2012.02.27
『六本木アートナイト2012』に参加します。
2012年3月24日[土]→25日[日]の2日間、六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館などを会場に、オールナイトで繰り広げられるアートの祭典『六本木アートナイト2012〜アートでつくろう、日本の元気』に参加します。六本木ヒルズで開催される広域プログラム『Roppongi Agora』には、学生による復興キャンプサイト『BIVOUAC FOR TOHOKU―復興の野営』を、東京ミッドタウンには『荒井良二とふらっぐしっぷ』の旗を掲げ、テレビ朝日umuでは京都造形芸術大学と共同で一夜限りの大学『ぼくらの未来美術〜深夜教室』を開学! 復興にむけた、「東北と東京」の協働をプロデュースします。
▶TRSOディレクターより
「震災直後、山形も東京も停電/節電を経験しましたが、六本木ヒルズは自家発電装置をフル稼働して周辺に電力を供給したと聞いています。福島原発事故によって、エネルギー・シフトへの気運が世界的にも高まっていますが、その現実的な推進には私たち自身のマインド・シフトが急務です。3月24日の夜(コアタイム)に集まる人々の膨大なエネルギーが、アートによる社会変革の起動電力になることを期待しています。みなさんぜひお越しください。」宮本武典(TRSOプログラムディレクター/美術館大学センター主任学芸員)
▶六本木アートナイトとは?
『六本木アートナイト』は六本木の街を舞台にした一夜限りのアートの饗宴です。 様々な商業施設や文化施設が集積する六本木の街に、アート作品のみならず、デザイン、音楽、 映像、パフォーマンスなどを含む多様な作品を点在させて、非日常的な体験を作り出します。 そして、生活の中でアートを楽しむという新しいライフスタイルを提案します。また、アートと街が 一体化することによって、六本木の文化的なイメージを向上させ、東京という大都市における 街作りの先駆的なモデルを創出します。(プレスリリースより転載) ▶六本木広域プログラム『Roppongi Agora』とは?
2011年3月に予定していた『第3回目六本木アートナイト2011』は、3.11の大震災の影響で中止しました。 その後、日本が様変わりしたこの震災を受け、「アートに、私たちに、何ができるのか?」という難しい問いに対峙しながら、今日まで歩んできた人々がいます。 被災地のリアルな視座。被災地の最も近くで支援を続けて見えた課題。もうひとつ外側からの思い。それらが六本木のある一夜に集合することによって、私たちが次に見出すべき視点を考えるきっかけになるかも知れません。 せんだいメディアテーク、東北芸術工科大学、トーキョーワンダーサイトなどの機関と協同で企画したこのプロジェクトでは、様々なアーティストの目線や表現をとおして、3.11後のアートやアクティビティを考え続けるその過程を、そしてその先の未来を、垣間見ます。(公式HPより転載)
▶TRSOのオリジナルプログラム『BIVOUAC FOR TOHOKU―復興の野営』
被災地でボランティアを続ける福興会議およびスマイルエンジン山形のメンバーが、六本木ヒルズアリーナに仮設作業所を設置し、石巻市の仮設住宅に送る「木製ベンチ100台」を、観客とともに組み立てるキャンピング・プロジェクト。
※木製ベンチの組み立て部材は『石巻工房』から提供いただきます。
瓦礫の受け入れなどをめぐり、ふたたび東北と他地域の「温度差」が生まれている今、「傾聴する/鑑賞する」だけでは足りません。「ともにフィジカルに働く」ことでしか埋められない距離や断絶が、東京と東北にはひろがっていると感じています。3月の寒い夜、私たちと一緒に身体を動かしながら、被災された人々や地域に想いを馳せ、未来の日本について熱く語り合いませんか?
実施日:2012年3月24日[土]19:30→25日[日]18:00(オールナイト)
※コアタイム:3月24日[土]17:57(日没)→25日[日]5:36(日の出)
会場:六本木ヒルズアリーナ特設テント
スタッフ:田中秀樹、金子正人、鳥越渚、千田若菜、佐藤彩絵、高橋悠眞、清水紗和子、岸香純、鳥潟由子、茅原ゆきの、早坂歩、青山美咲、鍬崎純也、大津悠美子、田久保静香、熊谷周三、中川遼太、山崎安佳里、他卒業生有志
coffee aid:佐藤喬一(nouka)、松山隼+工藤裕太+茂和泉かなこ(Rコモンズ)
協力:石巻工房、石巻2.0、手づくりパンnouka、森美術館、森ビル株式会社
デザイン:小板橋基希(アカオニデザイン代表)
企画・アートディレクション:宮本武典(東北復興支援機構TRSOディレクター)
※京都造形芸術大学との連携プログラム『ぼくらの未来美術〜深夜教室』については、こちらのHPをご覧ください→ http://www.tuad.ac.jp/newsevents/headline/ran2012/