「ひじおりの灯 2015」点灯のご案内

flyer_2015

「ひじおりの灯 2015」 メインビジュアル/灯籠絵:坂本大三郎、撮影:瀬野広美、デザイン:鈴木敏志(Flot)

肘折温泉×東北芸術工科大学 第9回灯籠絵展示会
 『ひじおりの灯2015/HIJIORI Light Project 2015』

「ひじおりの灯」は、山形県大蔵村肘折地区と東北芸術工科大学が肘折温泉開湯1200年を迎えた2007年の夏から共同で開催しているアートプロジェクト。霊峰月山の麓で、いにしえの湯治文化を今に伝える肘折温泉では、毎夏、山形に縁ある若手画家に灯籠絵「ひじおりの灯」の作画を依頼し、夏の夜の温泉街で点灯しています。
9年目・9回目の点灯となる今夏も、肘折の暮らしの情景や、古くから語り継がれる民話や地蔵信仰、周辺の雄大な自然などを描いた、新作18基を含む美しい灯籠絵43景が揃いました。

コア・ウィークとなる7月25日[土]から8月2日[日]の期間中には、温泉街での屋外点灯のほか、旅館の湯治部屋にも灯籠絵を点灯。温泉街に建つ旧肘折郵便局舎は、日本画家・三瀬夏之介さんが一万年前の火山の噴火とカルデラ盆地の形成という肘折の神話的誕生を描いた屏風図「肘折幻想」(2009)の舞台へと姿を変えます。

夏のはじまりは“仙境霊湯”の肘折温泉で、ゆったりと湯に浸かりながら、素朴な湯治文化と夏の夜の絵物語をお楽しみください。
この夏も、皆さんのお越しをお待ちしております!

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会期:2015年7月25日[土]→8月2日[日] 18:00~20:30
会場:山形県最上郡大蔵村肘折温泉 (温泉街、旧肘折郵便局舎、つたや金兵衛湯治部屋)
※温泉街での屋外点灯は9月13日[日]まで継続して行います。ただし、雨天・強風時は点灯しない場合がございますので、ご了承ください。

新作出品=佐藤真衣、山口裕子、土井沙織、田中望、原田圭、羽賀文佳、古田和子、浅野友理子、伊藤眸、辛遊理、是恒さくら、鳥潟由子、柏倉風馬、鉾建真貴子、大野菜々子、阿部早苗、小野由美子、 美術科版画コース1年
灯ろう制作=竹内昌義(設計)、柿崎建具店(組子)、斎藤高子(表装)、下山普行(金物)、三浦一之(紙漉き)
特別展示=三瀬夏之介「肘折幻想」

主催=肘折地区、東北芸術工科大学/後援=大蔵村/企画=ひじおりの灯実行委員会/助成=やまがた観光キャンペーン推進協議会

「ひじおりの灯 2015」のフライヤーはこちら(flyer_2015)からご覧ください。

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点灯初日には、肘折を知る3つのプログラム『肘学』を開催!
灯籠絵の作画を担当した学生・若手画家たちがそれぞれの灯籠絵への想いを語る「絵語り・夜語り」のほか、d design travel編集長の空閑理さん、その山形版の表紙を飾った灯籠絵「森」の作者である坂本大三郎さんをお迎えし、「山と温泉とロングライフデザイン」、 「アートと旅」についてみんなで語らう場を開きます。
灯籠絵鑑賞の旅にあわせて、お楽しみください。

オープニングプログラム『肘学①~③』|2015年7月25日[土]14:00~22:30
肘学①|車座トーク 「山と温泉とロングライフデザイン」
    空閑理 (d design travel 編集長) × 坂本大三郎 (山伏/イラストレーター)
    14:00~16:30/共同浴場「上の湯」2階 (参加無料)

肘学②|灯籠鑑賞会 「肘折絵語り・夜語り」
    2015年灯籠出品者 × 宮本武典 (キュレーター)
    18:30~20:00/肘折温泉街 (旧郵便局舎前に集合)

肘学③|直会&座談会 「アートと旅のはなし」
    20:30~22:30/つたや肘折ホテル新館2階宴会場
    三瀬夏之介(日本画家) × 坂本大三郎 × 空閑理 × 宮本武典
    参加費=一般1,000円、学生500円/ドリンク+おつまみ付

肘学講師プロフィール:

osamu kuga
空閑理 くが・おさむ
1983年、福岡県福岡市生まれ。武蔵野美術大学卒業後、カイカイキキを経て、2010年D&DEPARTMENTに参加。ナガオカケンメイが創刊した47都道府県ごとのトラベルガイド『d design travel』の編集を手がけ、2013年6月より編集長。2014年夏に『d design travel 山形』取材中に初めて「ひじおりの灯」を訪ねて以来、度々、肘折温泉に通っている。

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坂本大三郎 さかもと・だいざぶろう
山伏/イラストレーター。1975年千葉県生まれ。30歳のときに山伏文化と出会い、以来、東北の山を拠点に「ものつくり」や「芸」をテーマに古くから伝わる生活の知恵や芸術・芸能の研究実践をおこなっている。著作に『山伏と僕』(リトルモア)、『山伏ノート』(技術評論社)がある。2012年より山形県大蔵村肘折温泉と西川町志津温泉にそれぞれ居を構える。

宿泊のご案内
肘折温泉に宿泊希望の方は、「肘折温泉郷」Webサイトをご利用ください。

肘折温泉までのアクセス
バス:JR新庄駅より「肘折温泉行き」で約50分。
お車:新庄市から国道47号、国道458号で約40分。山形市から国道13号、県道31号、国道30号、国道458号で約100分。

お問い合わせ
ひじおりの灯実行委員会(早坂隆一) Tel=090-2076-5698 E-mail=hijiorinohi@hijiori.jp
肘折温泉観光案内所 Tel=0233-76-2211

関連リンク
肘折温泉郷HP:http://hijiori.jp/
ひじおり旅の手帖:http://hijiori.jp/tabi/
美術館大学センター「ひじおりの灯」Blog:http://blog.tuad.ac.jp/hijiori/
twitter:@hijiorinohi

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三瀬夏之介「肘折幻想」(2009)
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d design travel YAMAGATA EXHIBITION(2014)
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佐藤真衣「湯治遊戯」(2014)
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期間中はCafe&Bar「肘折黒」も登場予定です!  Coming soon…!

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