こんばんわ〜。
皆様お待ちかねの発掘作業も二日目と相成りました。
今日は昨日に引き続き小屋作りと墳丘の基準杭打ち・割付、墳丘の周囲の整備に別れ、作業を行いました。
Oちゃん率いる5号墳チーム(Oちゃん、ウチ)では午前中植物と格闘し、午後から基準杭打ちに取り掛かりました。F先生ご指導のもと、作業は順調に進み今日1日で杭打ち終了!
途中、三人で順番で木にぶら下がったり、楽しいけれどスタミナが持ちません。
3年生のE君と他大学のSさんは午前中に割付が終了し、午後はK先生と共に墳丘周囲の整備をしておりました。お陰で歩きやすくなり、大変助かりました。
小屋作りは午前中はF先生と作業していたのですが、午後からはW先輩のみです。先輩・・・コメントは控えますね。
お昼は赤鬼!!高畠のお母さん達も元気そうで何よりでした〜。ご飯も美味しく、「おしょうしな〜」の声も高らかでございました。
このお昼タイムではF先生・W先輩・Oちゃんのテーブルでは、マヨネーズトラブルが起きておりましたとな。
マヨネーズかーなーり美味しいですよね?
帰りにOちゃんと話して知ったのですが、今回トイレの場所が遠いんだそうな。緊急事態にはお寺から借りるそうです。まさに『駆け込み寺』ですな。
ちなみに赤○は必須アイテムです。
明日は、三年生は紅一点を除き集まるそうな。私は出れませんが頑張って下さい〜。
以上、もずくでした。
7月26〜27日の2日間にかけて、平泉で「シンポジウム−都市平泉と列島の中世−」がありました。
考古学・美術史・文献史学の立場から濃密な内容の報告があり、議論もたいへん盛り上がりました。世界遺産登録延期のムードを吹き飛ばして、エンジン全開で新たなスタートをきった感じです。
ついに今年も考古学研究室の発掘調査が始まりました。
2008年度の現場は高畠町の安久津古墳群の西側に位置する北目古墳群です。1年目となる今年は測量調査を中心に行います。
初日の今日は道具小屋作りメンバーと墳丘の基準杭打ちメンバーに分かれて作業スタート。
先週から考古学ゼミではW先輩の指導の下、トータルステーションとトランシットの強化訓練が行なわれましたが、今日はその訓練の成果が出たようです。
Sちゃん率いる6号墳チームは墳丘に基準杭を打ち終わり、明日から割付をするそうです。3年生の2人は蚊にさされつつ、靴の底剥がれてすべりつつ頑張っていました。
そして今年は他大学から調査に参加してくれているSさんがいます。あまり一緒に作業はできなかったのですが優しい方です。
今日はK先生をあまり観察できませんでした。あ、単管を2本バランスとって運ぶというすごい技を見せながら、ずるずる運ぶ私を追い越していきました。
対する小屋建てチームはW先輩・私・H先生で順調(?)に骨組みを完成。たまに奇声を発しつつ、W先輩をこき使いつつ良い感じに組めました。
残念ながら私は午後から試験だったため作業の参加はお昼まで。明日が楽しみです。お昼の赤鬼食堂も楽しみです。
そうそう今日は6号墳チームの2人が蚊に刺されまくっていたためムヒを購入してきました。私も塗りたい気持ちはあるけれどやめておきます。お尻スースーして落ち着かないもの。なぜか蚊にお尻だけ刺されました。かゆいけどあまり公けにかけない難儀な場所を刺してくれましたよ。
そんなに魅力的だったのかしら・・・。テヘヘ。
ではでは明日もきばってきます!!
本日ブログ更新担当のおこげでした。
ここはいわずと知れた姫路城。城郭研究センターで開催された文化財石垣保存協議会の研修会に参加しました。
この協議会は石垣修理に必要な石積みの伝統技術を継承していこうという趣旨に賛同する石工をはじめ、様々な業種・立場の人があつまる団体です。教養研修や実務研修などを行いながら、近い時期に選定保存技術(文化財保護法)の認定団体となることを目指しています。
最後にはおきまりの石垣めぐりです。秀吉、池田、本多と天正から慶長、元和の各時期の石垣の特徴を学びました。
赤穂といえば、塩。いや忠臣蔵でしょう。ここは浅野家の居城−赤穂城です。ゴミ袋と火バサミをもって、城内清掃ボランティアをしながらの見学です。炎天下を歩きに歩きました。17世紀半ば頃の典型的な石垣様式が認められます。
ここは小豆島の石切丁場(石垣石を切り出す場所)です。小豆島からは江戸時代初期にたくさんの石垣石(花崗岩)が大坂城へ舟で運ばれていきました。
写真は高さ4mもある巨石で、矢とよばれる鉄のクサビで石を真っ二つに割った状態で残されています。倒れた方の石の下で8人が犠牲になったとの言い伝えがあり、「八人石」と呼ばれています。
写真は八人石の上にのぼって矢穴を調査しているところです。
梅雨明け間もない東北から猛暑の瀬戸内へ。連日35℃超の3日間、炎天下で石垣石を見るという過酷な調査でした。
まずは讃岐の高松城。現在、天守台石垣の解体修理が行われています。ここは海浜にある水城で堀には海水が入り込み、海の魚が石垣の裾に群れています。鉄門のそばでは鯛にえさをやることができます。このような浜辺に石垣を築いていながら、石垣の土台となる、軟弱地に通有の「胴木」がありません。砂上の楼閣ではなく、砂地では胴木は必要ないようです。そういえば砂地の播州・赤穂城でもないとのこと。写真は石垣が解体され、シートにくるまれた天守台。これから積み直しがはじまります。天守台の上(奥)にみえるのはANAホテル。
私たちの身近にある地域文化を掘り下げてみると、そこには、今まで気づかなかったようなドラマティックに繰り広げられた歴史や、人が自然とともに生きていくために長い間培われてきた技術や心の世界が見えてきます。その発見はおどろきの連続です。
そこで高校生のみなさん向けに、地域文化のおもしろさを知っていただくため「高校生のための地域学ゼミナール」を開催します。今回は、出羽三山信仰や鉱山と結びつきの深い肘折温泉を舞台に、「火の民俗と文化」をテーマに、東北の地域文化について考えます。
高校生のみなさん、一緒に地域を歩いてみませんか。
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【日 程】
平成20年8月8日、9日(1泊2日)
[8月8日(金)]
13:00 新庄駅集合 → マイクロバスで肘折温泉へ移動
14:00 地域学ゼミナール「火の民俗と文化」会場:肘折ホテル
17:30 夕食
18:30 温泉街の散策・「ひじおりの灯」* の見学
20:00 “火の文化”に関する映像の上映会・夜語り 宿泊:肘折ホテル
[8月9日(土)]
9:30 肘折温泉民俗ツアー(地蔵倉、鉱山跡など)
昼食後、新庄駅にて解散
*「ひじおりの灯」・・・7月13日の開湯祭から8月20日の精霊流しの期間に、本学生制作の灯籠が夜の温泉街を灯します。
【開催地】
山形県大蔵村肘折温泉
【対 象】
高校生 (学年不問)保護者の方 高校の先生
【参加料】
高校生: 3,000円(食事・宿泊・保険含)
大 人: 8,000円(食事・宿泊・保険含)
※申込期限:平成20年 8月4日(月)
【講 師】
赤坂憲雄(本学大学院長・東北文化研究センター所長)
内藤正敏(本学大学院教授・東北文化研究センター研究員)
森 繁哉(本学東北文化研究センター教授・こども芸術大学教頭)
六車由実(本学芸術学部歴史遺産学科准教授・東北文化研究センター研究員)
岸本誠司(本学東北文化研究センター専任講師)
【お問い合わせ・申し込み】
東北芸術工科大学東北文化研究センター
TEL : 023-627-2168 FAX : 023-627-2155
E-mail:tobunken@aga.tuad.ac.jp
【主催】
東北芸術工科大学芸術学部歴史遺産学科・東北文化研究センター
【後援】
山形県教育委員会 大蔵村 大蔵村教育委員会
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ゼミナールのチラシと申込書です。詳しくはこちらをご覧ください。
7月20〜21日に岩手県一関市厳美町を歩いてきました。
ここは中世に作成された「陸奥国骨寺村絵図」に描かれた場所で、当時の村の姿を体験することができるのです。
写真の左上に岩山のようにみえるところが、絵図にもある「山王窟(さんのうのいわや)」です。6月の地震で周りの山は崩れ、橋が落ちているのがわかりますが、この「山王窟」は堂々とそびえています。
なんとも神秘的で魅力を感じます・・・
8月3日(日)13:00〜15:00、オープンキャンパスの模擬授業として、
「もののけ姫から歴史・民俗・考古の世界へ」が開催されます。
歴史遺産学科の先生たちも「もののけ姫」の大ファンです。
アシタカはどこから来たのか?何者なのか?
アシタカのキラキラ光る黒い石のペンダントが意味するものは?
エボシの村の秘密は?
タタラ集団って何だろう?
シシ神はどうして殺されなければならなかったのか?
病者の人たちはなぜ描かれているのか?
「共に生きよう」というアシタカの言葉にこめられたメッセージとは?
サンとアシタカの未来は?
歴史遺産学科の先生たちが総力をあげてみなさんにお話します。