歴史遺産学科

歴史/考古/民俗・人類
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2009-09-22

飛島の発掘調査

どうも、W・Tです。久しぶりのブログ更新です。

9月12日〜20日に、飛島の調査に行ってきました。
飛島は民俗の方でも調査を行っていますが、我ら福田ゼミは考古ゼミ。
調査というのは、もちろん発掘調査です。

で、どのようなコトをしてきたかというと…
飛島では、過去に道路を作る為に発掘調査が行われ、「蕨山遺跡(わらびやまいせき)」という、遺跡が見つかっています。縄文時代の中期で、今からだいたい5000年前の遺跡です。蕨山遺跡の調査はほとんど行われていない状態なので、遺跡全体の広がりもあまり分かっていません。
この貴重な遺跡を、本大学で調査させていただくこととなりました。

そして今回、その蕨山遺跡を発掘してきました。発掘といっても「試掘」調査です。今後どのように調査を進めていくか、目安となります。適当に掘るということは、絶対に許されません。基準となる杭を何本か打って、それを元に3箇所に試掘孔(テストピット)を開けていきます。どれも2メートル以下の小さなものです。
しかし、先生の予想は当たるものです。この範囲で見事、捨て場のような遺構を発見することができました。遺跡の広がりを把握する為の、とても重要な情報です。

遺物は土器の破片、石鏃(石の矢じり)、石垂(石の重り)、などが出土しました。石器を作る際に出るチップとフレークはかなりの量です。

今回の調査はここまで。来年もまた掘れるように、ビニールシートで保護しながら埋め戻してきました。
あっという間の9日間でした。

今回の調査が無事成功したのは、飛島の方々に限らず、多くの協力があってからこそ。
皆さん、どうもありがとうございました。

(詳細は、遺物や図面の整理をしながらUPしていきます。)
by.W・T


2009-09-19

秋山郷軍団に告ぐ!!!

あこさんから9月14日〜17日に秋山郷に調査に行った一年生諸君に告ぐ!!!

調査から帰ってきたので、現地で完成させた集落図をデータ化するまでの作業をします。それについてなのですが、各自図書館二階にある東北文化研究センターの会議室に集落図のコピーを取りにきてください。会議室の分かるところに置いておきますので、取った人は紙に自分の名前を書いてください。
そして!!!初めての調査の初々しいブログをアップして欲しいのだッ コピーのところにあこさんの連絡先を書いておくので、各自メアドと電話番号をあこさんに返信してくれいじー。それからまた指示を出します。

みんな、よろしくッ!!! あ、あとこれ見た人は他の人にも連絡してくれいじー。

2009-09-18

タイから帰りました


日程 9月9日(水)〜17日(木)8泊9日

考古ゼミの3年生、院生に、1、2年の各1名を加え総勢8名が参加しました。左から、アンジー、かみ、あべちゃん、ぐみ、りえちゃん、たっちゃん、おこげ、ひろ。

タイではお互いをニックネーム(生まれた時に登録します)で呼び合います。本名はめったに使いません。大学の先生は、ファミリーネームを知らない学生が多いと言ってました。われわれも自己紹介ではニックネームを言うことにしました。

目的地はタイの東北部(イサーン)です。
イサーンはタイで最も貧しいといわれる地域です。高原地帯で水が少なく灌漑が未整備、土地に塩分を含むため地下水の利用が難しく、農作物の収量が低い、稲作は雨季のみの1期作。民族、言語、歴史、生業、料理など、いずれをとってもタイ中部や北部と違う独特の文化をもっています。ラオスやカンボジアとの共通点も多くみられます。研修の目的は3つあります。

第1は、フィールドで民族考古学の調査を体験することでした。伝統的な土器作り村をたずね、自然や生業、社会と土器つくり技術との関係を把握すること、技術変容の現場を観察し、なぜ技術が移り変わっていくのかを多面的に理解すること。このような調査によって、考古学が対象とする過去の現象を解釈するモデルを作ることが目的です。今回は短い時間でしたから、実際に村の中を歩き、ポターの女性から話を聞くことでその方法や意義が理解できれば十分です。村の人の豊かなくらしに触れ、自らが失ってしまった大切なもの、いくつ見つけることができたでしょうか。
突然の情報でようやく探し当てた村、86歳の現役ポターに話を聞けました。道すがら飛び込んだ村でゴザ織りをみたり、おいしい果物を貰ったり、予想外の展開があるのも民族調査の楽しみのひとつです。土地の人とまれびとの出会い、双方にとって何かが生まれる瞬間です。その心のざわめきを大事に育みましょう。

第2は、世界文化遺産となっているタイの代表的な遺跡をみて、歴史や文化を学ぶことです。タイは仏教国(上座部仏教で修行やお布施が盛ん)であり、王室を尊ぶことは世界的にも有名です。現王朝につながるアユタヤ遺跡はタイ人たちがアイデンティティーを寄せる所です。一方、イサーンにはかつて領土だったクメール王朝(カンボジア・アンコール遺跡群)の遺跡が点在しています。国境にある世界遺産カオ・プラ・ヴィハーンは残念ながら紛争地であるため避け、パノム・ルンやムアン・タム、ピマーイを見学することにしました。アユタヤもクメールの遺跡もともに寺院が中心ですが、材料やデザインの違いは顕著です。イサーンの人々はクメール遺跡にどんな思いを寄せるのでしょうか。

第3は、同じ世代のアジアの大学生と交流し、彼らの生の姿や考えに触れることです。今回はマハサラカム大学人文社会科学部タイ・東洋語学科にお邪魔しました。日本語専攻のナム先生と湯藤先生にお世話になりました。ここにはイサーン文化芸術研究所という、芸工大の東北文化研究センターのような場所があります。イサーンの伝統文化の研究とその振興に努めています。所長さんはナム先生のお父さんです。午前中3時間の授業に参加させてもらい、我々は山形の、芸工大の生活を紹介し、その後、ナム先生の授業に参加しました。短い時間でしたが学生たちはお互いの趣味の話で盛り上がっていました。

 この旅行の期間中、学生たちの心に「何か」が芽生えつつありました。それが何なのか、私にはよくわかりません。まだ漠としたものかもしれません。異文化の地で、これまでみせなかったような好奇心と積極性。自然や人や暮らしや食への関心、それらの関係性へと眼差しが広がっていく・・・。他者を知ることで自己を知る。驚くこと、気づくこと、知りたいと思うこと。タイの人々の優しさに包まれながら、刺激に満ちた体験をしたことで、彼女らに眠っていた能力が目覚めはじめたようにみえました。このリアルな体験で得たことを、自らの脳にどう刻んでいくのか。一緒に語り合い、考えながらかけがえのないものにしていきましょう。




旅行日程

9月 9日(水)山形→東北道・常磐道→市川市(市川市泊)
9月10日(木)成田空港→スワンナプーム空港、王宮周辺散策(バンコク泊)
9月11日(金)アユタヤ遺跡(コラート泊)
9月12日(土)パノム・ルン遺跡、ムアン・タム遺跡(コラート泊)
9月13日(日)ダーン・クウィアン村の陶器作り、ピマーイ遺跡(マハサラカム泊)
9月14日(月)モー村の土器作り(マハサラカム泊)
9月15日(火)マハサラカム大学訪問、モー村(マハサラカム泊)
9月16日(水)マハサラカム市内散策、コラート・タラー村土器作り、スワンナプーム空港(機中泊)
9月17日(木)成田空港→東関東道・鹿島神宮→常磐道・東北道→山形


安くてうまいものばかり。。。。だったなぁ
夕食はタイ料理中心、昼食にイサーン料理を食べました。

思い出すと口が中が潤う夕食編





2009-09-17

余韻に浸りながら


深夜0:00にバンコクを飛び立ち、成田に着いたのが朝8:00。時差が2時間あるので6時間のフライト。実際は6時すぎに起こされて朝食を食べるので睡眠時間は4時間未満と少ない。

ピックアップした荷物、心配していた土器は割れておらず、みな安堵。

日本は涼しかった。秋晴れの成田から東関東道で鹿島神宮を目指す。ほんとは目指したわけではなかったが、通り道にあったので参詣してみた。鹿に癒され、大洗で昼飯を食べて高速にのる。車中のおやつは村の家々から貰ったガイヤーサー。

眠さと闘うために大合唱!異常な盛り上がりを見せる車内。やがて力尽き、zzzz・・・・。数々の思い出と心地よい疲れに浸りながら山形を目指した。運転手さんご苦労様でした。

そして、学生は休む間もなく、学祭準備に散っていった・・・・。
もう夜風は涼しくなったが、彼らの熱い夏はまだ終らない。

2009-09-16

激走イサーン・オーサン


タイ最終日
朝、市内へ買い物に出た。OTOPshopで衣類や小物を、市場では木製クロック(すり鉢)やティップ・カオ(蒸し米を入れる容器)、ムアイ(竹製蒸し器)など調理・食事用具をお土産に買い、トゥク・トゥクに分乗してホテルに戻る。連日、大きな土器やへんなものを抱えて部屋に戻ってくる一団に、フロントのお姉さんたちの微笑みがあやしげ?でやさしい。各自部屋でパッキングしなおし、お姉さんたちに五本指靴下をプレゼントする。靴下をはく習慣がないタイのお嬢さんではあるが気に入ってくれたようだ。

ここからバンコクめがけて車中7時間の旅がはじまった。郊外のボラブーの道端でマンキャオ(ムンキャオ)という梨のような芋のような果物を食べる。畑でとれる根茎類なのだが、こっちでは果物に分類されている。繊維質でさっぱりしておいしい。物珍しそうに見てたら、おじさんは食えと。ありがとうございました。

23号線から2号線に出て、ポンという町で最後のイサーン料理。ソーセージ、ガイヤーン、ソムタム、ラープ、みんなおいしい。イサーン料理のとりこになってしまった。

おなかいっぱいでバンコクに向けて出発。途中、麻薬で捕まる車を横目に、午後3:00頃、コラート近郊まで戻ってきた。ここで13日に情報を得た土器づくり村を捜すことにした。オーさんの腕の見せ所だ。1時間ほど走りまわってついに見つける。ポターのお婆ちゃん(86歳現役)とそのお孫さんに土器作りや野焼きについてヒアリング。飛行機の時間が迫る中、ぎりぎりまで取材する。この村は、お婆ちゃんと妹さんが最後のポターで、やがて伝統が途絶える。お婆ちゃんの娘さんはずいぶん前に日本に行って結婚したそうだ。どこに住んでいるかは知らないと。10日のバンコク行き飛行機で隣の席に座った27歳のタイ人(北タイチェンライ出身)女性は、母が日本で再婚し(東北地方K市在住)、弟と妹は日本人だと話してくれた。恋しい母に会って故郷に帰る飛行機だった。デジカメ写真に楽しそうな母との再会写真が写っていた。偶然だったが同じような境遇の家族に遭遇した。

おばあちゃんたちに別れを告げ、2号線を南下、一路バンコクを目指す。あたりがうす暗くなる頃、ラム・タコーンダム湖がみえてきた。いよいよイサーンとお別れである。しばらくして山間部を抜けるとバンコク平原に出た。サラブリを抜け、さらに2時間ほど走ると都会の町明かりが見えてきた。8時前にタイ最後の夕食を済ませ、高速道路に乗って空港へ。途中、ちょっとしたハプニングがあったものの、9:50スワンナプームの美しいターミナルが見えてきた。タイの余韻に浸る暇もなく、オーさんに別れを告げ、出国手続きに。オーさんはこれからまた、7時間かけて夜どおしマハサラカムへ向けて走るそうだ。これで驚いてはいけない。仮眠のあと、またお客さんを乗せてバンコクにくるそうだ。おそるべし・・・

帰りの飛行機は座席テレビ付き。なんとなく得したような気分。配られたカステラケーキを食べ、ブランケットに身を包み、即寝る。


2009-09-15

マハーサラカム大学にGO!


おはようございます。
朝がどんどん辛くなっていく神ことN澤です。

マハーサラカムに来て二日目です。今日の予定は二つです。一つはマハーサラカム大学の日本語学科の授業に参加です。二つ目はモー村での調査です。

午前はマハーサラカム大学に行きました。なんと、私たちの学校生活の発表はトップバッターですることになりました。

前日急いでみんなで作ったスライドは、タイの学生さんに伝わった!…と思いたい泣。でも、話の共通点があったことによって、タイの学生さんとは仲良くなれた!!!連絡先の交換もすることができましたよ!みなさん、とてもフレンドリーで、楽しい時間が過ごせました。また、会えるといいです!!

午後からはモー村での調査です。
初めは土取りの調査です。土器を作るのに大切な土はなんと、湖の中にあります。そのため、舟で土を取るポイントまで行き、水の中に入って、土を取っていきます。今回は雨期に当たったため水位は1.7メートルもありました!!乾期の時は1メートルぐらいだそうです。
土取りを見せてくれた方はPさん(29)という男性の方でした。そして、今回私が舟(ヤシの木を刳り抜いて作った丸木船)に同行させてもらうことになりました。今まで、調査に来た人の中で舟に乗ってポイントまで連れて行ってもらった人はいなかったそうです。貴重な体験をさせてもらいました!!

その後、本来の目的であった土器作りの道具を見せてもらい、記録と聞き書きをしました。

その時です!!!

タイに滞在した中で一番すごい大雨(スコール)に遭遇してしまいました!!!雨はどんどん降ってきて、道路は一瞬で川に!?!?その中、おばあちゃんは自分の家に帰るべく、雨の中を進んで行きました。おばあちゃん、強し!!!!!!

雨が止んだのを見はかり、今度は蒸し米調理の調査です。お母さんの手際の良い動き、そして、主婦の勘はすごい!!蒸し上がった時間はすぐにわかる!!出来上がりのもモチ米はおいしい!おかずが欲しくなるなぁ。

このような感じで今日は終了。
どんどんタイが好きになっていくのは私だけではなく、みんなも同じのようです。それだけ、タイには魅力のあるところがたくさんあるのでしょう。
タイともあと一日。寂しくなるなぁ。と思う神でした。







2009-09-14

モー村をたずねて


サワディー・カーっっ!!!!!
念願のタイに来ることが出来て興奮しすぎて鼻血が出そうなOKOGEです。

本日はタイ5日目でマハサラカムというところにいます。
今日一日モー村での民俗調査(初級編)に挑戦しました。
モー村では現在でも伝統的な土器作りが行われています。この村の技術や生産様式の特徴を食文化や生業、社会の面から考えるために、伝統的調理の記録やさまざまな聞き取りを行うことにしました。しかし初心者の私達は、まずはモー村の人々とコミュニケーションを取る事、モー村の生活や調理などを実際に見て知るということを目標に突入。

ちょうどいま年1回のガイヤーサー・タンブンという行事のためほとんどの家ではガイヤーサー作りに忙しく、土器作りはお休みでした。そこで主目的を伝統食の調査に切り替えました。

はじめにモー村の村長のお宅へご挨拶に。村長さんというので髭が長いおじいさんの姿を勝手に想像していたらとても若い男性で、奥さんのKさんも元気で可愛らしい方でした。そして地図を片手に北野組モー村探検隊出動。

緊張しながらも鼻の前で手を合わせて「サワディー・カー」と言うと笑顔で同じように返してくれました。あの笑顔はずっと忘れないと思う。
北野先生が調査を行なったポターのお家や、粘土採掘をする方、土器の野焼き場、人工島であるチュアアイランドなどを皆でとことこ歩き回りました。
村人に逢う度に「サワディー・カー」と「コープクン・カー」とボディランゲージだけでのコミュニケーション。
ガイヤーサーという日本の「おこし」のようなおやつを作るために、モチ米にからめるココナッツやキビ糖の入った「タレ」を大鍋で作っているおうちでは、話を聞いているとどこからともなく近所のおばちゃん達が集まり、家の周りになっている木の実、マファン(スターフルーツ)やマヨム(アメダマノキ。丸くて甘酸っぱい)を取ってくれる。皆で手や口の周りをびしょびしょにしながらかぶりつく。

軒先で生まれて数週間の赤ちゃんをあやしている家族と接したり、チュア・アイランドではチュア(土器作り用粘土に混ぜる混和材、シャモット)を焼いている女性に話を聞いたり。人とこんなに一生懸命話そうとしたことってあったかな。
午後からは村長さんのお宅でソムタム作り。
ソムタムは荒千切りにしたパパイヤをライム、ナンプラー、プラー(魚や貝を発酵させて取る調味料、塩辛みたいな匂いがして濃ゆい)、マコ?(柚子のような実)、にんにく、プリック(赤唐辛子)で味付けしたもの。
タイの東北部(イサーン)では蒸したモチ米と共に欠かせない料理です。モチ米とパパイヤサラダ?と思うかもしれませんが、これが本当に合うしうまいんです。
奥さんが最初に作った後、私達も挑戦。パパイヤの切り方は想像もしなかった方法で驚きましたが、すごく効率的で早い。その切り方がなかなか難しくて皆で苦戦。
そしてオーさんの忠告も聞かず、私がプリックを8本投入。
クロック(すりばち)とサーク(すりこぎ)でついた後、最後に味付けのチェックをしてもらい完成。
試食では皆のいたいけな唇を真っ赤に腫らしました。終わった後に村長さん夫妻と一緒に記念撮影をして終了。

バンコクスタイルのソムタムはは割と甘めの味付けでカシューナッツが入っていますが、イサーンスタイルはマコや沢蟹が入り、辛味の強い味付けをします。
マハサラカムにはソムタムの専門店があり、そこでは辛さはもちろん色々な味付けの注文が出来るんだそうです。ぜひ行きたかった!!!
オーさんにはモチ米を軽く手で握ってまとめてソムタムを一緒に掴んで食べる方法を教えてもらいました。イサーンの人は手での食べ方がすごく上手。
私がやるとソムタムの汁で、口の周りもお皿の回りも汚れます。それでも手で食べる食事ってなんだかすごく楽しくて、不思議な満足感がありました。
ソムタムやガイ・ヤーン(炭火で丸ごと焼いた鶏肉)、ラープ(肉とハーブの和え物)。モチ米を素手で食べるイサーンの人々に対して魅力を感じるのと同時に羨ましいような気持ちになりました。
日本に帰ったら箸やスプーンを使う食事に戻るんだろうけど、たまには家でも素手で思いっきり食べてみよう。

辛い・酸っぱい料理が大好き、作るのが好き、土器が好き、村人が好きという気持ちだけでタイにきてしまった私だけど、本当に来て良かった。
お金が無い・時間が無いを言い訳にせず、熱い気持ち=欲望のままに飛び出したら素晴らしい体験が出来た。






楽しみにしていたタイマッサージ
疲れがたまってきたどんぴしゃのタイミングでGO!。
至福の時間を過ごしました。
毎日通いた〜い。



朝、奥さん(Bさん)と焼いた土器を夕方に取り出すSさん。土器作りや野焼きは女性の仕事です。男性は粘土掘りや野焼きの一部を手伝います。
今日はモーケン・ゲン(中サイズ)を200個焼いたそうです。

2009-09-14

炭焼実技体験講座!

山形市東沢で「炭焼実技体験講座」が開かれます。
2年前に数名の学生が参加しましたが、大変おもしろかったですよ。

興味のある方は岸本まで連絡ください(9/17〆切)。

東北文化研究センター
岸本 seiji-k@aga.tuad.ac.jp

【日時】
9月28日(月)〜10月1日(木)
初日:10:00〜16:00(東沢公民館集合)
2日目以降:9:00〜16:00

【内容】原木の伐採から精錬までを体験
【参加費】3,000円(保険料・材料代等)

2009-09-14

編集者になろう?

仙台文学館ゼミナール
本作りワークショップの案内をいただきました。
このワークショップには、東北文化研究センターも協力しています!

取材・原稿・印刷・編集…、本作りのいろはを雑誌『仙台学』のスタッフ(東文研の『まんだら』ほかも編集していただいてます)がやさしく伝授します!

*〆切は少し過ぎていても大丈夫だと思いますよ。

2009-09-14

尻屋・初日〜コンブとの出会い〜

こんにちは、Jョンです。
9月10日から13日にかけて、青森県下北郡東通村の尻屋(しりや)地区に行ってきました。

朝9時、大学出発。1年生5人、2年生4人とK本先生合わせて10人の大所帯です。
時折小雨が降る中、車を走らせること6時間。六ヶ所村の泊という地区に立ち寄りました。
まず初めの感想は、「太平洋って・・・荒い!」でした(Jョンは海=日本海で、太平洋を見たことがほとんどありません)。防波堤に打ち付けては散る白波にガクブル。船着場沿いに歩いて、第一村人さんと話したり舟を観察したりしました。イカが名物だそうで、道路脇にイカが干されていたのが美味しそうでした。

そこから更に1時間半、ようやく尻屋に到着です。夕飯まで時間があったので、各自集落を周ってみました。最初に目についたのが庭先に干されたコンブ。洗濯ばさみで沢山並んでいます。一枚一枚が分厚くて幅も広く、私が今まで抱いていたコンブのイメージとはだいぶ異なるものでした。
コンブを干している家の割合がかなり高く、後ほど聞いたところによればこの尻屋の海岸には多くのコンブが打ち寄せるため、朝になると浜に拾いに行くそうです。歩を進める度に広がるコンブの香りが印象的でした。

尻屋初日はほとんど移動に当てられましたが(K本先生本当にお疲れ様です・・・)、村を歩き回れて良かったです。今回のメインは集落図作成なので、詳しくは2日目以降にバトンタッチ。




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