冬のストーリー創作講座(2026年2月7日(土))開催のお知らせ

毎年恒例の「冬のストーリー創作講座」が開催されます。講義は玉井が担当し、講評は石川忠司先生、ナカタニD.先生も参加します。物語に興味ある方はぜひご参加ください。

申し込みサイトはこちらです。

日時:2月7日(土) 10:30-15:00
場所:東北芸術工科大学本館2階 207講義室
【要予約】申込締切日2月2日(月)17:00まで
https://www.tuad.ac.jp/oc/winter2025/

参加費:無料
持ち物:筆記用具、メモをとるノート
講 師:石川忠司/文芸評論家、玉井建也/コンテンツ文化研究者、ナカタニD./マンガ家

【スケジュール】
10:00    受付開始
10:30-10:40  開会、オリエンテーション
10:40-11:10 「物語の基本的な展開パターンについて(講義)」
11:10-11:50 「創作シートを使って物語をつくる(ワーク)」
11:50-13:00  午前の部終了、昼食
13:00-14:30 「講評」
14:30-15:00  まとめ、閉会
※途中退出はできませんのでご了承ください。

物語やストーリーの考え方、ノウハウを、現役のプロの先生がレクチャーします。

※保護者の方は教室内を見学することができませんのでご了承ください。卒展をご覧になってお待ちください。

※画像は過去の創作講座の様子です。

2024年度前期「作品読解」(玉井担当)で取り上げた作品

2024年度前期に行われた「作品読解」(玉井担当)で取り上げた作品です。文芸学科のInstagramに投稿していた内容を転載しています。2025年度の更新をしたあと、2024年度の内容もInstagramにて書いていたことに気づいたので、こちらにも記録として置いておきます。

・宮島未奈「コンビーフはうまい」(『成瀬は信じた道をいく』新潮社、2024年)

 

 

 

 

 

 

 

2023年度の作品読解初回でも宮島未奈さんの『成瀬は天下を取りにいく』から短編を一つ取り上げたのですが、今年も初回を担っていただきました(2023年のインスタを見て欲しい)。つい先ごろまでは高校生だった受講生が、入りやすい作品は何だろうと考えて毎年初回はセレクトしています。要は野球の打線で言うと、一番バッターは出塁率を重視するようなものです。

さておき何かに取り組むのは、誰かに言われてやるのではなく、自らの意思でやって欲しい。そのような意図も込めながら取り上げました。この短編は成瀬が主人公ではなく、彼女と一緒に観光大使を務めることになる篠原目線で物語が進んでいきます。

観光大使への応募自体は彼女自身が望んでいたわけではなく、親の期待での行動であり、彼女自身の興味関心は表に出さないようにすることが常態化している状況でした。しかし臆面もなく物事に取り組んでいく成瀬と一緒に活動することで、篠原自身も変化をしていく物語です。

ちなみに去年は誰も借りていかなかった成瀬本ですが、今年は学生の誰かが借りていきます(2024年度の話)。皆さん、自分の判断で動いているのではなく、メディアの影響を受けまくりなのですね。

・朝井リョウ「僕は魔法が使えない」(『もういちど生まれる』幻冬舎文庫、2014年)

 

 

 

 

 

 

 

美大に入った主人公が人間関係を深めながら、自ら描きたいもの、さらに言えば向き合いたいものを把握していく物語です。つい先日、芸工大に入学したばかりの受講生の皆さんは、自らの能力で何をどこまでできるのか、もしくはやりたいこととできることの差異や、そもそもやりたいことは何かすらわかっていない人もいるかと思います。

皆さんを残酷に突き放すのではなく、書きたいものをゆっくり見つけていこう、という意図をもってセレクトしています。別にこの物語のように強烈な動機を持つ必要はありませんけれども。

・豊島ミホ「どこまで行けるか言わないで」(『神田川デイズ』角川文庫、2010年)

 

 

 

 

 

 

 

2回目の朝井リョウさんの作品では、創作に向けての姿勢をどう作り上げていくのかを考えて欲しい、という意図でセレクトしていましたが、この作品は違います。いや、一緒かもしれません。映画サークルに入っている主人公たち3名が、「見ている人のことを考えていない自己中心的な作品を作って、内輪で悦に浸っている先輩たちとは違う!」とサークルを辞めて、自分たちで映画を撮ろうとする物語です。

当初のやる気の大部分は他者批判に依拠していたのか、主人公は何も創作することはできず、もう一人もその意欲はなく、結局、一人だけが初志貫徹で作品を作り上げるという流れなわけですが、このケースは大学で教えていると本当によく見ます。

口だけで創作しない側にならないで欲しい、もしくは作品を最後まで作り上げる側に回って欲しいという単純な問題ではなく、自らが納得するように尽力して欲しいですね。ちなみに最後に石黒正数さんの『ネムルバカ』(徳間書店、2008年)で描かれている「ダサイクル」の話をして授業は終わりました。

・奥田亜希子「ウォーター・アンダー・ザ・ブリッジ」(『五つ星をつけてよ』新潮文庫、2019年)

 

 

 

 

 

 

 

中学生の主人公がSNSで知り合った男性に会うために新幹線で大阪まで行き、その彼に幻滅するも脅されて関係を切ることができなくなる話ですが、この作品で描かれるのは単純なSNSの功罪だけではなく、大人への不信感や社会への漠然とした不安という10代特有の葛藤です。そしてもちろん、困った主人公に手をさしのべてくれるのは信用していなかった大人(両親)なわけですが、この作品のもう一つの特徴は主人公自身が親になったときの視点でも描かれる点です。

タイトルの「ウォーター・アンダー・ザ・ブリッジ」は「過ぎ去って取り返しのつかないこと」ということわざですが、過去の自身の過ちは取り返しはつかないけれども、現在進行形の出来事はそうとは限らないわけです。

・一穂ミチ「祝福の歌」(『ツミデミック』光文社、2023年)

 

 

 

 

 

 

 

2024年前半の直木賞受賞作ですが、取り上げようと決めたのは2月か3月あたりにシラバスを書いている段階なので、賞レースのことは何も考えておりませんでした。コロナによるパンデミック以降におけるさまざまな罪を、同時代的な視点でからめとっていった短編集になります。

当然ながら罪を描くということは気持ちのいい物語ばかりではないわけなので、この短編を選んだのは同時代的に進行している諸問題を背景にしながら、それでも前向きに生きようとする姿勢を見せているからです。

高校生の娘が子供を産むと宣言したとき、父親がどう対応するのかという物語です。既述のように現在進行形としていくつか存在する社会問題を背景化しながら、主人公の母親の問題、自身の家庭の問題、母親の隣人の問題を複層化しており、崩壊することなく一つの話としてまとめている見事さを感じます。

・彩瀬まる「やわらかい骨」(『骨を彩る』幻冬舎文庫、2013年)

 

 

 

 

 

 

 

父子家庭で生活している高校生の主人公は、周囲から「他者と違う存在」として接されることへの違和感を抱いていたところ、転校してきた宗教二世と周囲の目を気にしながらコミュニケーションを取り始めるという物語です。家庭という概念は一様ではない点が背景として存在しつつ、教室内、部活内での人間関係とどう向き合っていくのかが描かれています。

集団内での異質性をどうとらえるのか、というのが問われるポイントなのでしょう。そして集団内での最大公約数的な存在に自分自身が所属しているかどうかは、価値観が違えばでいくらでも認識自体を変えられるわけです。

・桜庭一樹「モコ&猫」(『このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集』文春文庫、2016年)

 

 

 

 

 

 

 

この回から恋愛を取り扱った作品を連続で読んでいきます。しかし、いきなりこれを取り上げるとは何を考えているのか、とシラバス執筆時から数カ月経過すると思うわけです。

大学に入学した主人公が最初に出会った女性モコから「猫」と名付けられ、そのままストーカーのように彼女と同じサークルに入り、つかず離れずの関係が続きます。主人公はただ彼女のことを見ているだけで普遍的な意味での「恋愛関係」にならず、そのまま社会人になって会わなくなるまでを描きます。

好きか嫌いか、ゼロかイチかみたいなわかりやすい関係性しか把握したことのない受講生は、「これはいったい何をしているのだ」と混乱してしまったようです。恋愛は人間関係の一種なので、本来は多様な関係が描けるはずなのです。

・中田永一「小梅が通る」(『百瀬、こっちを向いて。』祥伝社文庫、2010年)

 

 

 

 

 

 

 

恋愛を取り扱った作品を読むシリーズの第二弾です。今年度は前回・今回で恋愛作品を読むのは終了。この作品は道を歩けば誰もが振り返る美人の主人公が、中学校で周囲から「あなたに近づいている人は容姿が好きなだけ」と言われて人間不信になってしまい、高校では目立たないように変装して過ごしています。そこに偶然、化粧を落として(変装をしていない状態で)出会ってしまったクラスメイトの男性に「主人公の妹」と答えてしまったがために、「あの子の姉」として接していく物語です。

ルッキズムを真正面から取り扱っている作品で、美醜の問題と主人公と男性との関係性の変化が見事に連動しているのがお見事です。中田永一さんの、といいますか乙一さんの作品は要素だけを取り出すと普遍的な出来事や事象、部分だったりしても、すべてを過不足なく連動させて物語の緩急を作り出していくのが素晴らしい。

・青崎有吾「地雷グリコ」(『地雷グリコ』KADOKAWA、2023年)

 

 

 

 

 

 

 

女子高生の鉱田がワトソン役として見届けているのは、勝負事に異様に強い同級生の真兎の活躍という構図は、言葉にしてしまうとありふれているように思えます。この作品の真骨頂は彼女たちが挑んでいく勝負内容でして、階段でじゃんけんして上がっていくグリコや神経衰弱、だるまさんが転んだのように誰もが知っているゲームに一つだけルールを追加するというものです。

読み進めていくと読者の前に登場してくる試合結果がパズルのように出来上がっている印象を受けるのですが、きちんと推理・推論のうえで成り立っており、ミステリとしての完成度の高さに驚いてしまいます。

2024年前半は会う人にこの作品をおすすめしておりまして、山形にいると無風なのを何とかしようとしていましたが、その後の賞レースの快進撃を見て安心しました。今やコミカライズも始まっていますし。

あと真兎は鉱田の依頼だから体張って勝負している点が、裏のおすすめポイントです。

・北村薫「獅子と地下鉄」(『鷺と雪』(文春文庫、2011年)

 

 

 

 

 

 

 

言わずと知れた北村薫さんの直木賞受賞作。昭和10年前後の上流階級のお嬢様を主人公にした連作短編で、取り上げた作品では上野や浅草周辺の状況を踏まえながら書かれており、読んでいるとテンションが上がります。授業ではこの作品における「獅子」が今はどうなっているのかを紹介しながら、話をしました。

それから授業後に三浦靖冬さんによるコミカライズがスタートしたので、そちらも楽しく読んでいます。

・米澤穂信「関守」(『満願』新潮文庫、2017年)

 

 

 

 

 

 

 

山本周五郎賞を受賞し、テレビドラマ化された『満願』ですが、取り上げたのはドラマ化されていないものにしました。短編集のなかでは、この「関守」が一番直接的に物語を把握できるのではないか、と思ったからです。やはり入学したての一年生なので、物語に数多く触れていることを前提にしていなくても楽しめる作品を取り上げようと心がけています。

オカルト雑誌の記事のために主人公は、伊豆半島で何名も亡くなっている山道のカーブを調査しようと現地を訪れ、ドライブインにいる年寄りの女性に話を聞くという流れの話です。行動としては話をしているだけなのですが、死の謎がミステリ的にすべてつながっていき、オカルトがホラーへと転換するところが秀逸です。

・松樹凛「十五までは神のうち」(『射手座の香る夏』東京創元社、2024年)

 

 

 

 

 

 

 

気付いている人がいるかもしれませんが、2回か3回の授業をジャンルや題材ごとにわけています。そのため11回までの3回はミステリを取り扱って、ここから残りはSFになります。

この作品は15歳になったとき、出生をキャンセルできる制度ができた社会を描いています。自身の息子、そして過去には兄がキャンセルを選んでいる主人公が、30年ぶりに出身の島を訪れ、そこで兄がキャンセルを選んだ過去と向き合っていく物語です。

『夏への扉』も『夏へのトンネル、さよならの出口』も『サマータイムレンダ』を見ても、夏と時間SFの相性はいいですね。とキレイなことを書いておきたいのですが、そう簡単ではない後味を残してくれる作品です。キャンセルを選んだらその人の存在だけではなく、生きてきた痕跡が消え去っていくけれども、残された人々の記憶だけは残っていくわけです。

・倉田タカシ「おうち」(『あなたは月面に倒れている』東京創元社、2023年)

 

 

 

 

 

 

 

猫です。

喋る猫です。

正しくは猫の言葉を把握できるアプリが開発されている世界を描いています。しかし、猫の話す内容が正確にわかるわけではありません。この点は非常にうまく描かれていて、そもそも猫が人間と同じ思考をしているなんてことはありえないわけです。

物語は主人公が以前住んでいた建物が今は猫の住居となっており、そこに置き忘れた遺品を取りに行く話です。話が通じているようで通じていない猫たちと、それでも根底では言っていることが把握できそうで、やはりわからない状況が描かれます。

この作品はSFでいうところの宇宙人や異種族とのファーストコンタクトものの系譜につらなる作品だと思います。違う生態系どころか違う星で生きてきた存在に対して、人間の論理で把握しあうのは非常に難しいわけです。その点で人間と猫は地球という同じ星で生きてきたので、わかりあえる……ようでわかりあえないところが猫らしいと言えます。

・斜線堂有紀「本の背骨が最後に残る」(『本の背骨が最後に残る』光文社、2023年)

 

 

 

 

 

 

 

物語を語る人を「本」と呼ぶ国では、その「本」により物語の内容が違うことが起きてしまいます。その「誤植」を修正するために「本」同士が互いに舌戦を繰り返し、自身の正当性を主張する「版重ね」が行われており、国において一大イベントとして盛り上がっています。その理由は「版重ね」で「誤植」とされた「本」は、「焚書」として燃やされてしまうからです。

これは『華氏451度』じゃないですか、という食い気味のテンションで取り上げました。『華氏451度』ではラジオやテレビが新しいメディアとして登場したという社会的な流れを背景にしているのに対し、今回の作品は真実かどうかではなく、理屈をつけて断定した内容が事実として認定されていく過程を見せています。SNSを筆頭にさまざまなところで見え隠れする現在性がここにあります。

〇過去の作品読解
2025年度 http://blog.tuad.ac.jp/tuad_bungei/archives/949
2020年度 http://blog.tuad.ac.jp/tuad_bungei/archives/768
2019年度 http://blog.tuad.ac.jp/tuad_bungei/archives/668
2018年度 http://blog.tuad.ac.jp/tuad_bungei/archives/591
2017年度(途中まで) http://blog.tuad.ac.jp/tuad_bungei/archives/531
2016年度 http://blog.tuad.ac.jp/tuad_bungei/archives/401

2025年度前期「作品読解」(玉井担当)で取り上げた作品

2025年度前期に行われた「作品読解」(玉井担当)で取り上げた作品です。記録としては文芸学科のInstagramに随時投稿していましたが、アーカイブズとしては参照性に欠けるので久しぶりにブログに掲載しました。内容はインスタにあげたものをコピペしているだけです。それにしても「作品読解」のまとめとしては5年ぶりの更新になるとは(その後、2024年度を更新しました)。

・加納朋子「砂糖壺は空っぽ」(『カーテンコール!』新潮社、2017年、文庫版は2020年)

 

 

 

 

 

 

 

つい1カ月前まで高校生だった受講生たちが最初に受ける作品読解では新鮮さと不安が混ぜこぜになっているでしょうから、その不安すら含めて背中を押してくれる作品を選ぼうと思っています。もちろん上手くいっているかどうかはわかりませんし、作品をどう受け取るかは個人の問題です。

今回の作品は小学生のころから周囲にうまく馴染めずにいた主人公が、中学生になったとき塾で出会った女性との思い出を抱えたまま、大学生になる話です。ってネタバレせずに流して書くと作品の良さが2%も出ません。消費税より低い。この作品は叙述トリックを活用している点がまず秀逸ですが、それ以外の説明をするとネタバレに直結するので難しいですね。

でも、それまで下を向いていた主人公がラストでまっすぐ前を見られるようになるのは本当に素晴らしい。

・君嶋彼方「走れ茜色」(『春のほとりで』講談社、2024年)

 

 

 

 

 

 

 

男子高校生の主人公は毎日、野球部の友人と一緒に帰るために教室で読書をしながら待っていたところ、同級生の女性と一緒になり、次第に恋バナをするほど仲良くなっていく話です。またもやネタバレせずに書くと普通の話のように読めてしまいます。構造的にはほぼ会話劇だけで構成されており、そのなかで教室内の関係性やキャラクターたちの個性が伝わってくる作品になっています。

特にラスト部分で、それまでの関係性にとらわれていた主人公が離脱をしていくシーンは素晴らしいですね。入学したての皆さんも、高校生としての日々の大部分を教室で過ごしていたでしょうが、もうそこに固執することはありません。逆に言えば自分の一歩というものに責任を持たないといけません。

・斜線堂有紀「最高まで行く」(『貴女』実業之日本社、2024年)

 

 

 

 

 

 

 

今年は恋愛を取り巻く状況を描いた作品をスタートから取り上げています。今回の作品は主人公の女性が、記憶を失った先輩の女性に「実はつきあっていました」と嘘をつき、そのまま同棲していく話です。

恋愛を描くのは人間関係を描くことなので、多様な関係性をまずは読もうと思ってセレクトしています。関係性がどう描かれているのか、どう変化していくのかを精緻に感じ取らないといけないわけですが、この作品は関係性の変化が非常にクリアですね。何がどうクリアなのかはネタバレなので書けませんけれども。

・鯨井あめ「ボーイ・ミーツ・ガール・アゲイン」(『きらめきを落としても』講談社、2022年。文庫版は2024年)

 

 

 

 

 

 

 

恋愛を描いた作品を取り上げるターンの最後になります。今年は四作品も取り上げてしまいました。臨時で入ったコンビニバイトで偶然出会った女性に一目ぼれをしてしまった主人公が、以前助けた野良猫がくわえているイヤリングが彼女のものだと気づいてしまい、猫を追いかけることで彼女に再会しようとする物語です。

そう。猫の話でもあります。猫を追いかけるだけの話でもありますが、物語の起伏とともに主人公のキャラクターがきちんと描かれている秀逸な作品です。学生の皆さんは短い尺のなかで、初対面で一目ぼれしてそのまま告白して結ばれてラブラブになって……という作品を書いてくるのですが、恋愛作品は人間関係を描くものであるがゆえに短編の長さでは大きな変化は書けないよね、という話をよくしています。今回取り上げた作品だけではなく、ここに至るまでの四作品すべてが人間関係の変化を描いており、短いなかで急激なライフコースの変化につながるようなものを書いていないのに気づいて欲しいです。なぜなら作者(学生)の独りよがりの作品を読まなくてよくなるから……!

・彩瀬まる「わたれない」(『川のほとりで羽化するぼくら』KADOKAWA、2021年。文庫版は2024年)

 

 

 

 

 

 

 

転勤の辞令を受けるもパートナーの女性と生まれたばかりの子供の存在により辞職し、在宅勤務をしながら子育てを始めた男性の物語です。男性が子育てすること、そして男性が在宅でドールの衣装を制作すること、という二点に対する偏見と向き合って、悩んでいくことになります。

男性が子育てすることに対する偏見を描いている作品ではありますが、面白いのは主人公自身も固定化された男性観を引きずっている部分がちゃんと存在する点でしょうか。世の中ままならないものですが、少しずつ変化していく、その流れにアンテナを広げながら生きていくといいかもなあ、という考えで取り上げました。

・柚木麻子「エルゴと不倫鮨」(『ついでにジェントルメン』文藝春秋、2022年。文庫版は2025年)

 

 

 

 

 

 

 

既婚男性が社内の若い女性を誘って寿司屋に入り、意味ありげな知識をひけらかしていたところに、産後の女性が急に来店し、シェフの作り方に口を出しながら自分の好きなように注文していく……という物語です。シェフと客の男性陣により築かれたホモソーシャルな空間が、一人の女性により見事に破壊され、最後には客として連れてこられていた女性たちも緩やかな連帯をして帰るという痛快な小説です。

授業で話すべきは『BUTTER』だったような気もしますが、柚木さんは小説家の朝井リョウさんとタレントのでか美ちゃんをバックダンサーに従えて、世田谷区のカラオケ大会に出場している、ということを喋りました。

・坂崎かおる「ベルを鳴らして」(『箱庭クロニクル』講談社、2024年)

 

 

 

 

 

 

 

戦前に職業婦人としてタイピストを目指し、学校に通う女性を主人公としています。向上心あふれる彼女が学校で出会った中国人教師の足跡を追い求めるため戦争勃発後はタイピストとして中国への従軍までも行い、戦後になって同級生との再会、ドイツへの旅行などを通じて、彼の意図を探っていく物語となっています。

この物語が秀逸なのは上記のように時間軸に沿った物語の軸とは別にタイプライターそのものをめぐる物語が途中から表出してくる点でしょう。活字の一つひとつが連鎖反応的につながっていき、ラストですべてが結節するのは、なかなか得られない読後感です。

単純に幻想小説っぽいと思い、選びましたが、幻想小説でもありミステリーでもありノンジャンルでもありますね。

・山白朝子「ラピスラズリ幻想」(『エムブリヲ奇譚』メディアファクトリー、2012年。角川文庫は2016年)

 

 

 

 

 

 

 

江戸時代を舞台とし、旅では必ず迷う蝋庵と荷物持ちの耳彦を主人公とした連作短編の一編です。取り上げた作品では輪という少女目線で語られており、彼女が蝋庵たちの旅に同行します。通常であれば、蝋庵が道に迷うことにより不可思議な怪異と出会い、対処せざるを得ない状況に追い込まれるのが一つのパターンなのですが、今回の作品では蝋庵たちは脇役で、少女が輪廻転生する様が描かれていきます。

この授業でホラー作品を一つぐらいは取り上げよう、と思いつつ、怖くないものを選ぼうとなると、幻想小説とも受け取れる作品になってしまいますね。

・久永実木彦「黒い安息の日々」(井上雅彦監修『メロディアス』光文社文庫、2024年)

 

 

 

 

 

 

 

中学生女子の主人公が、人類を滅ぼすためという中二病的な理由で悪魔召喚の合唱曲を友人と歌おうとするも人数が足りず、偶然にも加入することになった合唱部で完成させようとする物語です。合唱コンクールに向けて、合唱部員が「悪魔召喚[サモン・デーモン]、負けないもん!」と韻を踏んだ声をあげているのが面白いです。

ホラーを読もうというセレクトですが、怖いか怖くないかというとまったく怖くない作品です。いやオチを考えると怖いかもしれませんが、その怖さは真相を知ってしまったことによるものですね。このオチに至るまでの構成が本当に素晴らしい。あとスタートが中二病っぽいので悪魔召喚は妄想かと思いきや、ちゃんと呼び出しています。

ブラック・サバスの『黒い安息日』をモチーフに書かれている作品で、作中でも言及されています。授業内ではリアリティショー『オズボーンズ』の話をしたりしていましたが、そのあとオジー・オズボーンが亡くなられるとは思いませんでした。

・米澤穂信「玉野五十鈴の誉れ」(『儚い羊たちの祝宴』新潮社、2008年。文庫版は2011年)

 

 

 

 

 

 

 

この作品を授業で取り上げるのは4年ぶり3回目です。何回も取り上げるぐらい構成もキャラクターも情報の出し入れも演出もすべてが見事な作品です。あまりにも完成度が高すぎて学生が読んでも参考にならないのではないか。そう思ってしまうぐらいの作品です。

物語としては、祖母の権威が絶対である旧家の娘に生まれた主人公が、15歳の誕生日に玉野五十鈴を付き人として与えられます。これまで友人すらいなかった主人公にとっては、唯一の話し相手として五十鈴との関係性に重きを置きつつ、祖母の支配から離脱しようと画策をしていました。ついに家を出ることができたにも関わらず、事件が起こってしまい、家に呼び戻され、軟禁され、跡継ぎの地位も軟禁後に生まれた弟に奪われてしまう……。全部を書くとネタバレになるのでぼかしておりますが、最後の一文ですべてが推測できるときの爽快感をもう一度味わいたいですね。

・逸木裕「陸橋の向こう側」(『彼女が探偵でなければ』KADOKAWA、2024年)

 

 

 

 

 

 

 

ミステリーを取り上げる回はここで終了です。ラストを飾ったこの作品は、イートインスペースで出会った少年がノートに父親殺害計画を書いていることに気づいた主人公が、少年との交流を経て真相へとたどり着くという話です。

探偵である主人公が過去に手掛けた事件、出会った出来事が有機的に結合しながら進んでいく過程がお見事。そして真相も犯人と被害者というわかりやすい構造では描かれないので、なかなか味わえない読書体験ではあります。真相を解明することが、すべての解決ではありません。

・白井智之「大きな手の悪魔」(『ぼくは化け物きみは怪物』光文社、2024年)

 

 

 

 

 

 

 

前回でミステリーを読むのは終了。そう思っていたのですが、シラバスを書いていたときの自分は何を思ったのか、ミステリー、SF、サスペンス……ミステリーを基軸としながらジャンルを横断している白井智之さんのこの作品を選んでいました。

ある日突然、宇宙人が地球に来襲し、エリアごとに人類を選抜し、殺すかどうかの試験を行うのに対し、人類としてもあの手この手で対策を練るも次々と殲滅されていきます。そのなかで最後の希望として選ばれたのが、口だけで他者を支配・洗脳し、多くの殺人を犯したことで逮捕されていた老女でした。

どうやってエイリアンとコミュニケーションをとって、しかも人類に都合の良いように動かしていくのかが読みどころなのですが、選んだ理由としてはこの作者の作品としてはバイオレンスとグロが比較的少ないのでは、という点でした。あとから考えるとエリアごとに人類は殲滅されているので、「作品読解」の授業史上、一番人が亡くなっている小説となりました。

・藤井大洋「従卒トム」(『まるで渡り鳥のように』東京創元社、2024年)

 

 

 

 

 

 

 

毎年、「作品読解」の授業でラストの数回を飾るのはSFになります。今回は歴史改変SFです。屍者を兵隊として使うことにより南北戦争を終結させたアメリカを背景に、主人公である黒人のトムはプランテーションで働いていたときの主人の息子を屍兵として引き連れていました。トムはその屍兵たちを戦力として、江戸城開戦のための戦力として薩摩側に助力する……という物語です。

薩摩側として登場する西郷兄弟もそうですが、開戦を止めるために乗り込んできた勝海舟と山岡鉄舟がすごい。山岡一人で屍兵たちをねじ伏せていく剣劇はとにかく圧倒されます。もちろんトムがなぜ南北戦争が終わっても屍兵を引き連れて戦いを求めているのか、その意義と向き合っていくラストも読みどころではあります。

ちなみに気づいている人は多いでしょうが、伊藤計劃『屍者の帝国』へのオマージュ作品でもあります(初出はトリビュートに掲載されていた)。

・壁井ユカコ「ハスキーボイスでまた呼んで」(『不機嫌な青春』集英社、2024年)

 

 

 

 

 

 

 

大学受験に向かう際、主人公が偶然出会った女性とその後に結婚し幸せな家庭を築くも、とある事件に巻き込まれたことで主人公以外が殺されてしまいます。意気消沈しながら日々を生きていると突然、過去から出会う前の彼女がタイムスリップしてくる、という物語です。

「作品読解」のラスト回は前向きに終わる作品にしようと思い選びました。物語の後半は視点が彼女に移りまして、元々いた時間に戻った彼女が、この日本のどこかにいる彼と再会し、自分が死ぬ未来を回避していこうとします。が、今と違ってSNSはないし、スマホも持っていない。どうするんだ、そして会ってどう話しかけるんだ。いろいろと楽しめる作品ですが、何より前半の後ろ向きなところから視点の変化とともに、一気に前向きな読後感になっていくのが非常に良いです。

〇過去の作品読解
2024年度 http://blog.tuad.ac.jp/tuad_bungei/archives/979
2020年度 http://blog.tuad.ac.jp/tuad_bungei/archives/768
2019年度 http://blog.tuad.ac.jp/tuad_bungei/archives/668
2018年度 http://blog.tuad.ac.jp/tuad_bungei/archives/591
2017年度(途中まで) http://blog.tuad.ac.jp/tuad_bungei/archives/531
2016年度 http://blog.tuad.ac.jp/tuad_bungei/archives/401

『文芸ラジオ』公開インタビュー 「言葉に挑む」(ゲスト:雲田はるこ)

ゲスト:雲田はるこ(マンガ家/『昭和元禄落語心中』『舟を編む』(原作:三浦しをん))
聞き手:玉井建也、サンキュータツオ、文芸ラジオ編集部

『昭和元禄落語心中』では落語家の人情物語を、『舟を編む』では辞書編集者の人間模様を、いずれも魅力的なキャラクターで繊細に心理描写する雲田はるこさん。言葉とマンガ表現をテーマに、文芸誌『文芸ラジオ』編集部の学生や玉井建也先生、サンキュータツオ先生とともに、これからの可能性を探っていきます。

日時:9月20日(土)(開場14時、開演14時30分)
場所:東北芸術工科大学本館409教室
料金:無料

夏のオープンキャンパスでのイベント(文芸学科、7月26日(土)・27日(日))

7月26日(土)・27日(日)に東北芸術工科大学のオープンキャンパスが開催されます。文芸学科では以下のプログラムを予定しております。皆さん、ぜひご参加ください。場所は図書館2階です。

オープンキャンパスへの参加はこちらのサイトより申し込みください。

○ライトノベル作家・猿渡かざみ(卒業生)のマンガから学ぶ創作講座

日時:7月26日(土)12:00-12:40

大ヒット中の『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』などのライトノベルを手掛けている猿渡かざみ先生をお招きして、ストーリー創作の秘訣を講義していただきます。猿渡かざみ先生は本学科卒業生であり、在学中にデビューいたしました。ライトノベルを書くにあたって、小説は当然のこと、マンガからどのぐらいヒントを得ているのか、どのように創作に活かしているのか、その手法をお話いただきます。どうぞお気軽にご参加ください。

 

○ナカタニD.のマンガの読み方・読ませ方と読者が気になる主人公キャラの立たせ方

日時:7/26(土)14:30-15:30

マンガには、読者が混乱せずに読みやすくするための“マンガの文法”があるのをご存じですか。

また実は、知らず知らずのうちに読者がハマってしまう、マンガ家の密かな企みもあるんです。その中から3つの秘密を 現役のマンガ家でもあるナカタニD.先生が、みなさんにそっと教えちゃいます。

講座後半では、プロのマンガ家たちが実践している≪読者が主人公に興味を持ってしまう ちょっとしたコツ≫を実習を通じて体験しましょう!

 

○サンキュータツオの表現講座 国語辞典編

日時:7月27日(日) 12:00-12:40

言葉には「正しい意味」や「用法」はありません。時代とともに常に姿を変える言語の姿をみつめることは、創作や編集にとって初歩の初歩です。この講座では、『広辞苑 第七版』サブカルチャー項目担当者のサンキュータツオ先生による、辞典項目執筆講座です。ポイント解説を受けながら自分なりの項目執筆に挑戦して、言葉の意味や用法について考えるコツを学びます。だれでもできます。気軽に参加してね。

 

○総合型選抜入試[専願体験型]模擬体験

日時:両日10:30-11:15、13:10-13:55

総合型選抜入試[専願体験型]で行われるグループワーク「昔話のリライト」の授業を誰よりも早く体験できます。実際の入試のスタイルで、昔話を読み、仲間と話し合いながら、物語の再構築案をつくっていきます。学生もサポートしますので、受験生はもちろん、1・2年生もぜひ参加してください。

○文芸学科説明会

日時:両日11:20~11:40

文芸学科におけるカリキュラム、授業内容、就活指導などについて分かりやすく簡潔に説明を行います。

○なんでも個別相談「先生や先輩たちに聞いてみよう」

日時:いつでもOK(所要時間:20分程度)

入試に向けた対策や芸工大での学生生活、学科の特徴、授業内容など。気になっていることや不安に思っていることを、なんでも気軽にご相談ください。

○マンガ体験コーナー ~いろんな感情を描こう~

日時:いつでもOK (所要時間:15分程度)

顔の表情は喜怒哀楽だけじゃありません。困ってる+笑ってる顔。怒ってる+泣いてる顔。いろんな感情が混ざりあうと、よりリアルな表情を描くことができます。マンガの表情づくりを体験してみませんか。プロのマンガ家がアドバイスしちゃいます。

○学生がつくったカードゲームを体感しよう!

日時:いつでもOK (所要時間:15分~30分程度)

長岡ゼミの卒業生が制作したカードゲーム、ボードゲームを、学生といっしょに遊んで体験してみよう。どのぐらい本気のゲームがつくれるのか、遊びながらクオリティの高さを実感してください。

<ゲーム一覧>
・「おじさん構文ポーカー」
・「人生すごろくBLACK」
・「姫、オレをNo.1にしてくれ!」
・「『解釈一致』をめざせ! ヲタク的即興オーディション」

○文芸学科スタンプラリー

日時:いつでもOK

文芸学科の学生に、学科の魅力やリアルな学生生活について聞いてみましょう。1人と話すごとにスタンプを1つゲットできます。学生たちが、皆さんの「知りたい」にしっかりお答えしますので、気になることはどんどん質問してみてくださいね。スタンプを一定数集めると、記念グッズをプレゼント(※先着順)!

○学生作品展示

日時:いつでもOK

授業のなかで制作された学生の作品を、授業のねらい(どんな力が身につくのか)と併せてご紹介します。

○文芸学科の本棚

日時:いつでもOK

文芸学科で扱う古今東西の小説・漫画・ラノベなどを、キャプションを添えてご紹介。学科の守備範囲がひと目でわかります。

○持ち込み原稿講評

日時:いつでもOK

みなさんの持ち込み作品を、文芸学科の先生方が丁寧に講評します。いったん作品をお預かりし、読ませてもらった後、後日講評をつけて返却します。

『文芸ラジオ』11号が発売になります。

文芸学科の学生と教員が編集を担当した『文芸ラジオ』11号が7月2日に発売となります。お近くの書店もしくはウェブ書店にてお買い求めください。

表紙は第一特集でインタビューをしている薄場圭さんの『スーパースターを唄って。』です。

【メディア情報】『BILANC』vol.37にて『文芸ラジオ』をお取り上げいただきました。記事のページはこちらです。

○文芸ラジオ11号目次

○ゲストトーク

尾崎世界観「不安と向き合った先に、質のいい答えがある。」
池井戸潤・柚月裕子「作家がなすべきはふたつとない物語を生み出すこと。」

○特集 ステルス本気論

インタビュー
薄場 圭「頑張るということが一種の贅沢になっている。」

インタビュー
担当編集者(西尾友宏、河村陸)「編集者として著者の本気にどれだけ自分を近づけられるか。」

インタビュー
宮島未奈「希望を捨てずに生きていく。」

インタビュー
ゆさ「挫折だと思わずにとにかく続けることが大事。」

インタビュー
原田曜平「満たされた現代社会、変化した本気のカタチ。」

現代社会を映し出すステルス本気な主人公たち。
「ジョハリの窓」で考えるステルス本気作品タイプ分類。
本気タイプ診断〜あなたの本気のタイプがわかる〜
ステルス本気のリアルを探る。

○特集 道端で見つけた……

佐原ひかり「ええ人なんやけどSASUKEに傾倒してて」
九月「雪ざらしの椅子も春を待つ」
ジョックロック ゆうじろー「TOMORROW」
けんた食堂「木の葉の絨毯」
ナナヲアカリ「道端で見つける人生のかけら」
RaMu「実現しよう 東京直結鉄道」

○書き下ろし小説・マンガ

入間人間「チョコっと宇宙」
織守きょうや「鈍感な音/おせっかいな音」
カミツキレイニー「懲役322年の勇者」
標野 凪「ファンファーレ」
洛田二十日「私は矢印」
森田季節「天命から遠く離れて」
猿渡かざみ「やきとり」
遠野九重「オール・オア・ダイ」

堂島 申「君の努力は見え見えだ」
高橋江莉「萌ゆる鳥たち」
緋色こう「はじまりを仰ぐ」
永澤日菜「あやちゃん」
小仲実桜「派手な女」

文芸ラジオ11号
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出版社 ‏ : ‎ メタ・ブレーン
発売日 ‏ : ‎ 2025/7/2
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 328ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4910546596
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4910546599

春のオープンキャンパスでの文芸学科イベント(5月25日(日))

5月25日(日)に東北芸術工科大学のオープンキャンパスが開催されます。文芸学科では以下のプログラムを予定しております。皆さん、ぜひ足をお運びください。場所は図書館2階です。

オープンキャンパスに参加される場合は、こちらのサイトより申し込みください。

今回は文芸学科の各イベントや展示をめぐり、スタンプを集めると【文芸ラジオ缶バッジ】を差し上げます。ふるってご参加ください。

〇ナカタニD.のマンガの読み方・読ませ方

文芸棟205(図書館2階)
時間:14:30-15:10
必要持ち物:筆記用具

マンガには、読むだけでは気づかないマンガの文法があります。知らず知らずのうちに読者がハマってしまう、マンガ家の企みがあるのです。そのうち3つの企みについて、現役のマンガ家であるナカタニD.先生が、みなさんにそっと教えます。

 

 

〇総合型選抜入試[専願体験型]模擬体験

文芸棟205(図書館2階)
時間:10:30-11:15、13:10-13:55
必要持ち物:筆記用具

総合型選抜入試[専願体験型]で行われるグループワーク「昔話のリライト」の授業をいち早く体験できます。実際の入試と同じ形式で、昔話を読み、仲間と話し合いながら、物語の再構築案を作っていきます。学生もサポートしますので、受験生はもちろん、高校1・2年生もぜひ参加してください。

〇文芸学科説明会

文芸棟205(図書館2階)
時間:11:40-12:00
必要持ち物:筆記用具

文芸学科のカリキュラム、授業内容、就職支援などについて分かりやすく簡潔にご説明します。

〇入試個別相談

文芸棟203(図書館2階)
時間:いつでもOK(所要時間:20分程度)

総合型選抜入試[専願体験型]や、それ以降の入試について、先生方と学生が個別にわかりやすくご説明します。

〇持ち込み作品講評

文芸棟203(図書館2階)
時間:いつでもOK

みなさんの持ち込み作品を、文芸学科の先生方が丁寧に講評します。長編小説などについては、作品をお預かりし、読ませてもらった後、後日講評を添えて返却します。

〇学生作品展示

文芸棟(図書館2階)
時間:いつでもOK

学生たちが授業で制作した小説や雑誌の現物を展示し、授業のねらいとともにご紹介します。

〇文芸学科の本棚

文芸棟(図書館2階)
時間:いつでもOK

文芸学科で扱う小説・マンガ・ラノベなどを、キャプションとともにご紹介。学科がカバーするジャンルのひと目でわかります。

文芸学科の卒業制作展(2024年度)が始まります。

2月6日(木)から2月11日(火)まで卒業制作展が開催されます。ぜひとも図書館2階の文芸学科スペースにお越しください。詳細は下記のサイトをご確認ください。

 

 

 

 

 

 

【東北芸術工科大学卒業/修了研究・制作展】
日時:2025年2月6日(木)~11日(火)10時-18時
場所:東北芸術工科大学(山形)
https://www.tuad.ac.jp/sotsuten/

また学生が運営している文芸学科卒展のInstagramもご覧ください。文芸学科自体のInstagramも随時更新しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

卒業制作の講評は下記の要領で行われます。ご興味あるかたはぜひご参加ください。詳細は大学のサイトでご確認ください。

公開講評
日時 2月6日(木)13時00分〜15時30分
場所 オンライン:Zoom
ゲスト 唐木厚(元講談社『群像』編集長)