『別冊東北学』 vol.6

  • 別冊東北学06

特集:幻想としての壁
2003年7月20日
発行:東北芸術工科大学 東北文化研究センター
発売:作品社 ¥2,100(税込)

《目次》

幻想としての壁<特集に寄せて> ― 赤坂憲雄
川の記憶 ― 赤坂憲雄

【特集】幻想としての壁
箕作りの村から 秋田県大平黒沢・箕作り職人たちの近代 ― 聞き手・赤坂憲雄
随筆 「箕」を語る ― 田口召平
次年子の箕作り 山形県大石田町次年子・海藤多美男さんの場合 ― 打越大子
宮床箕職人を訪ねて 箕作りの村と稲作の北上 ― 山内明美
篠竹細工とともに 宮城県岩出山町にみる竹細工と人々の暮らし ― 飯塚ゆかり
〈タイシ〉への旅 同和教育と「タイシ」をめぐって―新潟の高校から― ― 遠山典子
山守と水守の里 消えた村の記憶―山形県南陽市水林― ― 守谷英一
山熊田の熊狩りと熊祭り すべての男が加わり、すべての女が除かれる ― 村上一馬
会津藩における被差別民の存在形態 「穢多」・イタカを中心に ― 横山陽子
史料紹介・大屋士由「伊多加考」
●山形県大蔵村 大蔵村・手職の世界 手職の記憶を追う
大蔵村の手職 ― 森繁哉

【聞き書き】手職に生きる

【エッセー】職人の息子―ある小説家の回想 ― 三浦明博
●芸能 旅する芸人たち
やまがた女相撲異聞〈前編〉 興行団・石山女相撲の80年 ― 千葉由香
旅役者の時代 旅芝居の一座・劇団美波 ― 山川徹

【特別寄稿】
正月が消える                     ― 野添憲治
ドヤ街の正月                     ― 馬場竹千代
 
【連載】
印画紙が語る原風景〔モダニストたちの東北〕 ― 飯沢耕太郎×斎藤純
内藤湖南への旅《第四回》 ― 粕谷一希
鉄よ!―日本近代製鉄の父・大島高任伝《第三回》 ― 橋本克彦
荒蝦夷《第五回》 ― 熊谷達也

【連載】いくつもの東北から
《新連載》月夜の蓄音機 吉田コト子 思い出ばなし ― 吉田コト
大蔵村の風・土・人 高山俊男さんの知恵 ― 森 繁哉
上五十沢集落の風景を読む 地域研究と地域づくり ― 温井亨
下北 忘れえぬ人々 訪問者たち ― 田中忠三郎
小田原遊郭物語 常盤町に封印された女たちの記憶 ― 千葉由香
摂待開拓相 ある開拓農民の回想 ― 村山喜誉志丸

◎グラビア◎
旅役者 旅の一座・劇団美波
妹の力 写真記録 東北の女相撲