【「戦略」研究報告会調査報告】第2回「前田村文書」研究報告会
2014年5月27日、2回目の「前田村文書」研究報告会を開催しました。
今回は、研究員の竹原が「村のきまりと若者のきまり」と題して発表しました。江戸時代には村内で守るべき〝きまり〟がありました。それは一村全体に関するものだけでなく、青年会・青年団の前身である「若者組」という伝統的な年齢集団に関するものもあります。「前田村文書」には、村全体に関わるものとしては弘化3(1846)年の「当村儀定書控」、若者組については明和8(1771)年の「若衆定帳」、明治37(1904)年の「契約書」などが残されており、報告会ではその内容を紹介しました。
今回は、古文書を読んでいてわからなかった「亭」「客」といった意味を、地元の方々から教えていただけたことが大きな収穫でした。「若者組」のなかでもさらに「亭」「客」といった〝グループ〟に分かれていたようです。これからも地元の方々にご教示を受けながら、研究を進めていきたいとおもいます。
(竹原 万雄)