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【シンポジウム】東北地方を中心とした中山間地域の未来を考える ー放射能汚染以降、東北の自然再生をめざしてー

 

【シンポジウム】
東北地方を中心とした中山間地域の未来を考える ―放射能汚染以降、東北の自然再生をめざして―
日時/平成27年6月27日(土)15:30〜17:30(開場15:00)
場所/本館407教室
講師/二瓶秀憲(山形県置賜総合支所)
   「鳥獣保護法改正と現場~山形県置賜地域の現状から」
   今野文治(新ふくしま農業共同組合営農部)
   「原発事故からの復興をめざして~野生動物管理と狩猟」
   田口洋美(東北芸術工科大学東北文化研究センター・狩猟文化研究所)
   「放射能汚染以降 マタギ文化の行方」
入場/無料、申し込み不要
問い合わせ/ 東北芸術工科大学東北文化研究センター
       東北芸術工科大学東北文化研究センター
       〒990-9530山形市上桜田三丁目4番5号
       TEL. 023-627-2168  FAX. 023-627-2155
       E-mail:tobunken@aga.tuad.ac.jp
       URL:http://gs.tuad.ac.jp/tobunken/

【開催にあたり】
近年多発化している人里域への野生動物の出没および鳥獣害は地域社会での暮らしに深刻な影響を及ぼしています。東北地方ではさらに福島第一原子力発電所の事故や、蔵王山、吾妻山などでの火山活動の活発化に伴い、観光業を含め自然資源を利用した様々な活動を持続してゆくことが困難になりつつあります。古くから山の恵みをいただきながら育まれてきた伝統的な山村文化。その知恵や技術は、自然とよりよい関係を築きながら中山間集落で人々が生きてゆく上で欠かせないものでした。しかし、東北地方の村々、そしてそこで暮らす狩猟者を取り巻く環境の変化は、その継承にも暗い影を及ぼしています。
本シンポジウムでは、狩猟を軸として人と自然との関係において現在生じている問題とそれに対する現場レベルでの対応について山形県(置賜地方)及び福島県の事例を中心に報告いたします。そして、それら報告を踏まえ、東北の自然を再生させ、中山間地域の未来を切り開いてゆくための具体的な取り組みについて、会場のみなさまと一緒に考えたいと思います。

主催:東北芸術工科大学東北文化研究センター