2015.07.21
こども芸術の村 DIY KIT PROGRAMワークショップ|お礼とご報告
7月11日、12日に福島市民家園で開催された「DIY KIT PROGRAM bento」のワークショップが無事終了しました。
テントを張って外でのワークショップだったため、天候が心配でしたが両日とも太陽がまぶしいくらいの晴天でした。
ワークショップを行った「FOR座REST 2015」は福島市民家園で行われた音楽フェスです。「福しまピクニック・図案室」「
はじめての開催となった「DIY KIT PROGRAM」のワークショップは、2日間でおよそ140名の方がワークショップに参加、76キットを販売することができました。受付に立っていると「これがほしい」という声ではなく、「つくってみたい!」「つくりたい!」という子どもたちの声が多く聞こえてくるのが印象的でした。受付でキットを渡し、テントで箱を開け、木のパーツを見たときの子どもたちのわくわくした表情もこの2日間でたくさん見ることができたように思います。不安だったキットの組立ての難しさも、福興会議学生メンバーと石巻工房の千葉さん藤原さんが参加者の子どもたちに寄り添いながら、年齢にあわせてヒントやポイントをレクチャーすることで、小さい子どもたちもしっかりと最後まで組み立てることができました。なかには自分だけのオリジナルの家具を組み立てる子の姿も見られ、完成後は大事そうに自分でつくったものを抱えながら帰っていきました。
当日の様子は福興会議Blogでも学生メンバーが報告をしてくれています。ぜひご覧ください。
福興会議Blog
予想以上に小さな子どもたちの参加が多かった今回のワークショップですが、子どもたち自ら積極的に「つくりたい」という意欲がみられ、自分のつくりたいものを自分の力で最後までつくってみる大変さや楽しさを、たくさん感じてもらえたのではないかと思います。震災後、自分の力で必要なものを作ったり、考えたりすることが必要になったこと。そのものづくりの大切さを、これからもさまざまな地域でワークショップを通して子どもたちに伝えていきます。今回ワークショップに参加していただいた参加者のみなさま、ワークショップ開催の機会をくださったFOR座REST実行委員会のみなさま、キット制作を行ってくれた石巻工房のみなさま、木材協力をしてくださった柏倉材木店さん、そしてほんとうにぎりぎりまで準備をしてくれた福興会議学生メンバーに心より感謝申し上げます。
最後に、この「DIY KIT PROGRAM」は今後もさまざまな地域でワークショップを行っていく予定です。出張ワークショップ等も承りますので、TRSO事務局までお気軽にお問合せください。
伊藤 眸(TRSO事務局)