東北芸術工科大学・在札幌米国総領事館共催事業 The Fox Hunt・東北芸術工科大学「太悳」公演 カントリー音楽と和太鼓の饗宴 音楽は国境を越える−平和な世界へ−
東北芸術工科大学・在札幌米国総領事館共催事業
The Fox Hunt・東北芸術工科大学「太悳」公演
カントリー音楽と和太鼓の饗宴
音楽は国境を越える−平和な世界へ−
日時:平成22年9月7日(火)18:00〜19:30(受付開始17:30)
会場:東北芸術工科大学水上能楽堂「伝統館」(入場無料/要申込)
(雨天の場合はこども芸術大学内「こども劇場」を予定しております。)
問合せ先:東北芸術工科大学東北文化研究センター(Tel:023-627-2168)
アクセス:?山形駅から大学まで
バス約20分(東口5番乗り場、「芸術工科大学前」行き)、タクシー15〜20分
?大学から山形駅まで 公演終了後は、大学前発山形駅行きのバスが終了しておりますので、
大学から山形駅に向けて無料バスを1台運行します。
乗車ご希望の方は、東北文化研究センター(TEL.023-627-2168)まで
事前にお電話でお申し込みください。満席になり次第締め切らせていただきます。
【開催にあたり】
本学では「東北ルネサンス」を旗幟に、東北から日本を「藝術立国」として導き出すための芸術運動、すなわち芸術の心によって平和をめざす運動を展開しております。
このたび、その一環として、本学水上能楽堂「伝統館」におきまして、「カントリー音楽と和太鼓の饗宴 音楽は国境を越える−平和な世界へ−」を開催いたします。
多くの伝統音楽がそうであるように、この二つの異なる音楽もまた、自国の歴史的・文化的背景に深くかかわりながら発展してきました。当然のことながら、これらは、リズムやメロディはもちろんのこと、演奏スタイルも演奏する人々の表情さえも違っています。
しかし、音楽だけでなく、実は、この世界に生きとし生ける私たちも、皆、それぞれに他者との「違い」を内包して暮らしています。民族、国家をはじめ、歴史、文化、宗教、言語、そのほか、数え切れないほどの他者との「違い」を自身のなかに内包して、この地球上では約69億もの人々が暮らしています。それゆえに、人類の戦いの歴史は終わることがなく、21世紀になってもなお、民族的・宗教的・政治的な紛争は後をたちません。今、この時にも、地球上のどこかで、多くの人たちが戦争のために犠牲になっています。
しかし、絶望のなかにあっても、音楽(芸術)は、人々に多くの感動と生きる勇気を与えてきました。異なる民族や文化に対して互いに心を開いたとき、そこに響き合う音楽(芸術)は、それまで「違い」にとらわれていたときには見えなかった自由な地平へと私たちを導いてくれます。
当日は、The Fox Huntと太悳の合同演奏も予定しております。二つの音楽が奏でる豊かで可能性に満ちたエキサイティングなひとときを、どうぞご堪能ください。
本学における当公演が、日米両国の文化交流と相互理解をいっそう深め、平和を考えるための一助となれば幸いです。多くの皆さまのご来場をお待ちしております。
【公演者プロフィール】
◆The Fox Hunt
2007年に結成されたウエスト・バージニア州出身のdo-it-yourselfers(自身で作り上げるをモットーにした人々)バンドであるフォックス・ハントは、結成からわずか3年のあいだに、アメリカ合衆国の中心部各州を回り、まるで終演なきかのような勢いで各地のライブ・ミュージックバー、その他の会場で演奏したり、数々のフェスティバルへの出演を重ねながら多くのファンを獲得してきた。できるだけ昔ながらの奏法に則り、フィドル(バイオリン)を中心に置いた弦楽やオリジナルのカントリーを一本のコンデンサーマイクを通して演奏するスタイルをとる。レパートリーの中の伝統的な部分をデリケートに扱いながらも、彼らの音の源は多方面にわたる。時にはマイクを巧みに使い、担当楽器、ボーカル、バックハーモニーを頻繁に換えながらワイルドなステージを展開する。彼らの楽器編成そのものは、古きよき時代の弦楽、ブルーグラスや初期のカントリーソングに特徴的に使われるアコースティック・ギター、フィドル、バンジョー、マンドリン、そしてアップライトベースである。2010年、3枚目の長時間録音でオリジナル曲ばかりを集めたアルバム『ロング・ウェイ・トゥ・ゴー』をリリース。
◆東北芸術工科大学「太悳」
2001年発足。山形県、山形市の学校、企業をはじめ、東京、神奈川の各種団体からの依頼による公演回数はこれまでに200回を超える。「生きる」また、「平和」を主題として、その習練過程を重視し、日本の文化、芸術としての「和太鼓の継承と発展」に貢献するため、よりよい「和太鼓演奏表現」を目指して日々活動を行っている。自主開催による公演は、本学の水上能楽堂「伝統館」において開催された2005年の「太悳5周年記念特別公演(公開収録)」、2007年の「太悳祭り」、そして発足10周年を迎える今年、7月に開催した「太悳十周年記念―夏公演―」(冬公演は今年12月に開催予定)など。また、東北芸術工科大学の授業、太悳「学生組」、公開講座等における指導の他、作曲、研究論文発表などを行っている。2009年10月オリジナル曲収録CD「太悳−川口幾太郎作品集−」を発表(取扱店:東北芸術工科大学内「彩画堂」、富岡本店)。