コアから読み取れる大谷地の環境変遷について辻先生による即席講義がはじまりました。直径6センチ、長さ5mの地層コアに含まれている歴史情報ははかりしれません。これから花粉分析や年代測定など詳細な分析が行われます。
高畠町押出遺跡でボーリング調査を行ないました。置賜盆地北側にある大谷地と呼ばれる湿地帯の過去一万年の古環境復元ための調査です。東京大学辻誠一郎先生のチームに来ていただき、本学の学生達が講習を受けながら土層コアの採取を行ないました。約30センチずつ地下5mまで人力で掘りさげていきます。すると地層とともに約1万年間の古環境が目の前にリアルタイムで現れてくるなんとも不思議な感覚をおぼえました。
最近演習室裏がやけに賑やかです。黒曜石の石器作りと、石器による皮なめしがはやっています。奥では剥片でスクレーパーを作っています。手前では福田先生が皮なめしの手本を見せています。使用を重ねると使い勝手が悪くなるので石器を交換します。
ちかごろ、芸工大‘野焼きの丘’に煙がたなびく日が続いています。今日は2年の実験考古学研究法の授業でした。4年生の酒造実験やカマド調理実験も混じってにぎやかな一日となりました。
さまざまな条件で土鍋調理を行い、ススやコゲのつく過程を観察・記録するのが目的です。味のほうも楽しみます。今年は例年よりよかったんじゃないですか。
狭いところに沢山の人が集まりました。調理をしながら野焼きの煙にいぶされ・・・逃げ惑いながらも懸命に実験データを記録しています。放送大学のテレビカメラクルーによる取材がありました。その脇ではカマドで蒸したもち米にカレーをかけた「もち米カレー」を食べています
最後まで残ってくれた人たちでおきまりの記念撮影。ススコゲって文字作ってるらしいけど、誰か間違えてませんか?
今回は歴史遺産学科以外の学生達も実験作業に大活躍してくれました。美文の仁海くん、左治木さん、夢子さん、美術科陶芸の大竹さん、鈴木くん(野焼き実験土器40個を製作)、メディコンの舘石くん。ほかにもいましたがすみません、名前が・・・。