おはようございます。
朝がどんどん辛くなっていく神ことN澤です。
マハーサラカムに来て二日目です。今日の予定は二つです。一つはマハーサラカム大学の日本語学科の授業に参加です。二つ目はモー村での調査です。
午前はマハーサラカム大学に行きました。なんと、私たちの学校生活の発表はトップバッターですることになりました。
前日急いでみんなで作ったスライドは、タイの学生さんに伝わった!…と思いたい泣。でも、話の共通点があったことによって、タイの学生さんとは仲良くなれた!!!連絡先の交換もすることができましたよ!みなさん、とてもフレンドリーで、楽しい時間が過ごせました。また、会えるといいです!!
午後からはモー村での調査です。
初めは土取りの調査です。土器を作るのに大切な土はなんと、湖の中にあります。そのため、舟で土を取るポイントまで行き、水の中に入って、土を取っていきます。今回は雨期に当たったため水位は1.7メートルもありました!!乾期の時は1メートルぐらいだそうです。
土取りを見せてくれた方はPさん(29)という男性の方でした。そして、今回私が舟(ヤシの木を刳り抜いて作った丸木船)に同行させてもらうことになりました。今まで、調査に来た人の中で舟に乗ってポイントまで連れて行ってもらった人はいなかったそうです。貴重な体験をさせてもらいました!!
その後、本来の目的であった土器作りの道具を見せてもらい、記録と聞き書きをしました。
その時です!!!
タイに滞在した中で一番すごい大雨(スコール)に遭遇してしまいました!!!雨はどんどん降ってきて、道路は一瞬で川に!?!?その中、おばあちゃんは自分の家に帰るべく、雨の中を進んで行きました。おばあちゃん、強し!!!!!!
雨が止んだのを見はかり、今度は蒸し米調理の調査です。お母さんの手際の良い動き、そして、主婦の勘はすごい!!蒸し上がった時間はすぐにわかる!!出来上がりのもモチ米はおいしい!おかずが欲しくなるなぁ。
このような感じで今日は終了。
どんどんタイが好きになっていくのは私だけではなく、みんなも同じのようです。それだけ、タイには魅力のあるところがたくさんあるのでしょう。
タイともあと一日。寂しくなるなぁ。と思う神でした。
サワディー・カーっっ!!!!!
念願のタイに来ることが出来て興奮しすぎて鼻血が出そうなOKOGEです。
本日はタイ5日目でマハサラカムというところにいます。
今日一日モー村での民俗調査(初級編)に挑戦しました。
モー村では現在でも伝統的な土器作りが行われています。この村の技術や生産様式の特徴を食文化や生業、社会の面から考えるために、伝統的調理の記録やさまざまな聞き取りを行うことにしました。しかし初心者の私達は、まずはモー村の人々とコミュニケーションを取る事、モー村の生活や調理などを実際に見て知るということを目標に突入。
ちょうどいま年1回のガイヤーサー・タンブンという行事のためほとんどの家ではガイヤーサー作りに忙しく、土器作りはお休みでした。そこで主目的を伝統食の調査に切り替えました。
はじめにモー村の村長のお宅へご挨拶に。村長さんというので髭が長いおじいさんの姿を勝手に想像していたらとても若い男性で、奥さんのKさんも元気で可愛らしい方でした。そして地図を片手に北野組モー村探検隊出動。
緊張しながらも鼻の前で手を合わせて「サワディー・カー」と言うと笑顔で同じように返してくれました。あの笑顔はずっと忘れないと思う。
北野先生が調査を行なったポターのお家や、粘土採掘をする方、土器の野焼き場、人工島であるチュアアイランドなどを皆でとことこ歩き回りました。
村人に逢う度に「サワディー・カー」と「コープクン・カー」とボディランゲージだけでのコミュニケーション。
ガイヤーサーという日本の「おこし」のようなおやつを作るために、モチ米にからめるココナッツやキビ糖の入った「タレ」を大鍋で作っているおうちでは、話を聞いているとどこからともなく近所のおばちゃん達が集まり、家の周りになっている木の実、マファン(スターフルーツ)やマヨム(アメダマノキ。丸くて甘酸っぱい)を取ってくれる。皆で手や口の周りをびしょびしょにしながらかぶりつく。
軒先で生まれて数週間の赤ちゃんをあやしている家族と接したり、チュア・アイランドではチュア(土器作り用粘土に混ぜる混和材、シャモット)を焼いている女性に話を聞いたり。人とこんなに一生懸命話そうとしたことってあったかな。
午後からは村長さんのお宅でソムタム作り。
ソムタムは荒千切りにしたパパイヤをライム、ナンプラー、プラー(魚や貝を発酵させて取る調味料、塩辛みたいな匂いがして濃ゆい)、マコ?(柚子のような実)、にんにく、プリック(赤唐辛子)で味付けしたもの。
タイの東北部(イサーン)では蒸したモチ米と共に欠かせない料理です。モチ米とパパイヤサラダ?と思うかもしれませんが、これが本当に合うしうまいんです。
奥さんが最初に作った後、私達も挑戦。パパイヤの切り方は想像もしなかった方法で驚きましたが、すごく効率的で早い。その切り方がなかなか難しくて皆で苦戦。
そしてオーさんの忠告も聞かず、私がプリックを8本投入。
クロック(すりばち)とサーク(すりこぎ)でついた後、最後に味付けのチェックをしてもらい完成。
試食では皆のいたいけな唇を真っ赤に腫らしました。終わった後に村長さん夫妻と一緒に記念撮影をして終了。
バンコクスタイルのソムタムはは割と甘めの味付けでカシューナッツが入っていますが、イサーンスタイルはマコや沢蟹が入り、辛味の強い味付けをします。
マハサラカムにはソムタムの専門店があり、そこでは辛さはもちろん色々な味付けの注文が出来るんだそうです。ぜひ行きたかった!!!
オーさんにはモチ米を軽く手で握ってまとめてソムタムを一緒に掴んで食べる方法を教えてもらいました。イサーンの人は手での食べ方がすごく上手。
私がやるとソムタムの汁で、口の周りもお皿の回りも汚れます。それでも手で食べる食事ってなんだかすごく楽しくて、不思議な満足感がありました。
ソムタムやガイ・ヤーン(炭火で丸ごと焼いた鶏肉)、ラープ(肉とハーブの和え物)。モチ米を素手で食べるイサーンの人々に対して魅力を感じるのと同時に羨ましいような気持ちになりました。
日本に帰ったら箸やスプーンを使う食事に戻るんだろうけど、たまには家でも素手で思いっきり食べてみよう。
辛い・酸っぱい料理が大好き、作るのが好き、土器が好き、村人が好きという気持ちだけでタイにきてしまった私だけど、本当に来て良かった。
お金が無い・時間が無いを言い訳にせず、熱い気持ち=欲望のままに飛び出したら素晴らしい体験が出来た。
楽しみにしていたタイマッサージ
疲れがたまってきたどんぴしゃのタイミングでGO!。
至福の時間を過ごしました。
毎日通いた〜い。
朝、奥さん(Bさん)と焼いた土器を夕方に取り出すSさん。土器作りや野焼きは女性の仕事です。男性は粘土掘りや野焼きの一部を手伝います。
今日はモーケン・ゲン(中サイズ)を200個焼いたそうです。
みなさん、サワディー・カー!
只今タイからお送りしています。
今日はコラートの近くにあるダーン・クウィアンという土器作り村を見学に行ってきました。村の方はみんないい方で、おみやげに象さんの土器をいただいてきました。
言葉が通じない中でも、なんとかボディーランゲージで会話したり質問したりして、沢山のことを学んできました。
中でもパー(日本語で神、N澤さんのこと)のボディーランゲージはやっぱり神でした。先輩、私にもその技術を習得させてください!!!
ここで知った土器作りの技術をはやく日本で実践したいですー!!!
無事この村でも土器をゲットし、荷物は順調に増えつつあります。
あといくつ増えるのでしょうか。
W田先輩は、今日の村で見たでかい甕を買うか悩んでいました。
土器を見るとついつい全部欲しくなってしまうんですよねえ・・・。
午後からはピマーイ遺跡へ行ってきました。
偶然出会った日本人の方と沢山お話してきました。
伊藤さんという若い方は、日本を離れて50日という旅の大先輩でした。
我らが山形にも何度か訪れてくださっているようです。
私の地元の上山にも来てくださってました。
これからヨーロッパに行くそうです。
もう一人の年輩の方も一人でタイにきているそうです(写真の人)。
北野先生が手塚治に似ていると言われましたが…どうなんですかねえ。笑
素敵な遺跡で、素敵な出会いをしてきました。
車の中では毎日のようにタイのお菓子パーティーが開催されています。
ただ食べてるわけじゃありませんよ!
タイの食文化を学んでるんですよ!
タイのごはんはなんでもおいしいです。
御飯がすすむおかずが沢山あるので、御飯がすぐ消えていきます…。
帰る時には体重も…?
明日はこれまた土器作りの村、モー村に行ってきます。
タイで過ごせる日も少なくなってきたので、寂しいばかりです。
今晩からはマハサラカムというところに宿泊しています。
本日ブログデビューを果たした、1年あべちゃんがお送りしました。
明日はタイマッサージです!わーい!
タイの世界遺産やそれに準ずる遺跡はよく整備されています。建造物の素材はアユタヤではレンガが、クーメル遺跡では赤色・白色の砂岩が主体です。
レンガはもみ殻を混ぜて焼いたものを使用しており、復元修理でもこの技法を踏襲しています。そして、復元材であることを示すためスタンプを押しています。「2535」?????
そうです。タイは仏暦(お釈迦様がなくなった年を起点)なのです。今年は2552年です。
みなさま、サワディー・カー!
?くいしんぼう?ことT橋一号です。
タイへやってきて3日目の今日は「パノム・ルン遺跡」と「ムアン・タム遺跡」に行きました。
ふたつとも「クメール遺跡」。これまでの遺跡とはまた異なる建築様式などを見てきましたよ〜。
クメールといえば、アンコールワット!私が一度は訪れてみたいあこがれの遺跡です。そのアンコールワットとほぼ同時期に作られた遺跡が見られるということで、とても楽しみにしていました。
まずは「パノム・ルン遺跡」
「パノム・ルン」とは「大きな丘」とういう意味で、その名の通り死火山の上にあります。
遺跡の中心部へと続く急な階段をなんとか息を切らせながら登れば、そこから見下ろす風景に感動。クメールの本拠地であるカンボジアを見渡すことができました。
そしていたるところに施されている神々たちの彫刻が素晴らしかったです。本当に細かいところまできれいに彫られていました。
次は「ムアン・タム遺跡」
「パノム・ルン遺跡」がある山のふもとにある遺跡で、「ムアンタム」は低い町という意味だそう。
こちらもまた彫刻が素晴らしかったのですが、他に石材の組方が興味深かった。クメール建築には木造もあるんですが、それを石造にも応用しているような跡があり、複雑な石の組方をしていました。
遺跡からの帰り道、ござ織りをしているお宅にお邪魔しました。二人がかりで一気に10mのござを織っていく様子や完成品のカラフルなござに興味津津なみんな。その中で、「ノーイナー」(日本語で釈迦頭)という果物を発見したワタクシ。おいしいと聞いていただけに、私はすっかりそっちに夢中。そうするとなんと!家の方がノーイナーを分けてくれました。
タイの方のやさしさに感動。そして感謝。
みんなでおいしく食べました。独特のまったりとした甘さがある不思議な果物でした。
そして夕食では本場のトムヤムクンを食しました。
辛さにいい汗をかきながらおいしく食べました。ぷりぷりのエビおいしかったなぁ。
私のおすすめは「プーパッポンカリー」ワタリ蟹のカレー炒めといった感じの料理なのですが、これがもうおいしいったらありゃしない。単品で食べるとやや濃いめかなと感じる味付けはご飯と一緒に食べると絶品!ご飯がすすむすすむ!一番ごはんをおかわりしていたのは私かもしれません…。
ぜひ、みなさまにも味わっていただきたい一品です。
あーもうまた食べたくなってきたなぁ。
タイの食べ物はどれもアロイ!(タイ語でおいしいの意)ものばかりです。せっかく異国の地にきて、周りの食べ物は見たことないものばかりとくれば、食べなきゃ損!損!
食文化を学ぶ勉強になりますからね。
てことで、本日は明日もアロイ!ものを食べまくる気満々のくいしんぼうがお送りしましたー!
明日はどんなおいしいものが食べれるのか、楽しみ楽しみ〜♪
赤鬼でみせた食いしん坊の片鱗、タイで全開!みんなよく食べましたが、あなたの右に出る人はいませんでしたね。でも日本に帰ってきたらみんなスマートになっていたのです。連日、炎天下高湿度の中を歩き、汗をいっぱいかいて、三食タイ料理、イサーン料理を腹いっぱい食べる。食って、汗して、寝て、出す?これが人間らしい生活です。旅の鉄則をみんなが実践してくれた成果です。
パノム・ルンは参道を進むにつれて塔や祠堂の姿が見え隠れするクメール寺院の典型的な構造を持っています。眼前に突如、荘厳・優美な建築が姿を現す光景は感動的で、言葉を失います。
回廊の窓枠はあたかも額縁のようであり、お堂の入口は鏡の奥を覗くかのように幾重にも四角い枠が連なってみえる。いやがうえにも人をいれて写真におさめたくなる。観光客をみてるとお国をとわず、美の感覚は共通しているようです。
でも、どこかでみたようなステレオタイプな感動とは違う、自分だけの美をみつけたり、遺跡の「光」だけでなく「影」を観察する、そんな心の揺さぶりが感じられる写真、レポートを期待しています。
こんにちは〜。
タイ研修2日目です。
今日は「アユタヤ世界遺産」を見学してきました!!
アユタヤはバンコクの少し北、車で約1時間くらいの場所にあります。ユネスコ世界遺産に登録されているということもあり、どの遺跡も観光客でいっぱいです。というかほとんどが日本人…。
ここではたくさんある遺跡の中からアンジー先輩のセレクトで6か所+象に乗って散歩をしてきました。
木の根の間に埋め込まれた仏頭で有名な13世紀の寺院、「ワット・プラ・マハタート」。
お昼の前に私たちがとても楽しみにしていた象に乗ってお散歩!2人1組でいざ像の背中へ!!象の上は予想以上に高く不安定。
慣れてきて景色を楽しんでいると横をカメラ片手に一緒に走る北野先生が…。まさにお父さんでした。
午後からは「ワット・プラ・スィ・サンペット」。ここでカラフルなやつらの登場です。駐車場にとても派手なバスが何台もあるなーと思っていたら遺跡にカラフルな制服を着たパワフルな小学生の集団が!広い遺跡を埋め尽くしていました。
黄金の仏像を安置している「ワット・ナー・プラメン」。高さ80m、頂上からアユタヤが一望できる「ワット・プー・カオトン」。ここでやつらが再び登場!地上からアリの大軍のようにものすごい勢いで登ってくるタイの小学生。数分で占拠されました。とてもテンションが高く華麗なダンスを披露してくれました。
ちなみに私はここで写真を撮ろうとして水牛に突進されました。
全長28mの白い巨大寝釈迦仏像の「ワット・ロカヤ・スタ」。荘厳な勝利記念の仏塔「ワット・ヤイ・チャイ・モンモン」…。気づけば今日だけで6か所もの遺跡を制覇。結構疲れましたがどの遺跡もそれぞれの魅力があり、タイの遺跡はタイの人たちにとってとても身近なものだと感じました。
今日も辛い物とフルーツをたくさん食べて早く寝ます!
明日は「パノム・ルン遺跡、ムアン・タム遺跡」を見学する予定です。
以上、初ブログの2年木谷ことぐみでした(*^^)v
どうも〜。英語が壊滅的なアンジーこと、taka84二号です。
この日は、11時発の飛行機(タイ航空TG641)に乗って、タイへと出発しました。機内食が出るのですが、英語を聞き取れない自分は、聞き取れた単語ポークをひたすら繰り返しました。その結果出てきたのは、グリーンカレー。アレ?初っ端から苦手なもの?
(ポーク=グリーンカレーの公式がアンジーの頭の中にインプットされました。)
到着後、長い旅に付き合ってくださるオーさんと対面。笑顔のとても素敵な方です。空港から出ると、蒸し暑さが一気に来ました。南国の雰囲気漂う樹木に囲まれ、異国に来たのだなぁと実感。
さっそく車へ移動し、バンコク市内へ。なんとタクシーが!!赤にピンク、オレンジ、緑とカラフルにそれぞれ染まっています。一般の車が地味な分、目をひかれる存在でした。
そろっとバンコク市内に入りますが、みなさん時計はタイの時刻に合わせましたか?
日本時間より2時間前ですよ。ええ、この日は2時間得した気分のはずです。
閑話休題
さっそく王宮周りを一周し、ワット・ポー(涅槃寺)へ。
アユタヤ時代の創建と伝わるバンコク最古の寺院です。門番として、西洋人の石像が立ちはだかります。チビの自分には恐ろしい高さです。口元がまた微妙な笑みを・・・
気を取り直して、仏堂へ。
体長28m、高さ3mの巨大な黄金色の寝釈迦像が横たわっています。寝釈迦仏は、涅槃に入る直前の寝姿だそうで、表情が穏やかな気がします。また、足の裏には螺鈿細工で描かれた108の絵があります。人々に幸福をもたらすものだそうです。
さらに、この寺院には現在の王朝であるチャクリー(バンコク)王朝の初期の王様である、ラマ1世から4世までの遺骨が納められた仏塔があります。陶器の破片で色鮮やかに飾られ、見る者を魅了しています。
明日から北上して行きますが、時代をさかのぼることにもなります。装飾や塔の形などの変化が楽しみです。
♪続いてお楽しみの夕食タイム♪
タイでの初屋台!今回の食事は、ライスに2種類のおかずをチョイスして乗っけたものでした。辛いの大好きメンバーは、お店の人がびっくりしてる中、果敢にも挑戦していました。
美味しくいただきました。ごちそうさまでした。
夕食の後は、お散歩ということで、チャオプラーヤ川を船に乗ってライトアップされた対岸のワット・アルンへ。
本堂の前には門番として、モック(猿神)とヤック(鬼神)が。高さ3mとバカでかいものでした。夜景に気を取られ、細部まで見ませんでしたが、ここの建物も極彩色のタイル装飾がされています。昼と夜で二度美しい寺院です。
明日に備えて今日はこの辺で。
なにせ、明日はアユタヤの遺跡を巡りつつ、ゾウにも乗るらしいですから。
以上石像にウハウハしていたアンジーでした。
芸工大文化財保存修復研究センター前を13:00に出発。
8人乗りのレンタカーで出たのはいいけど、すでに荷物がいっぱい。帰りの車中はどうなることやら・・・・
今日は千葉県市川市内泊。みんなでW君のおじさんの家に泊めてもらいました。感謝。
明日は異国の地。未知の世界に胸躍らせながら、夜は更けていく。
一日休んで今日午前中は発掘器材の後片付け。
学生達、朝、寝ぼけた顔で学校に来たところをみると、昨日は1日寝てたんでしょうね。
1ヶ月間の苦労を振り返りながら、お世話になった器材をきれいに洗い、倉庫に収納しました。
午後からは飛島調査に向かう福田先生のゼミが器材準備をし、バトンタッチをしました。
我々は明日からタイです。
秋らしいすがすがしい天気の中、最終日を迎えました。
朝から小屋の解体・道具の荷造りを行い、午後からは資材を山から下ろしトラックへ積み込み。坂道を重い荷物を抱えて数え切れないぐらい往復。疲労困憊でみな足腰がふらつく。
前庭部は午後最終の実測を終え、16:00から埋め戻し。近代の石垣遺構も復元し、17:00に無事作業完了。地権者さんに挨拶をして山形への家路をいそぐ。大学に到着してすぐに荷解き。毎年のことながら、安堵感、達成感、疲労感が入り混じったなんとも心地よい時間。余韻に浸る間もなく、「仮」打ち上げにGO!
昨日と今日が誕生日だったふたりに仲間からお祝いのケーキが。
今年の発掘は、センターラインに3年生(石室前庭部)、1年生(石室羨道)、2年生(石室玄室)、墳丘構造を確認する両ウイングの1トレ、2トレに4年生、さらに大そとの地形測量班に4年生、これに1年、2年(実習)が加わるという布陣でした。石室主体に全体総括を院生がやるという配置で、うまく機能したのではないかと思います。発掘調査は、それぞれ担当地区やチーム内での役割があり、これを自覚して主体的に作業に取り組まないと良い仕事が出来ません。1ヶ月あまり、朝から晩まで発掘に終始した3年生をはじめ、それを支えた4年生、本当にご苦労サンでした。途中アクシデントがありましたが、無事完了にこぎつけることができました。ゼミのみなさん、10月からあらためて出土品整理と調査報告書作りにとりかかりましょう。
今年の主な成果
? 発掘した3号墳の墳丘と石室の築造工程がほぼ復元できたこと。特に石室前面が凸字型に開く前庭部の遺構を検出したこと。
? 北目古墳群(安久津古墳群)で型式学的にみて最も新しい石室を持つと考えていた3号墳の年代が8世紀半ば頃とわかり、高畠町の古墳・石室編年が検証できたこと。
? 2ヵ年の調査で古墳群全域の地形測量(約5,000?)と石室実測図(5基)を整備することが出来たこと。
遺跡保存や学術研究面でそれぞれ良い仕事が出来ました。
卒業生が応援に来てくれました。前庭部は遺構の実測が急ピッチです。ここ数日はいやがうえにも集中が高まり極端に口数が減りました。みんな調査前半と違って、指示されなくても自主的に動けるようになったことが成長の証です。
金曜日に埋まった2トレに続いて、今日は石室(羨道・玄室)、1トレと順に埋め戻しをしました。2年生の「しましま」さんは、最初から最後まで玄室の発掘、実測を一人でやりました。ごくろうさん。
発掘現場はもう秋。落下するコナラの実がめっきりと増え、林間の空気の乾きを感じます。
前庭部の実測は日没サスペンデッド、完了は翌日に持ち越しです。支障ない部分のみ、夜に埋め戻しをしました。
帰り際、町の明かりを見下ろし、発掘の終わりを実感・・・・。
前庭部の実測は日没サスペンデッド、完了は翌日に持ち越しです。支障ない部分のみ、夜に埋め戻しをしました。
帰り際、町の明かりを見下ろし、発掘の終わりを実感・・・・。