2012年12月9日、岩手県一関市厳美町本寺地区で開催された「骨寺村荘園　中尊寺米納め」に参加しました。本寺地区は、中世に描かれた「陸奥国骨寺村絵図」の場所として知られ、しかもこの絵図の景観が現在でも良好なかたちで残されています。そのため、中世から現代までの集落変遷を研究する一事例として、学生と一緒に調査させていただき、ブックレットを制作することにしました。
今回は、３年生から１年生まで６名の学生を連れて行きました。この行事は、本寺地区でとれた米や産物を中世以来のつながりがある中尊寺経蔵へ納めるものです。まずは、地区内にある駒形根神社に集まり、本寺集落内を歩きながら慈恵大師拝殿に到達。それから平泉駅までバスで移動し、再び歩いて中尊寺経蔵へ向かいます。
今後も、地域の行事に参加させていただきながら、地元の方々と交流を深めつつ、調査を進めていこうと考えています。

（竹原 万雄）