公開講座 瀧山信仰の歴史と文化
公開講座「瀧山信仰の歴史と文化」の開催にあたって
西は阿弥陀の月山。東は薬師の瀧山。里人のくらしを見守ってくれている、この二つの御山のうち、東の瀧山から流れ下る河水によって、岩波・桜田・小立・青田・元木・飯田・成沢ほか、多くの村々は稲作にいそしみ、水分の山神に対する信仰を暖めてきた。岩波石行寺・桜田瀧山寺は、それぞれ、学頭・別当の地位にあって、御山にたいする里人の信仰をリードしてきた。そのために、瀧山の麓には、十一面観音像・石鳥居・石塔(御山の名前を刻む)ほか、数多くの歴史遺産に象徴される、香り豊かな歴史と文化が育まれてきた。今回は、そのことについて、地元の方々にも、参加していただいて、じっくりと話しあうことにしたい。そのなかで、魅力あふれる地域の姿を浮かび上がらせることができれば、さいわい、このうえない。
入間田宣夫
(東北芸術工科大学歴史遺産学科教授・東北文化研究センター研究員)
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日 時:平成20年 12月20日(土)13:00−16:00
会 場:東北芸術工科大学本館4階407講義室
入場料:無料 ※事前のお申し込みが必要です。
内 容:
主旨説明 入間田宣夫(本学芸術学部歴史遺産学科教授・東北文化研究センター研究員)
講演 「十一面観音が語る瀧山信仰の世界」
千歳栄(東北芸術工科大学東北文化研究センター運営委員長・
会社千歳建設代表取締役会長)
講演 「耕源寺の在る山の名を尋ねて」
井関伸一(東北文化友の会会員)
講演 「岩波石行寺と桜田瀧山寺」
入間田宣夫
パネルディスカッション
千歳栄・井関伸一・入間田宣夫
(16:00終了予定)
主 催:東北芸術工科大学
企 画:東北芸術工科大学東北文化研究センター
問合せ・申込先:東北文化研究センター(Tel.023−627−2168)