ひさしぶりに白河ラーメンを堪能してきました。
土日の二日間、福島県文化財センター白河館「まほろん」で東北古代土器研究会のシンポジウムがありました。
東北、関東等からたくさんの人たちが集まりました。各地で活躍している卒業生たちの元気な顔をみられるのがもうひとつの楽しみです。
南陽市岩部山三十三観音の近くにある石切丁場にいってきました。日が暮れたあとに登ると結構スリルがあります。暗闇に浮かぶ慈母観音。石切り場跡の活用もいろいろ。ここでも音楽コンサートが行われています。
「吉田橋」は岩部山のふもとにあり、地元の名工、吉田善之助がつくったとされる凝灰岩のアーチ橋です。明治13年築造で、初代県令−三島通庸の土木事業の一つとされます。山形と九州石工との関係が興味深い資料です。
川西町にある掬粋工芸館の日本館。1階には樽平酒造の先代の陶磁器コレクションのうち、日本各地のものが展示されています。
近年、登録有形文化財に指定されました。
やわらかな赤石の色彩が周囲の木々の紅葉とマッチしてしっとりとした雰囲気をかもし出しています。瓜割山の石切場では上部に赤石(黄色)層、下部に青石層のあるのが確認できます。
高畠石の赤石でつくられた著名な建造物。保存活用策が課題です。
1年生が教室の内外で先史・古代の技術を学ぶため、さまざまな試行実験をくりひろげています。
最初はおっかなびっくりでのこぎりやナイフを持っていた手もだいぶサマになってきました。
2年生の考古資料分析法の授業では、夏休みに発掘した高畠町北目古墳群と酒田市飛島蕨山遺跡の出土品の整理をしています。飛鳥・奈良時代の須恵器、土師器と縄文時代中期の石器・土器が机の上に所狭しと並んでいます。
注記作業、分類接合作業の真っ最中です。
北目古墳群では1959年(昭和34)に山形大学により2基の古墳が発掘調査されました。このとき調査された古墳がどれなのか、長く不明のままでした。このたび当時の出土品を県立考古資料館からお借りし観察させてもらいました。
授業のなかで分類し、接合を試みたところ、今年私たちが調査した3号墳の出土品と接合するものがたくさん見つかりました。山形大学が50年前に調査した古墳が特定されたのです。そして、離れ離れになっていた出土品が50年ぶりに再開したのです。土器にこびりついたほこりは収蔵庫に眠っていた年月の長さを物語ります。学生たちは手(と鼻の中)を真っ黒にしてがんばっていました。
授業が終わっても3年生たちが黙々と作業を続けていました。すると4年生の先輩が深鍋で煮込んだ●●(直訳すると「タッテガリ」、意味は違いますが)をふるまってくれました。美味でしたよ。
9月25日、朝4時。今日も自分の一日はコーランで始まります。これがジャカルタで聴く最後のコーラン。なぜだか切なく聴こえます…
最終日。考えてみたら節約することだけ考えていたので自分にご褒美をあげていない…
お昼をホットケーキでチョコやナッツを挟んだお菓子を大量に食べました。そして、一番ポピュラーなお菓子のバナナの天ぷらを食べました。調子に乗って食べ続けたので、気持ち悪くなってしまいました…でも幸せです笑
お腹を落ち着かせて空港に向かいます。トランクがあるので今日はタクシーで移動です。ホテルの人にお別れを告げ、タクシーに乗り込むと、なんだか聞き覚えのある音楽…
日本語じゃーーーんッ
タクシーのおじさんが自分に合わせて日本の曲を選曲してくれました。しかし、古いのとマイナーなこともあって全然知らない曲…おじさんの方がノリノリだったことは間違いありません。
日本語の曲を聴いて和んでいれたのも束の間…本日最大の問題、空港にやって参りました!!!英語が通じること以外は緊張の連続です。もし何かあったらどうしよう…??
その時事件は起きたッ!!!
荷物料金が必要になることを忘れてお土産を買っていました。つまり、両替しなければこの関門を突破できない…
嬢ちゃん、日本人かい??日本円なら両替してやるぞ??
後ろのおじさんが助け舟を出してくれました。ほっとして、両替をして無事に出国完了。
明日からはこれまでに書ききれなかったジャカルタおもしろ(自称)エピソードをアップしていきます。
9月25日、昼。最終日お土産タイムが始まります。気合いを入れるために今日はがっつり昼食をいただきました。
午後は周辺で大きなショッピングモールを訪れます。友達日はく、ここのショッピングモールは自分のお目当てのバティックのお店が多くあり、しかも安く手に入るそうです。家族や友達に日ごろの感謝を込めて、少し良い買い物をしたいと思います。到着すると、そこは道の両側に店が連なりショッピングモールというより横町…早速しらみつぶしにバティックのお店を巡ることに。と、友達は店に入らない様子。聞いてみると、高級なお店の中は禁煙エリアになっているそうです。
ジャカルタに禁煙エリアが存在するんだぁ…
そうです。自分はこの5日間、禁煙エリアは空港の中しか見たことがありません。ゴミ箱も駅の構内しか見ませんでした。最初のカルチャーショックがゴミを地面に捨てるという事だったので、そのようなルールがあることに驚きました。バティックのお店にはいると、英語を話せる店員さんがいます。英語が話せる人がいるということに安堵感を覚え、値切りスイッチが入ります。自分はロシア、中国を訪れて以来、日本でも堂々と値切るという性格になってしまいました。
3つ買うから安くして?? ん〜、この値段じゃダメかなぁ…
と、店員も困るを通り越して呆れるご様子…この5日間、全てこの時のために節約してきた。そんな自分を裏切れず、そこをなんとかとばかりに値切り交渉を続けます。店員さんも折れてくれ、格安値段でバティックを購入することができました。余ったお金で近くのスーパーマーケットに寄ってお土産のお菓子を買うことに。
こ、コンビニだよね、ここ??
友達が連れて行ったのは、前日行ったスーパーマーケットらしいスーパーマーケットではなくコンビニのような場所。聞くと正真正銘スーパーマーケットならしい。中にはいると、やはり普通のコンビニ…でも目当てのお菓子は山ほどあるので支障はないので大丈夫。しかし、よく見るとお菓子のランクが激しい。例えば、ポテトチップスと豪華な箱詰めしか売ってないような状態です。みんなには申し訳ないが、ポテトチップスレベルで我慢してもうことに…ごめんなさい…
寒河江市にある県指定史跡高瀬山古墳の整備に伴う発掘調査が行われています。霧が晴れきらない朝もやのような天気のなか調査を見学してきました。眼下にはゆったりとながれる最上川がみえます。あたりのイチョウも色づき秋真っ盛り。
今日は1年生の演習のプレゼン。銅銭の鋳造、火起こし、貝輪づくり、燈明油、トチ餅、糸作りなど様々な実験プランの発表されました。みな面白そうなアイデアいっぱいの計画でした。外では2年生が黒曜石を割り、4年生は鹿の骨を削ってヤスを作る。土器作りやらどんぐりあく抜きやら・・・・いよいよ演習室がカオスに!これからが楽しみです。
とにかく足を使って人に話を聞き、野に山に材料を求め、おじいちゃん、おばあちゃんに話を聞き、文献を読んで、奔走する。もちろん頭も使って!
1年生の考古学基礎演習では「古代技術の復元」をテーマに、各自が文献を調べ、復元実験の材料を集めています。単なる古代体験ではなく、発掘された考古資料による研究をしっかり踏まえた本物志向の道具作り、工程の再現を目指しています。
今日は米沢市戸塚山古墳群山崎支群の発掘調査を見学に行きました。その帰り道、秋の里山で実験材料(ふじ蔓)を見つけ、必死に採取を試みる学生たちです。さらにアオソも刈ってあわせて大学で水漬けにしました。
福井県の笏谷石(しゃくだにいし)といえば、北陸を代表する凝灰岩石材。古墳時代の舟形石棺、中近世のバンドコ(暖房具)。近世には北前船によって石材が日本海側に広く流通した。鶴岡には慶長年間に建てられた立派な鳥居がある。
この丁場(七つ尾口)は8年ほど前に石切りが停止し、坑道はふさがれてしまった。いまはわずかに酒屋さんの貯蔵庫として使われるのみ。湿度・気温が年中安定しているからだ。大谷とちがってここは17℃前後と高い。
数百年の歴史が刻まれた坑道を石工さんの案内で奥へ奥へと進んだ。トロッコのレール、30mの竪坑から石を引き上げたウィンチ、崩落止めの松の丸太、採掘者の墨書・・・・
ところどころにみられる落盤。
つわものどもが夢の跡。石切り場は日本の近代化を象徴する遺産のひとつである。どう残し、活かすか。わたしたちに課せられたテーマである。