歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2010-12-09

今日の演習室


高さ40センチの大型土器が続々と誕生しています。

いまだかつてない土器の大量生産。大型土器を短時間で作ることで土器作りの腕前が一気に上がったように思えます。

来週には手元を離れる土器たちよ。遠い世界で活躍してくれと願う。

2010-12-08

Mt. Chitose ?


早いもので、もう師走。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
こんにちは。阿古屋です。

今日は文献史演習の授業で千歳山に行きました。
千歳山とは、山形に住んでいる人はご存知の通り、山形県庁近くにある松に覆われた美しい山です。今は若干コンドルです。

1時学校出発の予定でしたが、私が学食で弁当をレンジであたためていたら、病気(仮)さんからお呼び出しの電話が来たため、急遽私と日本髪さんと由利十二頭さんは30分早く千歳山に向かいました。
みんなを待っている間、かもしか公園でブランコに乗ったり、すべり台で遊んだりしました。私が。

まずはじめに、千歳山万松寺に行きました。
万松寺については、万松寺の看板をご参照ください。
万松寺はたけのこ寺と呼ばれるほど竹がうっそうと茂っていました。万松寺の雰囲気は、歴史ある寺ということもあり、神聖な空気が漂っていました。怖かったですが・・・。私が。
万松寺には、たくさんの石碑があり、その石碑マニアにはたまらない場所万松寺ではないでしょうか。

先日、私が万松寺に行ったところ、二代目阿古耶の松を発見することが出来なかったのです。しかし、今回は、みんなの協力もあり、発見することが出来ました!!

阿古耶の松とは、あこや姫伝説に由来するものです。詳しくは、「千歳山 あこやの松」で検索!

なぜ、二代目かというと、焼けたとか、なんとか…。

2010-12-07

戸塚山古墳出土鉄刀を調査する


芸工大、福島大混成チームで米沢市某所にある戸塚山古墳群出土の鉄製品を調査してきました。数十年ぶりに日の目をみた鉄刀。再発掘したように感慨深いものがありました。

2010-12-07

レビューのお知らせ

 こんにちは。準備室です。
 今回のお知らせは在学生がメインになります。

 いよいよ今日から2010年度大学院修士1年研究レビューが始まりました。
 本学科を卒業した学生も発表するので、学部生の皆さんはぜひ先輩のレビューを聴きに行ってください。また、他分野・領域のレビューを聴くことによって、物事の捉え方や表現の仕方などを学ぶことができると思います。積極的に、レビューに参加しましょう。

□歴史文化領域のレビュー
 時間:12月16日(木)17:30〜
 場所:本館207講義室

□研究テーマ
・配石遺構の形態と性格の変遷
・縄文時代晩期〜弥生時代の東北地方における動物意匠遺物
・山形県における弥勒信仰の歴史と実態について
・雌シシ隠しとは何か シシの役割と好意の表現(仮)

2010-12-04

雨のち曇り、そして晴れ。長い一日


まだ、電車の揺れが体に残ってふわふわしてる。

木曜日深夜、7時間列車に揺られて金沢に着き、仕事を終えて金曜日夕方に帰路についた。運休が続出する中、運転を再開した電車に乗ったはいいものの、おりからの強風で、電車は徐行、停止をくりかえす。最終の山形新幹線に乗れればいいや、と思っていたのがやがて、最終の東北新幹線に間に合えば仙台までは行けるし・・・。そのうち、これは今日中に帰れないないぞ、となり、ついには越後湯沢で最終の上越新幹線にやっと乗れるという事態。大宮駅前のサウナで夜を明かすことになった。天気が相手では仕方ない。秋田から金沢に帰る時、酒田で増水した最上川を越えられずに、秋田へ戻り、盛岡、大宮、越後湯沢を経由して一日がかりでかえったこともあった。

急ぐ旅でなければゆっくり帰るのだが、今日は朝9時から午後まで楽しみにしていた授業がある。車窓の日の出に眠い目をこすりながらまた東北新幹線に揺られた(山形新幹線は始発から止まっていたというからラッキーだった)。

授業のテーマは地域で働くということ、地域に貢献できる人材とは、NPO法人とは。2年生対象の授業である。

市民活動支援、地域貢献の現場で働く先輩二人を招き、学生の質問を交えながらそれらの意味を考えてみた。3年生になるといやおうなく就活の嵐に巻き込まれる。波に揺られていれば、運よく就職できるかもしれない。しかし、働くことの意味を考えないまま、現場に出てしまい、受け入れられない現実に直面して退職してしまう例も耳にする。それも前向きに考えれば決して不幸とは言えないかもしれない。でも大学時代は自己の働き方、生き方を考えるための知識と経験を身につける時である。学科での日々の学びの方法を思い起こし、社会で働くイメージ、自分なりの職業観を持つようにしてほしい。

NPO法人で働く先輩たちの働き方、意識、後輩たちへのエールにみんなは何を感じてくれたのだろうか。

午後から埋文センターの大場氏が1年生の有志のために石器教室を開いてくれた。授業が終わってからこちらに合流した。前向きに学ぼうとする姿はみていて美しい。講師はもっと嬉々としている。そんな関係がいい。

電車のトラブルはないほうがいい。でもこんなときこその体験は意外と楽しい。JRの風対策や乗り継ぎ列車の手配、急病人が出た時(トンネル内で非常ボタンが押されたが、もちろん止まらない。飛行機と同じように医師や看護士を探すアナウンス)の対応などがわかる。トラブルに巻き込まれた時の乗客の反応も人それぞれでおもしろい。普段あまりみない歓楽街のサウナにつどうおやじやおねえさんの生態を興味深く観察していた。


2010-12-03

12/5の致道博物館見学について

鶴岡市の致道博物館の見学を12月5日に予定しています。

山形県、とくに庄内地方の歴史や民俗についての貴重な
資料を収集展示しているずばらしい博物館です。

事前に致道博物館のホームページの資料紹介の覧に目を
通し、当日の見学に臨んでください。

致道博物館
http://www7.ocn.ne.jp/~chido/

田口洋美・岸本誠司

2010-11-30

土鍋料理に舌鼓


玄米・白米炊飯、熊?鍋、芋煮、きりたんぽ鍋、ドングリクッキー、ドングリ団子

土鍋調理のオンパレード

2年生が作ったきりたんぽ鍋と芋煮うまかったなぁ






2010-11-27

帰ってきました

一関から帰ってきました。
研究室でデータの整理をしています。
もちろんひとりです。
こうして画像にすると、普段は気にしないダンボールが寂しさを助長しますね。

今日は最終日ということで早めに作業を切り上げました。
夜の高速道路はこわいので・・・
結局、3日間で280点ほどの作業をやりました。
300点はやりたかったのですがおしかったです。
4000点の道のりはまだまだ遠いですが、色々な古文書をみることは勉強になります。
春休みには何人か助っ人に来てくれるとありがたいです。

2010-11-27

オープンリサーチin北海道


こんにちは、むらっちゃんです。
11月25日から27日まで、ススコゲ調査で北海道へと飛んで行きました。メンバーは北野先生、福田先生、神先輩、獅子座の女、自分の5人という比較的少人数でした。自分は初飛行機だったのですが、獅子座の女に「飛行中に顔が次第に土気色になるのが面白かった。」と言われました。

今回は北海道大学敷地内から出土した、サクシュコトニ川遺跡の土器のススコゲを調査させて頂きました。サクシュコトニ川遺跡の土器は『擦文式』で、アイヌ文化とはまた違った文化だったそうです。

25日の夜に山形を出発したので、北海道・札幌に着いたのは深夜近くでした。翌朝、さすが北海道、山形とは寒さが違うぜと思いつつ北海道大学へと向かいました。

ホテルから北海道大学までは徒歩1〜2分で、今回は移動が楽だなぁと思っていたのですが、そうは問屋が卸さない。北海道大学の広さをなめていました。か〜な〜り広い。獅子座の女曰く、「ディ○ニーランドが入るんじゃないか?」だそうです。なんせ一学部に建物一つですから、大学全体が街のようでした。

サクシュコトニ川遺跡のカマドは、土器が一つ掛けと考えられているそうなので火前が分かりやすいかと思っていたのですが、そうは問屋(以下略)。全体的に二次被熱が多く、土器を観察する経験の浅い自分には、なかなかに分かりにくいものでした。
次第に混乱してきて、「君は赤化しているのか。」と真剣に土器に語りかける始末…。
カマド掛けに使用された土器は、口縁部が短く模様が無いのに対し、直置きは口縁部が長く模様が付いているという作り分けがされていました。

その日の夜、神先輩、獅子座の女、自分の学生組は北海道の海鮮を求め、福田先生の情報を元にあるお店に向かったのですが、思いのほかお値段が高かったので断念。札幌の町をしばし彷徨い、結局札幌ラーメンを食べました。

最終日、引き続き作業を続けました。
今回で自分が参加させて頂いた調査は四回目なのですが、慣れてきたせいか、逆に土器から読み取った色々な情報を、上手く整理することが出来ませんでした。次回までに、もっと頭の回転を早くしたいです。

今回、北海道に行くにあたって、海鮮に胸膨らませていましたが、何故かラーメンばかりを食べていました。でも美味しかったです。




2010-11-26

仕事量


一関2日目の夜です。
やっぱりひとりです。

今日も博物館で古文書の整理をしていました。
古文書封筒から古文書をとりだし、それを読解して「名前」をつけます。「名前」をつけるというのは、?古文書の簡単な内容と、?作成された年月日、?古文書の作成者、手紙のようなものであれば?宛先、などを一覧表にまとめていく作業です。この「名前つけ作業」をちょっと専門的な言い方にすると、「目録をつくる」といいます。
?が一番たいへんです。古文書によってはタイトル(例えば、「検地帳」「年貢割付帳」など)がついてるものがあるので、そういうのはすぐにできるのですが、なかには書かれている内容を全部読まなければならないものもあります。1点やるのに1分もかからないものもあれば、30分たっても終わらないものもあります。
そのような作業を一日やってました。
今日は110点ほどやりました。

ところで、この110点の仕事量は多いのでしょうか?古文書の内容にもよるので、一概には言えませんが、私が大学院のとき、古文書の「名前つけ作業」、1点100円というアルバイトをしたことがあります。
そうすると、1日で11000円稼いだことになります。日給11000円。
時給にすると、今日は9時からおよそ5時位までの作業なので8時間。11000円÷8時間=1375円です。なかなか割の良いアルバイトになりますね。

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