2015.08.25
キッズアートキャンプ山形2015|福島公演が終了しました
8月22日(土)「未来の祀り∴ふくしま」にて影絵芝居『ヘビワヘビワ~南相馬市小高区大悲山の大蛇伝より~』を奉納しました。
今回は、福島稲荷神社の境内という屋外での公演となりました。やや雨がぱらついたにも関わらず、100名を越すたくさんの方にお越しいただきました。また、公演後には多くのおひねりをいただき、誠にありがとうございました。こちらは今後のプロジェクトで活用させていただく予定です。
当日の天気予報は曇りと雨。しかし日中は青空が見え、日照りの中での設営・リハーサルとなりました。山形は既に秋の様相すら見えていたため、この暑さは盲点でした。。。そんな中、どこからか涼し気な歌声が。「僕らの未開」のリハーサルをされていた「けもの」さんの星めぐりの歌でした。
キッズアートキャンプ山形に参加された南相馬の3組のご家族も合流し、境内の隅っこや舞台上、控室でも入念に動きを確認しました。
上演前にはスタッフ全員でお詣りをしました。どうか無事に上演が成功しますように。
その後、まさかの夕立に見舞われてしまい全員がヒヤリ。しかし、祈りが届いたのか公演前には止みほっと一息。山形公演とは全く違った、自然と神社の厳かさ、祭りの賑やかさが入り混じった宵闇の中、遠くから聴こえる花火の音と共に公演が始まりました。
宮本先生の挨拶の後、何度もキッズアートキャンプにご家族で参加されている鹿島小学校の佐藤先生よりお話をいただきました。福島の現状、そして未来について。来場者の方が真剣に耳を傾けている姿は、今回の公演の意味、そして私達に何が出来るのか、もう一度、考えるきっかけとなりました。
上演後、「未来の祀り∴ふくしま」発起人の和合亮一さんと共に「ヘビワヘビワ」の掛け声で記念撮影。
本年度のキッズアートキャンプ山形は笑顔で幕を下ろすことが出来ました。NPO法人こどものつばささま、未来の祀りふくしま実行委員会の皆さま、福興会議の学生の皆さん、そして福島・南相馬市の皆さまと、多くの方に支えていただいた、大きなプロジェクトとなりました。ご協力いただいた方々に深く感謝申し上げます。
今回好評をいただいた「影絵芝居」は今後も来年開催する山形ビエンナーレ2016も含め、再上演を行う予定です。事務局では一緒に影絵を演じたり、運営のサポートをしてくれる方を募集しています。影絵芝居の制作や上演を行うプロジェクトについて、興味のある方はお気軽にご連絡下さい。
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