めちゃくちゃ蒸し暑い。不快指数100%。蚊が大量発生。
106号墳は4年生のりえさんと初参加の1年生がレベルを使って水準点測量。往路・復路なかなか数値が合わず3往復。1年生は6名。板橋くん光波で基準杭設置。
176号墳は大栗、伊藤、上田で山道の整備。ヤマウルシが群生しているなか、雑木をはらいながら、2時間かかって古墳にたどり着く。午後からは墳丘の下草刈り。
夕方に雨が降る・・・・。
温泉のある駅「高畠駅」でアイスを買って帰る。
考古学研究室にとっての夏は発掘!
今年は米沢市戸塚山古墳群の測量調査をやります。
昨年までやっていた高畠町の北目古墳群と同じ、7世紀代の終末期の横穴式石室群集墳です。ここは200基余りの大群集墳で、米沢市が国指定史跡を目指した確認調査に取り組んでいます。
調査は石室が開口している106、175、176号墳の3基を予定。
今年は福島大学からも学生・院生が参加して合同で調査を行います。他大学の考古学を知ることで学問の視野だけでなく人間関係も広がります。どんな出会い・発見があるか、とても楽しみです。
今日は、芸工大から板橋、伊藤、設楽、木谷が、福島大から大栗、北條が参加して、現地で調査計画。
午前中に駐車場を使用させていただく調理師専門学校にあいさつ。
106号墳に続き、山を登って176号墳、つづいて山頂の前方後円墳(139号墳)へ。山頂は背丈ほど伸びた蕨の群集。Hさん、Kさんどこ??
お昼は「赤鬼」へ。1年ぶりにおばさんたちと再会。今年も夏が来た!という実感。
106号墳の杭打ちにかかると雷雨。
もう既に夏バテ気味の3年しまです(´・ω・`)ノ
7月7日、北野せんせいにお供して盛岡へ行ってきました。
ついてすぐみんなで「白龍」へ。
じゃじゃ麺とちーたんたん(玉子スープ)をもぐもぐ!
初じゃじゃ麺だったので、お店のおばさまに食べ方をレクチャーして頂きました。
「なぜこれが名物なの?」という素朴な疑問もなかなか奥が深く、案外いい研究テーマになるやも…?!
食後は街の中心にある盛岡城跡を見学しました。
ここは岩手公園として開放されており、市民の憩いの場となっています。
盛岡城跡の石垣には、ひとつの大きな石を割り、割った面を見せた状態で積み上げられた「双子石」がちらほら入っています。
双子石を見つけるのがパズルのピースを探すみたいでちょっと楽しかったり…
こんな石垣の見方もあるんだなぁと新たな発見となりました。
やっぱり、その場所に行って肌で感じないと解らないことがたくさんあるなぁと改めて思いました。
何事も「行ってみる・やってみる」が出発点です!
お土産はもはや定番化しているご当地ドロップ。
その名も「じゃじゃ麺風ドロップ」!
食べたい勇者の方は研究室へどうぞ(´∀`)
以上、帰りの車内で口を開けて寝ていたしまでしたー。
新潟からこんばんわ、2年のあべちゃんです。
今日は新潟にススコゲ調査に来ています。今回のメンバーは北野先生、4年生の神先輩、アンジー先輩、2年のしし座の女、ともぞう、私、韓国からの留学生のまさよしさんです。北野先生以外はみんな偽名です。
8時に大学を出発して(私は途中で拾ってもらいました)、眠い目をこすりながらも異様なテンションで3時間車に揺られ、新潟県埋蔵文化財センター(新潟市秋葉区)に着きました。どこまでも続く新潟平野や海のような阿賀野川の河口に目を白黒させながら、未体験の土地に足跡の一歩を刻みました。
今回は上越市一之口遺跡から出土した古代土器のススコゲ調査です。新潟県の埋蔵文化財センターは建物がとてもお洒落です。30kgのダイエットに成功した新潟埋文のKさんと、近くにあるおもだかやでおいしいラーメンを食べて腹ごしらえした後、センターの一室をお借りして作業開始です!
それぞれ土器を一つ選び、土器とにらめっこしながらススコゲや黒斑を図に落としていきます。私たち2年生は今回が初めての調査なので、最初は眉間にしわを寄せてうんうん唸りながらの作業でしたが、だんだん苦しみが楽しみに変わり最後には新境地を開きました。まだまだススコゲを見分ける目はありませんが、ススコゲの魅力にはまってしまったようです…(笑)先生と先輩方は私たちが1枚仕上げる間に2枚3枚と書き上げていました。さすがです…。まさよしさんもさらさらと書きあげているのを見て、明日はもっと頑張ろうと心に誓いました。やるしかない!!!!笑
作業を終えた後は朱鷺メッセや新潟税関(新潟市歴史博物館)などを見てきました。新潟の街はとっても都会で、テンションが上がりながらもプライドは崩れ去りました。(どんなプライドだよ…)
夜はおいしい新潟のカレーから揚げをいただきました。みんな食べるのに夢中だったので、写真を撮るのを忘れました…。本当に美味しくて、とり肉好きの私にとっては天国でした。とりさん万歳!!!
明日も埋蔵文化財センターで今日の作業の続きです。今日の倍働いてこようと思います。がんばります。
ことしはゼミ卒業生におめでた続き。
教会での式に続いて、たのしい披露宴でした。圧巻は石器で作った槍によるウエディングケーキ入刀。業界人同士ならでは。
前日には仙台で「院生〜ず+1」たちと飲み会。研究室の明日を憂れう元院生ならではトーク。あのころを思い出し元気の素をもらいました。
1年半ぶりに名古屋城本丸のシカにあってきました。この春(4月末)に誕生した小鹿はもうすっかり一人前に走り回っています。
名古屋城と言えば通称イケメン武将の「名古屋おもてなし武将隊!」
正門近くではおっかけのギャル(おばさんも)が列を作って記念撮影。以前よりあきらかに観光客が増え、タクシーのドライバーもこの件に関して河村市政をほめていた。
石垣調査のため荷物を置いて長靴・ヘルメットを準備していると、その横にイケメン武将隊の控え室が。あの晴れやかなパフォーパンスに比して、楽屋はきわめて質素。もう少し待遇よくしてもいいんじゃないのと・・・。
現在、本丸御殿の復元中。巨大な素屋根をかけて工事を見学できるようになっている。ここでも中国からの観光客が目立っていた。
兵庫県高砂市は古墳時代、近畿の大王の石棺を作った「竜山石」の里。
高砂市教育委員会では現在、文化庁からの委託で「文化財総合的把握モデル事業」をおこなっています。事業の視察のために高砂市を訪ねました。二日間、教育委員会の担当、「竜山石文化会」や建造物調査をしているひょうごヘリテージの方々とお会いして詳しい話を聞くことができました。
地域の文化財を既成の概念・価値にとらわれず、住民の足と目で再発見していくプロセスを目の当たりにしました。市内3万基の墓石を悉皆調査するなど、そのパワーはたいしたものです。地域づくりは人づくり。それを実感する活動です。
夜は歴史文化基本構想策定委員会の会長さんもでてきていただいて情報交換会。
現地で始めて知ったこと。
高砂市は「ブライダル都市」・・・謡曲高砂にちなんでのこと。
B級グルメ「にくてん」食べました!ついでに明石焼きも。
高砂の歴史が凝縮した今市の町並み。近世・近代の港町。
観光産業的には、何もないところと地域の人は自嘲ぎみに語りつつ、一方ではしっかりとした歴史文化的アイデンティティーをもっている。そんな誇りが地域に暮らすよろこびの一つ。
県庁所在地の近世城郭とJRの駅はある程度はなれているのが普通です。それは近世城下町が近代都市の基盤になっており、明治に鉄道が敷かれるときに街中に線路と駅を置けなかったためといわれます。
例外はいくつかあり、甲府や山形はそれにあてはまります。明治に城下町の一角が衰退してそこに鉄道がもってこられたからです。このような立地は現代、観光という面からは願ってもないこと。管轄する自治体にとっては城跡の活用・整備に関心が集まります。