「ひじおりの灯2016」点灯のご案内
2016/04/28
撮影:瀬野広美(Flot)
この夏、「ひじおりの灯」は10年目を迎えます。
山形県大蔵村肘折地区と東北芸術工科大学が、肘折温泉開湯1200年を迎えた2007年の夏から共同で開催しているアートプロジェクト「ひじおりの灯」。霊峰月山の麓でいにしえの湯治文化を今に伝える肘折温泉では、毎夏、山形に縁ある若手画家に灯籠絵「ひじおりの灯」の作画を依頼し、これまで9年に渡り、夏の夜の温泉街で灯し続けてきました。
今夏は、肘折温泉街での点灯のほか、9月に開催される「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016」へ地域プロジェクトとして参加し、夏と秋の2回点灯します。
10年目の夏を飾る灯籠絵の制作者には、本学の大学院生や過去の「ひじおりの灯」に参加した卒業生をはじめとする、新鋭の若手作家16名が揃いました。これより、肘折温泉で数日間の逗留制作を行い、それぞれが捉えた〈肘折の絵物語〉を月山和紙に描いていきます。
この夏、日が暮れた温泉街にはどんなあかりが灯るのでしょうか。10年目の夏も、ゆったりと湯にでも浸かるようお楽しみいただければ幸いです。皆さまのお越しを心よりお待ちしております!
肘折温泉×東北芸術工科大学
第10回灯籠絵展示会『ひじおりの灯2016/HIJIORI Light Project 2016』
夏期点灯
会期|2016年8月6日[土]→8月28日[日] 18:00~20:30
会場|山形県最上郡大蔵村肘折温泉 (温泉街、旧肘折郵便局舎、湯治部屋ほか)
●灯籠鑑賞会「肘折絵語り・夜語り」
日時|8月11日[木・祝] 山の日
灯籠出品者×宮本武典 (キュレーター)
秋期点灯
会期|2016年9月3日[土]→9月25日[日]
会場|山形市郷土館「文翔館」
※「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016」へ参加
→http://biennale.tuad.ac.jp/
新作出品|
浅野友理子、石原葉、金子富之、辛遊理、後藤拓朗、佐々木優衣、佐藤真衣、鳥潟由子、羽賀文佳、原田圭、久松知子、藤原美咲、古田和子、松澤幸治、山口裕子、東北芸術工科大学美術科版画コース(16名/五十音順)
主催|肘折地区、東北芸術工科大学
後援|大蔵村
企画|ひじおりの灯実行委員会、美術館大学センター
協力|竹内昌義(設計)、柿崎建具店(組子)、斎藤高子(表装)、下山普行(金物)、三浦一之(紙漉き)、TIMBER COURT(什器制作)
お問い合わせ|
ひじおりの灯実行委員会 E-mail=hijiorinohi@hijiori.jp
東北芸術工科大学 美術館大学センター tel: 023-627-2091 fax: 023-627-2308
関連リンク|
肘折温泉郷HP:http://hijiori.jp/
ひじおり旅の手帖:http://hijiori.jp/tabi/
美術館大学センター「ひじおりの灯」Blog:http://blog.tuad.ac.jp/hijiori/
twitter:@hijiorinohi
+++++
追伸:
冬の間のこと。肘折地区の皆さんに大学にお越しいただき、10年目の灯りのこと、そしてこれからの「ひじおりの灯」のことを話し合いました。
夏の点灯まで、あと3ヶ月。この夏も、どうぞよろしくお願いいたします。
(美術館大学センター事務局 鈴木淑子)