東北復興支援機構 | TRSO

ふらっぐしっぷ、六本木の夜にはためく。

六本木の街を舞台にした一夜限りのアートの饗宴『六本木アートナイト2012』で、『荒井良二とふらっぐしっぷ』を展示してきました。設置場所は東京ミッドタウンの中庭。芝生の上に立てた3本のポールに塩竈、多賀城、七ヶ浜、仙台市若林区… 4つの被災地域で、荒井さんが人々とともに描いた旗をくくりつけます。東京のビル風は思いのほか強かったので、石巻渡波小学校で拾った「浮き」を重しにぶら下げました。

2枚、他よりも大きくプリントした旗があります。1枚は、現在も「新塩竈駅」に設置されている「キキュウ」(ふらっぐしっぷの第1号)、そして、七ヶ浜町でのワークショップで、7才の女の子が考えてくれた「思いは、とどくかな?」のコピーに、荒井さんが郵便配達夫の絵をつけた旗です。去年のアートナイトは震災で延期になり、今年は過去最高の人出(50万以上?!)でした。ミッドタウンの旗も、たくさんの方々に見ていただきましたが、東北から東京へ、思いは届いたかな?

 

 

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さて、荒井良二さんとの新しいプロジェクト『東北未来絵本』ですが、山形新聞紙上での公共広告で、荒井さんからの3つの「質問」を掲載しました。『荒井良二とふらっぐしっぷ』と同様、みなさんの参加によって、作品が生み出されます。今回は「旗」ではなく「絵本」。WEBサイトからの投稿も可能です。

 

 

「愛するとは、けっして互いに見つめ合うことではなく、いっしょに同じ方向を見ることだ。 … 存在するためには参加することが必要だ」これは、『星の王子様』の著者で飛行士アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの言葉。
東北に限らず、全国各地から、未来をつくる言葉をお待ちしています。

宮本武典(TRSOプログラムディレクター)