美術科 総合美術コース

学生と先生とたくさんの人と
*
2009-09-02

リサイクル・ジャスティス??

こんにちは。
もう冬が近づいてくるようで怖いです。齊藤です。

ワタクシ、片付けはうまくないですが、
ゴミの話には興味があるのです。

〜〜〜
私たちのコースでは、
●燃やせるゴミ
●プラスチック
●食品(汚れた)プラスチック

でゴミ箱を設置しています。
その他、鉄などは随時回収。

学内では
●燃やせるゴミ
●ビン・カン
●ペットボトル

が設置されています。
〜〜〜

先日、カオティックな悲劇が起こりました。

教室のゴミ箱に夏期休暇前から入れっぱなしのゴミに、

コバエの群衆がたかっていたのです。

オワッテました。本当に酷い。

それを見つけた学生一人と、必死にゴミを片付けました。

勘弁してくれよ。。という心境。

で、プラスチックの中には飲み残しありのペットポトル(腐)。

もう怒りを通り越して飽きれました。

地味に悲しいのは、
袋がない状態で、ゴミ箱に物をいれているのがあったこと。
一人が入れ始めたら全員が入れ始めます。
袋は業者の方に言えばもらえます!

僕がアナウンスしなかった責任もありますが、
次こんなことがあったらゴミ箱の撤去とか、あると思います。
気をつけてください。

さて、
ここで、「食品プラスチックは、教室外で捨てる」というルールにしたとします。

しかし、外に設置されているのは「燃やせるゴミ」オンリーです。

ここで問題になるのは、食品プラスチックは燃やせるゴミに入れて良いのかです。

山形市の家庭ゴミではそれはOKです。

しかし、大学内のゴミは「事業ゴミ」と呼ばれて家庭系とは違う方式です。

産業廃棄物 ってやつになるのです。さんぱいってやつ。

うーん。矛盾じゃ。結局また教室内で集めなくてはいけないのか。。

何故、マニアックなことを知ってるかというと、
大学3年のころに学内のゴミのことを徹底的に調べまくりました。

「大学祭のゴミの流れを変える」 というプロジェクトを立ち上げたからです。
FUJI ROCK FESのゴミ回収のしくみに感動したからです。
A SEED JAPANというNPO組織。リスペクトです。
ゴミがでないように先回りしているのです。

学内のゴミ箱に入れたゴミはどこでどう処理されて、どうなっているのか。
全てのゴミ処理場を見学するくらいの熱意でした。本当に変えたいと思ったのです。

一番衝撃だったのが、プラスチックが全て蔵王の処理場に埋められていたことです。あれは人間としてショッキングな体験ですよ。

大学で回収された
ビンカンはプレスされてリサイクル。ペットボトルも粉々になってリサイクル。
鉄くずも再び熱して再資源化でした。
きれいな木屑などは燃料や家畜の敷材として再利用されたいたと思います。
記憶が曖昧ですみません。

リサイクル=正義(ジャスティス!!)ではない ということも知りました。
(処理工程、運搬で余計にエネルギー消費する場合あり)難しいのです。

行き着く先は、ゴミを出さないこと、ゴミの量を減らすことでした。
リデュース(減らす)という言葉ですね。

僕は集まってくれた仲間と共に「Tender Cycle Project」という名前をつけて活動しました。
リサイクル!と強引に循環させるというより、
もっと自然に近い 優しい循環になればなあ という願いです。
わかりづらいですよね。

そして、嬉しいことにそのプロジェクトは今年で7年目!
後輩がどんどん引き継いでくれているのです!ありがとう奇跡!

学祭にゴミ箱を設計・設置し、リサイクルトレーを導入しているのが
このプロジェクトです。

多学科のつながり・特性をフルに使って、「楽しもう!」をモットーにそういう活動をしたわけです。最初はソーラーエネルギーを使ってDJブースを作ったり、紙コップや箸を洗ってリサイクルに出してみたり。

今年も後輩たちが、引き継いでくれて、独自に企画して運営してくれています。
そういう場を利用して、自分がやりたいことをうまく実験してくれたら嬉しいです。興味を持ってくれた方は是非、面白くして欲しいです。

さて、話が飛びまくりましたが、

学内のゴミの分別、情報施設課の大場さんが中心になり
良くなる方法を考えてくださってます。

もちろん、いつも学内を清掃、ゴミ回収してくださっている
環境総合サービスさんと相談してです。

業者の皆さんには、いつも感謝です。

こういう場所にこそクリエイティブな力が必要だと思う。

僕としては、いらない紙がただ燃やされるのではなく、
再生紙になってまた使える仕組みをつくるとか、

学祭では、きれいな割り箸(山から木を伐採している)でなく
間伐材(林業であまった材木)を使った割り箸を導入するとか、

やれることはたくさんあると思う。
とにかく、わかりやすく、捨てやすく、
何より業者の皆さんのストレスがなくなるのが良い。
分別を間違ってるうえに汚れたゴミをまた触るのは、誰だって嫌です。

話をもどして、
いきなり大それたことをする必要はなく、

まず自分の身の回り。

僕も片付けたりは苦手ですが、
そう 自分のコースのゴミ箱。
僕らなら、総合美術のゴミ箱から アクションを起こしてみてはいかがでしょう。

ゴミ回収の皆様が、君らのゴミを触るのだから、
そういう所に気づかい・思いやりを込めてください。

学校のゴミ事情がもっと良くなることを願ってます!!!
(オマエが変えろ!)

2025年5月
« 1月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

最近の投稿

アーカイブ

カテゴリー

ブログロール

教員ページ

関連リンク

メタ情報

東北芸術工科大学
TUADBLOG