【「戦略」調査報告】小玉川山焼き(ワラビ野焼き)
熊祭りと同じく毎年恒例、山形県小国町小玉川地区での山焼き(ワラビ野焼き)のお手伝いをしてまいりました。5月8日~10日の日程で、修士課程の院生のほか、歴史遺産学科と美術科の学部生をあわせた合計5名での参加でした。
小玉川地区では、ワラビの生長促進や整地などのため、毎年この時期に山焼きが実施されます。9日午前、公民館に集合ののち作業を開始しました。例年どおり、レーキという大きなフォーク状の器具を使って、延焼を防ぐための防火線を切る作業をしつつ、順次、山の上のほうから着火していきました。
燃え盛る炎の迫力と熱気は、写真だけではなかなかお伝えしきれないものです。これには学生たちも圧倒されたようで、みな、じっと見入ったり、シャッターを切り続けたりしていました。
午前で2ヶ所の作業を終えることができましたが、午後からは、あいにくの雨となってしまい、火入れはせず、別の2ヶ所にて防火線切りの作業のみを行いました。
この山焼きは、作業の合間に、生えているウドやワラビ、ゼンマイなどの山菜を採ることもできるのがまた魅力的なところです。山菜好きのある学生は、大喜びでリュックを溢れさせていました。
(中村只吾)