今日は写真撮影日。精査、精査の一日でした。
今年もセンターの岡本さんに三次元測量をお願いしました。
そして、今日から2トレの埋め戻しが始まりました。もたもたしていると後ろから埋められていきます。容赦ありません。重さ20?の山砂土のう・・・、これを持ち上げるとやっと現場が終わるんだ、という実感が沸きます。
明日は本格的な埋め戻し日です。後ろを振り向くともうそこまで埋め土が迫ってきます。実測を急ぎましょう。
お昼は赤鬼最後の日。金曜日恒例のカツカレー。
I君は「赤鬼大盛り」を越える特盛りを注文。満足げにお皿をおばちゃんのところへ持っていくと、「おかわりどう?」
この言葉にNOとはいえないのが悲しいさが。「は、はい」
なんともう1杯おかわりをしたではないか。もちろんカツのりで。さすがに食べ終えて・・・・ふぅ。1トレの深いあなの底が心配でした。
お別れ・・・最後はあつい抱擁と涙
赤鬼ガールズの皆様、今年もひと夏の健康をありがとうございました。
リミットが迫ってきました。連日の早出、休憩なし、残業・・・
終盤は、ひたすら精査と実測です。聞こえるの独り言、つぶやき、小さなため息。。。
緊迫した時間の中で、あせる心を抑えつつ、どれだけ力が発揮できるか。
いよいよです。背中の文字の状況になってきました。
このひと月、鍛えてきた精神力が問われる時です。終盤不完全燃焼の感もあったのですが、早出チームが出動、「赤鬼」のお別れを済ませ、さあ土壇場!
最後にきて前庭部の姿がよみがえってきました。立派な凸型の石敷き前庭部です。近代の石取りによる削平でほとんど壊滅かと思っていたのですが、重要な部分は残っていました。
発掘現場がある羽山の麓には、「源福寺石鳥居」と「愛宕山石鳥居」があります。
内転びの顕著な柱に両端が反り返った島木・笠木、荒々しく豪放なたたずまい。木造鳥居にはない石造物の迫力が感じられます。
隣のぶどう園から「おたくなんか用?」と言いたげな顔で、車に近づいてきた犬・・・
現場がお休みの間、卒業生たちが訪ねてきてくれて、楽しい時間を過ごしました。
九州大院のKさん、入学以来の一貫した夢をかなえるため国内外でがんぱっている姿、眩しい限りです。ヨルダンの調査の話、もっと聞きたかったです。卒業後に出会った臨床医療の道、研究発表を重ねながら、来る海外での学会発表の準備をすすめるSさん。一旦就職した会社を辞め、初志貫徹、日々努力するMさん。2年生のクリスマスの日に突然我が家にあらわれた彼女たち。その後の成長ぶりに目をみはりながら時間を忘れて語りました。
そして、今日は宮城県から現場に来てくれたYさん。古墳の情報と、いい知らせ♪をありがとう。地域に根付いたいい仕事をしてください。
今年の山形は「涼夏」でした。心配された日照不足はお盆明けの好天で杞憂でした。
稲穂が垂れ始め、稗は高く穂をのばしています。そんな稲田に今年もがんばっている人がいます。
今年は8月8日(土)に初めて姿を現し、日々銃を構えています。行き帰り、心の中で「ご苦労さま」と声を掛けているのでした。
発掘もお休みです。
ここぞとばかりに、睡眠をむさぼりました。
「とうりょう」と呼ばれ反応してしまう、T2号です。
5号墳担当の私でしたが、なんとか終わり、
昨日から3号墳に吸収となりました。
近くに人がいることが嬉しいと感じた一日でした。
そんな私が先日までお世話になった、
孤墳(5号墳)で出会ったモノたちを今回は紹介します。
トップバッターは、やはりカモシカさん!!。
残念ながら写真は持ってないのですが、
最初の割り付け作業の時に、親子で来ていただきました。
お次は、黒い羽根のトンボ?です。
初めての出会いでした。
ビックリしすぎて、数秒間動けませんでしたから。
そして、出会ってしまってどうしようかと悩んだセミ君。
まさか、いるとは・・・
一瞬、W先輩を叫んで呼ぼうかと思いましたよ(笑)
土を掘っているとこんな出会いもあるんですね。
最後に、不思議なキノコ。
かさが反対ではないですか!!
森を知らずに育った私には、カルチャーショックでした。
このほかにも、山のぬしである蜂とか、
一緒に5号墳まで登ってくれるカエルさんとか、
挙げたらキリがないほどの出会いがあります。
こんな風に自然と触れ合う発掘も、残り1週間となりました。
現地説明会に向けて、ラストスパートです。
体調には十分気をつけて、みなさん頑張りましょう。
では、また。
当日のカモシカさん アップしておきます。
土曜日は赤鬼がお休みです。
昼食はそれぞれ弁当を買って思い思いの場所で食べます。
現場はすっかり秋めいて、例年通り早いドングリが落ち始めています。まだ青いどんぐりです。空を見上げるとコナラの葉っぱには虫食いの跡が・・・・。
土の中には大小のミミズやアリやセミ(幼虫)、名も知らぬ様々な虫が生きています。土を掘っていると突然出てくるのでびっくり。キャー!という悲鳴が。でもびっくりしているのは彼らのほうですから。
ちかごろ、家の中でアリが行列を作って歩いている姿を見ることがなくなりました。お昼に買ったミスド・ハッピーセットの箱を小屋においておき、3時のおやつのときにあけたら大量の小アリがたかっていました。そう、ここは山のなかでした。学生たちは上手にアリをはらい、おいしそうに食べました。現場に来るとあたりまえのことですが、少しは人間らしく?なったかな。9月に学生たちとタイに行く予定です。タイではホテルでも普通にアリの行列が見られます。現場でアリに対するアレルギーを払拭しましょう。
現場のおわりにはシート掛け。手際よく何枚ものシートを張っていきます。
発掘は佳境に入ってきました。
しかし、遺跡はなかなかしたたかで、我々の思い通りには姿をあらわしません。仮説をたて、掘っては裏切られ、また仮説をたて検証を試みる。毎日その繰り返しです。日々新たな情報の出現にみんなで頭を悩ませ遺跡と戦っています。
本日で5号墳の発掘が終わりました。「棟梁」がひとりで発掘から実測、埋め戻しまで完結させました。
今日は4時過ぎから大雨。しばし小屋に非難。転倒者続出。
明日から博物館実習で現場を離れる「信ちゃん」が雨の中、名残惜しげにハイジに乗る。
仕事の帰りに清水前古墳群を見学しました。
この古墳群の石室は、3号墳とよく似た玄室方形平面、羨道側壁1枚型です。玄門構造などに違いがあります。1号墳の玄室側壁には隙間調整的な立石使いがみられます。
見学後に記念撮影!
♪One little,Twe little,Three little Indian〜♪
今日現場に森林総研の能城さんとパレオラボの佐々木さんが来てくださいました。差し入れありがとうございます。
カッチー(あのシンデルノ?小林)が日頃からお世話になっています。
3号墳玄室の住人、2年しまです´∀`
先週刺されたまゆ毛がいまだにかゆいっ…
今日は、演習前にやり残した玄室立面図・床面図の手直し作業をしていました。
いつもは個室の3号墳玄室ですが、今日は同居人が。
その同居人とは……北野先生!!
わたしの描いたつたない図面を、赤ペン先生ばりに添削指導していただきました。
しかし、暑さですぐに頭パーン\(^O^)/w
こんなときは蟻の行列を眺めて、気分をリフレッシュです。
艶めくかまどうまはお呼びでない…
毒キノコの成長を見守ったり、ハイジごっこしたり、虻と友達になったり…新発見満載の現場、ほんとにいい経験をさせていただいてます。
小さい頃から「発掘」するのが夢だったわたし。
まさにいま夢が叶ってるんですね…