教員にとって春休みというのはインプット期間である。家で寝転がって、延々と読書をしていたところで誰にも怒られないのである。怒ってよいのは編集さんだけである。すみません(複数の編集に向かっての謝罪)。今年はHunter×Hunterの連載も再開するというし、私も仕事をしよう。さておき、読む本も複数の種類があって、自分の中では以下のものが有機的に結合している。
1:研究書or論文 その1歴史学
2:研究書or論文 その2コンテンツ関係
3:上記にかかわる小説・漫画
4:単に自分の趣味
有機的に結合というのは全部重なり合っているものから、全く重なっていないものまでいろいろあるということである。鉄な人がフィールドワークと史料調査を目的としながらも、ナントカ鉄道に乗車してキャッキャしているのとだいたい同じと思っていただきたい。鉄成分が少ないので詳細はよくわからないので違ったら申し訳ない。そして、ここに最近、5番目の分類が加わったのである。
5:授業で使う本
教えるという行為はそのまま教わっているのと同じなのです、みたいなことが、まことしやかに語られるのを何度も目にしてきたが、自分が教員になってみるとまさしくその通りである。学生時代には塾講師をし、前に勤めていた大学では別の大学で非常勤講師をする機会があり、そして現在、東北芸術工科大学で教えていると森羅万象すべてが自分の視野を広げることにつながっていると感じる。ちなみに神羅万象チョコのウエハースはそれほどお気に入りの味ではないので、買うときに躊躇してしまう。それでも買ってしまう自分にはあきれるしかないし、それでよくわからないジジイのカードが出ると自己嫌悪がなぜか発生する。でも、それはそれで楽しい。
春休み中は授業で何を使おうかと頭の片隅で少し思いながら、ぼんやりと読み進めるのである。今現在読んでいるのは相沢沙呼『マツリカ・マジョルカ』である。ドMな方にはおすすめ。そして太ももとローファー。その前に読んでいたのは畑野智美『運転、見合わせ中』。何せ私は舞台となった沿線に住んでいるのである。まだ3月は半分残っているので、いろいろな作品に出会えるのを楽しみにしている。今日の東京の気温は20度をこえて暖かい。積ん読を崩すのだ。
BGM:Spitz「ハイファイ・ローファイ」