こんばんは!歴産2年生のBawdiesです。2月22日から一関に二泊三日で古文書整理に来ています。
参加メンバーは七名ですが、今回は相棒のティラミスがいないため、わたくしBawdeisが男子の黒一点です。でも竹原先生がいるので黒二点ですね。苦笑
さて、話は戻しますが、今回も一関市博物館に収蔵されている「槻山家文書」の整理です。
一言で言うとかなり数が多い!!とでもいいましょう。そのため、参加メンバーは撮影の量の膨大さに苦戦を強いられました。
二日目の夕飯も終え、最後の晩で打ち上げムードなうです。
明日は最終日なので多くの古文書を撮影し、実りあるものにしたいです。
11月以来、3カ月ぶりに一関に来ています。
実は17日から来ていまして、今日で3日目です。
今回は、東文研PDとの2人旅です。昨日と今日は宮城学院女子大学の菊池勇夫先生も来てくださいました。
仕事は一関市博物館の古文書整理です。どんな内容かは、過去のブログをご参照ください。ちなみに動きのない作業なので、画像はありません。
明日、山形に戻りますが、火曜日からまた2泊3日でうかがいます。今度は歴産2年生を連れて写真撮影です。
誰かにブログを書いてもらうので楽しみにしていてください。
甲府城鉄門の復元整備が始まった。
現存する礎石は保護しつつ利用する。復元建物は史実に基づき在来工法で作るが、地盤強度は十分か?現代の建築基準法や消防法の規制も受ける。史跡の整備はいつもこのような伝統と現代のせめぎあいの中にある。ぶれない基準をもとめて模索が続く。
門脇の石垣は抜け落ちた間詰め石を打ち込み補強する。
最優秀賞
松田 和之
民俗学専攻 田口研究室
『中山間地における多機能用水の利用史−山形県西置賜郡小国町五味沢集落を例に−』
優秀賞
前田 美咲
文献史学専攻 入間田研究室
『東国にみる民衆の戦い−「奥羽永慶軍記」を素材として−』
優秀賞・ヴィジュアル賞(学生推薦)
須藤 亜希子
民俗学専攻 田口研究室
『秋田市太平黒沢の箕つくり田口召平さん、静子さん夫妻から見えてきた世界−生きるとはどのようなことなのか−』
優秀賞
日塔 真由子
民俗学専攻 謝研究室
『両墓制の現在−山形県米沢市中関を事例に』
パネル特別賞(教員推薦)
佐々木 航
民俗学専攻 田口研究室
『水田から見る中山間地域の変遷−山形県小国町五味沢地区を事例に−』
今年の卒展も無事終了しました。今日はその撤収作業があったのですが、4年生の皆さんがてきぱき片付けてくれたので、午前中には作業の大部分が終わったようです。
さて今回は、歴史遺産学科の最優秀賞など各賞を受賞した学生の紹介をしていきたいと思います。
ヴィジュアル賞とパネル特別賞は今年から始まった歴史遺産学科独自のものです。
・ヴィジュアル賞
パネル等の展示物を評価対象とした賞。学科の学生に投票してもらい受賞者を決めます。
・パネル特別賞
後輩の見本になるようなパネルを作った学生に贈られる賞。学科の先生方が受賞者を決めます。
受賞者の皆さんおめでとうございます!
□おまけ□
昨日行われた卒展クロージングパーティーの様子です。数はありませんが、ご覧ください。
本日から2010年年度 東北芸術工科大学卒業/修了研究・制作展が始まりました。
4年生の皆さん設営お疲れさまでした。今日からいよいよ卒展です。最後まで頑張りましょう。
さて、今回は歴史遺産学科の卒業展示と会期中に開催するイベントについて簡単にご紹介したいと思います。
□本館1階エントランス展示
今年は昨年と異なり、本館4階での展示に加え、1階エントランスでの展示を行っています。
こちらは美術史・文化財保存修復学科さんと合同で行っており、卒業研究のダイジェスト版と卒業論文を書く際に使用していた道具などを展示しています。
□本館4階展示(409講義室・410講義室)
409講義室では卒業研究のパネルと論文を展示しています。今年はパネル・論文にプラスして自分の研究対象や調査で使用した資料、その他関連する物を展示する学生が多いです。
410講義室では各ゼミのパネルと大学4年間の写真を集めたスライドショーが流されています。
□歴史遺産学科卒業論文中間・口頭研究発表会
9日・10日に歴史遺産学科最大のイベントである卒業論文の口頭研究が本館4階408講義室にて行われます。
考古学・民俗学・文献史学・保存科学各研究室の4年生たちが大学4年間の集大成である卒業研究を発表します。ぜひご来場ください。
2010年度 歴史遺産学科 卒業論文中間・口頭研究発表会
○日時
2月 9日(水) 9:00〜17:00
2月10日(木) 9:00〜12:00
○会場
東北芸術工科大学 本館4階 408講義室
○発表順番
2月9日
□卒業論文中間発表会
9:05〜 民俗学専攻 田口研究室
□卒業論文口頭研究発表会
9:15〜 考古学専攻 北野研究室
10:10〜 保存科学専攻 米村研究室
10:40〜 考古学専攻 福田研究室
13:00〜 民俗学専攻 謝研究室
14:10〜 民俗学専攻 田口研究室
16:00〜 文献史学専攻 入間田研究室
2月10日
9:00〜 文献史学専攻 入間田研究室
10:40〜 民俗学専攻 田口研究室
口頭研究発表会というとどこか堅苦しく感じてしまうかもしれませんが、実際はそんなことありません。気軽に聞いてもらえるよう学生たちもアイディアを絞っています。
2月9日・10日に芸工大の卒展にいらっしゃる方はぜひ、歴史遺産学科口頭研究発表会にお越しください。
皆さん、4年生が今どうなっているか知っていますか…?
「卒論終わったんだからもう楽なもんだよね!」
などと思ってはいけません。
4年生は今、卒論提出間際よりも苦しい日々を送っていると言っても過言ではないッ!!
来週から始まる卒展の準備に向けて、皆がみんな忙しい状態。4階展示のA0サイズのパネル、口頭発表のスライド… 私たちはメインの提出物である「論文」を作り上げた後も、形式の全く異なるものを複数製作しなければならないのです。
更に今年度から、本館1階の展示を始め、様々な新しい試みが取り入れられています。この辺でまた、各方面に色々苦労がありましたようで。卒展委員の皆さん本当にお疲れ様です…
下級生… できる苦労は今のうちにしておけよ!
歴史遺産学科の卒業展示は、4年全員の努力や根性が存分にしみ込んだ内容となっております。4年間のあらゆるものの集大成、皆様ぜひ一度、足をお運び下さい。
4年の誰からも許可を取らず、田口ゼミ武士がお送りしました。何かあったら言ってくれ。
先日、文献史学ゼミ(歴史学)3年生の研究発表会が開催され、6名の学生が発表しました。
研究会にはゼミの担当教員である竹原先生、4年生の文献史学ゼミを担当していらっしゃる入間田先生と学科の2、4年生が参加しました。
今回発表された研究テーマは以下の通りです。
『合戦にみる由利十二頭の協力関係』
『千歳山の評価の変遷』
『戊辰戦争時の庄内藩の農兵について』
『仙台藩の流刑制度』
『「源氏物語」にみる髪文化について』
『「本草綱目記聞」における薬草』
研究会には、発表のテーマや内容を全く知らない学生も参加しました。そのため、ゼミ内で発表する時よりも大変だったと思います。自分が取り組んでいる研究テーマについて詳しく知らない人に研究の内容を理解してもらうことは容易ではありません。
例えば、研究目的を明確に打ち出せなければ、そのテーマを研究する必要性や意義などを相手に理解してもらうことは難しくなります。そのため、普段の発表よりも丁寧に説明する必要が出てくるでしょう。
今回の発表で、自分の研究に不足している部分や、テーマに対する新しい見方などを知ることができたと思います。発表者の皆さんには、この経験を生かし、卒業研究に向かっていってもらいたいです。
お知らせ
2月9日・10日に歴史遺産学科の卒業論文口頭発表会が開催されます。興味がある方は是非ご参加ください。
2010年度 歴史遺産学科 卒業論文口頭研究発表会
○日時
2月 9日(水) 9:00〜17:00
2月10日(木) 9:00〜12:00
○会場
東北芸術工科大学 本館4階 408講義室
○発表順番
・1日目
北野ゼミ(考古学)→米村ゼミ(保存科学)→福田ゼミ(考古学)
→謝ゼミ(民俗学)→田口ゼミ(民俗学)→入間田ゼミ(文献史学)
・2日目
入間田ゼミ(文献史学)
集中講義で開講している建築史演習。
毎年山形県下の民家等の建造物の実測実習を行っています。
今年は、大学近くの農家にのこっている「麹蔵(こうじぐら)」の実測を行うことになりました。
この麹蔵は昭和6年頃に建てられました。
内部は2室で、片方で室温と湿度を管理して麹をねせることができる構造になっています。
大正13年生まれのご主人いわく、当時、役場や農協の斡旋でこのような蔵が市内に普及したのだそうです。
本日午前中から2名の学生が作業を始めました。
天気がよくて何よりですね。
5:20、まだ夜が明けないうちにホテルを出る。13・14日が村まつりだというので、とても名残惜しい。残留組に託す。
バスターミナルに着くと、運転手と3人のスタッフが準備中。スタッフの一人の女性はバスの中で化粧に忙しい。終わるとバスのフロントと地面に線香を立てて道中の安全を祈る。パクセー、サバンナケートを経由して、これからビエンチャンまで、いったい何時間かかるんだろう。
6:15バスが出発。ところがずっと人が歩く速度で徐行。外を見るとスタッフが外を歩いている。沿道の家から荷物を預かり、その都度バスに積み込む。バスは荷物運送、宅急便の役割も兼ねている。もちろんお客さんも随時乗り込んでくる。
7:00やっと走り出す。人家があるとクラクションを鳴らしてバスが来たことを告げる。人がでてくるとそのたび止まって客を拾う。パクソーンに着くまでバス停は3か所あったが、基本的にどこでも乗り降り自由。とても便利なバスなのだ。
7:30 最初のバス停、朝食売りにくる。もち米と水牛のジャーキーを買う。
8:10 2番目のバス停、出発まで35分も休憩、なぜ?
9:50 3番目のバス停は市場の前、売り子の女性や子供がバスの中でねばる。大賑わいで出発まで20分。
そして、今度は突然、人家のない道端にとまったと思ったらトイレ休憩。みんな草むらにちらばっていった。
パクソーンに近づくと広大なプランテーションが見えてくる。沿道の家はどこも庭にコーヒー豆を干している。
バスはその間、陽気な音楽をかけ、ひたはしる。アッタプーからパクセーまで信号はひとつもない。
車窓の風景や乗り降りする客をみてれば決して退屈な旅ではない。ただし、急ぐ旅でなければだ・・・・
11:45パクセーの町に入ってきたが、ここでまた徐行運転が始まった。人・荷物を積んでは降ろし、降ろしては積む。
実はこれほどバスの時間がかかるとは思っていなかった。いよいよ出国時間に間に合うか不安になりあせりだした。
12時過ぎにバスを降り、トゥクトゥクで国境行きのバスが拾えるところまで行く。それからミニバンに乗り換えて、1時まえにやっと国境につく。かえりのイミグレーションはすいていた。僅か10分で通過。
ここからはまた車の旅。ウボンで徳ちゃんとオーさんをおろし、ひとりコンケーンに向かう。7時前に空港についた。去年は国境のムクダハーンからバンコクまで10時間走ったが、今回も都合13時間ほど車に揺られたことになる。
離陸して感じたのは飛行機の離陸角度が日本とは全然違うことだ。障害物がないためか機首がぜんぜん上がらない。気がつくといつの間にか水平飛行。
バンコクのスワンナプーム空港は正月明けで相変わらず混んでいる。預け荷物を減らすため着込んだらやけに暑い。手にはむき出しのモーサオロー、背中にはS村でもらったモーエンナム(村長の奥さんが頭の上にのせてた土器)。いつもながら、カウンターや手荷物検査の係の人は笑ってくれた・・・・
Aさんちの2階で土器と道具の実測をしているあいだ、村長は横でつききりで見ている。そのうちうつらうつらしてきた。昨晩は娘の出産で寝てないらしい。腹を出したまま昼寝。
そのうち庭の臼で近所のお姉さんが米を搗きだした。何するのかなぁと思ってみてたら、カプーン作りだった。タイではカノム・チンという米粉(うるち)の麺である。何度も食べてはいたが作るのをみるのは初めてだった。週2〜3回は作るよ、と。
Aさんちの床下と倉にはたくさんの土器がある。大型の土器は種籾入れだ。ひび割れ等で売れないものを使っている。倉には全部で10個、床下にも4個ある。大事な種もみを土器に入れ、高床倉庫にあげるのはネズミ対策。床下のものは口に布をあてて紐でしっかり縛ってある。口頸部の突起はひもで縛るためのもの、日本の先史・古代の土器にもたまにある。
夜は最終日恒例のパッキング。今年から空港の預け荷物の制限が厳しくなったので入念に対策を立てる。
あすは県道に近い新村で建ち前がある。その料理のために、ため池からとってきた魚をモー・カン・プラに入れる。奥の陶器には壷酒の「たね」が入っている。アルコール発酵していて酒の匂いがプンプン漂う。