階部分には出格子、中二階には虫籠窓や武者窓と呼ばれる塗格子などがあります。また、竹原は過去に幾度か火災に見舞われており、そのため家を土壁にしたり、袖壁を設けたり、家と家の間に蔵を作ったりといった町並みとしての防火対策を見ることができました。





散策を終えた後は、保存地区内にあるお好み焼屋さんで夕食をとりました。皆で鉄板を囲んで食べた広島のお好み焼きはとてもおいしかったです。

ホテルに着いてからは、ホテルの建物を囲むように広がる日本庭園に皆で夜のお散歩に出かけました。ちょうど雨が上がったところで夜風が気持ちよかったです。その後、温泉で疲れを癒し、研修旅行一日目を終えました。



研修旅行二日目〜宮島〜に続きます!

2011-09-27

歴史遺産調査演習B

こんばんわ。

歴史遺産文献史学ゼミ3年のHRです。

今回文献ゼミでは、今月19日から23日まで歴史遺産調査演習Bことゼミ旅行に行ってきました。

4泊5日で広島(竹原市・宮島)、島根(太田市・出雲市・松江市)を巡りました。

台風が列島接近という中で向かったので、前半は想像以上に天候は悪化しましたが、充実した5日間を過ごすことができたと思います。

ゼミ旅行の詳細は、ゼミの皆さんがいろいろと書いてくれますのでご期待ください!

2011-02-23

一関なう〜黒一点の旅〜



 こんばんは!歴産2年生のBawdiesです。2月22日から一関に二泊三日で古文書整理に来ています。

参加メンバーは七名ですが、今回は相棒のティラミスがいないため、わたくしBawdeisが男子の黒一点です。でも竹原先生がいるので黒二点ですね。苦笑

さて、話は戻しますが、今回も一関市博物館に収蔵されている「槻山家文書」の整理です。

一言で言うとかなり数が多い!!とでもいいましょう。そのため、参加メンバーは撮影の量の膨大さに苦戦を強いられました。

二日目の夕飯も終え、最後の晩で打ち上げムードなうです。

明日は最終日なので多くの古文書を撮影し、実りあるものにしたいです。

2011-02-19

久々に一関

11月以来、3カ月ぶりに一関に来ています。

実は17日から来ていまして、今日で3日目です。
今回は、東文研PDとの2人旅です。昨日と今日は宮城学院女子大学の菊池勇夫先生も来てくださいました。
仕事は一関市博物館の古文書整理です。どんな内容かは、過去のブログをご参照ください。ちなみに動きのない作業なので、画像はありません。
明日、山形に戻りますが、火曜日からまた2泊3日でうかがいます。今度は歴産2年生を連れて写真撮影です。
誰かにブログを書いてもらうので楽しみにしていてください。

2010-12-08

Mt. Chitose ?


早いもので、もう師走。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
こんにちは。阿古屋です。

今日は文献史演習の授業で千歳山に行きました。
千歳山とは、山形に住んでいる人はご存知の通り、山形県庁近くにある松に覆われた美しい山です。今は若干コンドルです。

1時学校出発の予定でしたが、私が学食で弁当をレンジであたためていたら、病気(仮)さんからお呼び出しの電話が来たため、急遽私と日本髪さんと由利十二頭さんは30分早く千歳山に向かいました。
みんなを待っている間、かもしか公園でブランコに乗ったり、すべり台で遊んだりしました。私が。

まずはじめに、千歳山万松寺に行きました。
万松寺については、万松寺の看板をご参照ください。
万松寺はたけのこ寺と呼ばれるほど竹がうっそうと茂っていました。万松寺の雰囲気は、歴史ある寺ということもあり、神聖な空気が漂っていました。怖かったですが・・・。私が。
万松寺には、たくさんの石碑があり、その石碑マニアにはたまらない場所万松寺ではないでしょうか。

先日、私が万松寺に行ったところ、二代目阿古耶の松を発見することが出来なかったのです。しかし、今回は、みんなの協力もあり、発見することが出来ました!!

阿古耶の松とは、あこや姫伝説に由来するものです。詳しくは、「千歳山 あこやの松」で検索!

なぜ、二代目かというと、焼けたとか、なんとか…。

2010-11-27

帰ってきました

一関から帰ってきました。
研究室でデータの整理をしています。
もちろんひとりです。
こうして画像にすると、普段は気にしないダンボールが寂しさを助長しますね。

今日は最終日ということで早めに作業を切り上げました。
夜の高速道路はこわいので・・・
結局、3日間で280点ほどの作業をやりました。
300点はやりたかったのですがおしかったです。
4000点の道のりはまだまだ遠いですが、色々な古文書をみることは勉強になります。
春休みには何人か助っ人に来てくれるとありがたいです。

2010-11-26

仕事量


一関2日目の夜です。
やっぱりひとりです。

今日も博物館で古文書の整理をしていました。
古文書封筒から古文書をとりだし、それを読解して「名前」をつけます。「名前」をつけるというのは、?古文書の簡単な内容と、?作成された年月日、?古文書の作成者、手紙のようなものであれば?宛先、などを一覧表にまとめていく作業です。この「名前つけ作業」をちょっと専門的な言い方にすると、「目録をつくる」といいます。
?が一番たいへんです。古文書によってはタイトル(例えば、「検地帳」「年貢割付帳」など)がついてるものがあるので、そういうのはすぐにできるのですが、なかには書かれている内容を全部読まなければならないものもあります。1点やるのに1分もかからないものもあれば、30分たっても終わらないものもあります。
そのような作業を一日やってました。
今日は110点ほどやりました。

ところで、この110点の仕事量は多いのでしょうか?古文書の内容にもよるので、一概には言えませんが、私が大学院のとき、古文書の「名前つけ作業」、1点100円というアルバイトをしたことがあります。
そうすると、1日で11000円稼いだことになります。日給11000円。
時給にすると、今日は9時からおよそ5時位までの作業なので8時間。11000円÷8時間=1375円です。なかなか割の良いアルバイトになりますね。

2010-11-25

久々に・・・

一関市博物館へ史料調査にやってきました。
ひとりです。

8月以来でしょうか?やらなければならない仕事は膨大にあるのにずいぶんご無沙汰してました。

やらなければならない仕事とは、一関市博物館に収蔵されている「槻山家文書」という10000点近くある古文書一点一点に名前をつけることです。半分くらいは博物館の学芸員さんが完成させていて、残り半分の4000点を作業中です。

今年からはじめて、歴産2・3年生のがんばりもあり、現在1000点くらいは終わったでしょうか。
今日、一日やって83点でした。
まだまだ先は長いです。

2010-11-02

待望の・・・


研究室に待望のブツが届きました。
その名も「中性紙封筒」!

市販の茶封筒は酸性紙のものがあり、それに入れておくと古文書が劣化してしまいます。その点、「中性紙封筒」は劣化を遅らせてくれるのです!!
古文書を整理・保存する際の基本アイテムですね。
値段はそれなりですが…

最近、史料保存活動に参加してくれる学生が増えています。この封筒でさらに史料保存活動ができる環境が整ってきました。

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