【公開研究会】北の貝の道、南の貝の道 ─貝製品のシンボリズム
4月25・26日に、公開研究会「北の貝の道、南の貝の道─貝製品のシンボリズム─」が開催されました。
考古学で貝といえば貝塚、食べた後に捨てられたものというイメージが強いのですが、遺跡からでてくる装飾品としての貝からは、人びとの心のあり様が感じられるものもあります。そこからは、当時の社会や宗教までもが読みとれるかもしれません。
研究会では、北は北海道、南は沖縄から報告者をお招きし、発掘の様子はもちろん海と格闘しながら貝を追求する研究過程まで報告していただきました。また、会場入り口では、現地から持ってきていただいた貝製品などが展示され、装飾品として用いられた貝を間近にみることができました。
学術的にも視覚的にも魅力的な報告内容に、参加者も貝への関心を強くしたこととおもいます。