【「戦略」展示報告】関野吉晴写真展『海のグレートジャーニー~人類の旅~』
2013年6月12~28日、本学本館7階ギャラリーにて、関野吉晴写真展『海のグレートジャーニー~人類の旅~』を開催しました。
アフリカで誕生した人類が拡散し、南米最南端にまで到達したルート「グレートジャーニー」。そのルートを逆からたどる試みが、関野氏の冒険活動「グレートジャーニー」です。
「海のグレートジャーニー」はそのなかで、インドネシアとマレーシアとインドシナ半島が融合し形づくられていたスンダランドから、海を通り日本列島へとやって来た人類の足跡を辿ったものです。インドネシアのスラウェシ島から沖縄の石垣島までおよそ4700kmを、3年がかりで航海されたとのこと。その航海の様子や、旅先で出会った人々などを写した写真を展示しました。
会期中、6月22日には、関野氏をお招きし、航海で使用したカヌー製作の模様を捉えた映画の上映会と、関連トークを行いました。
人任せ、機械任せにしてしまう部分も多く、情報を得るのもメディアを通した間接的な形になりがちな現代にあって、自らで直接に見、聞き、つくることを大切にされている関野氏の生き方から学ぶことは数多いのではないかと思います。
(中村 只吾)
展示作品数:約80点
入場者数:1150名
映画上映会&トーク「僕らのカヌーができるまで」
参加者数:93名