東北復興支援機構 | TRSO

キッズアートキャンプ山形2015|今年も、夏に向けて始動しました!


 キッズアートキャンプ2015は”影”がテーマの1つです。

2011年度より始まった「キッズアートキャンプ山形」は今年で5回目を迎えます。
2011年6月に、南相馬市PTA連絡協議会会長の西道典会長(男山八幡宮神社の宮司さんでもあります)と、TRSOプログラムディレクターの宮本武典先生(山形ビエンナーレのプログラムディレクターでもあります)がこどもたちを放射能の不安のない全国各地への支援団体へ送り出すプロジェクトとして、「NPO南相馬こどものつばさ (facebook)を設立しました。
設立以降、TRSOでは毎年東北芸術工科大学の夏休み期間にご家族をご招待して、アートキャンプを行っています。

さて、折角ですのでここで今までのキッズアートキャンプを振り返ってみましょう!
2011年(陶芸、草木染、農業体験等、専門の教員による多彩な体験学習プログラム)
http://blog.tuad.ac.jp/trso/project/13.html(1日目の様子)
2012年(ウクライナの民話「てぶくろ」をリメイクした創作ダンス「”新約”てぶくろ」を制作・上演)
http://blog.tuad.ac.jp/trso/event/42.html
2013年(書家の華雪さんによる2日間の〈書〉のワークショップ)
http://blog.tuad.ac.jp/trso/event/774.html
2014年(山形ビエンナーレ招待アーティストの荒井良二さん他による、各3つのワークショップ)
http://blog.tuad.ac.jp/trso/event/1153.html
http://fukukou.tuad.ac.jp/news/706.html(福興会議ブログ)

そして…キッズアートキャンプ2015も4月より動き出しています!今年の講師は、影絵作家・イラストレーター・ガムラン奏者の川村亘平斎さんです!川村さんの影絵を山形ビエンナーレ2014のオープニングライブにてご覧いただいた方もいらっしゃるのではないかと思います。先日、宮本先生・新スタッフと共に、どんなキッズアートキャンプにしようか?と2日間に渡って打合せを行いましたので、その様子をお届けいたします。

1日目はNPO南相馬こどものつばささん、鹿島小学校さんへのご挨拶と、影絵のモチーフになるような南相馬の事柄をリサーチしました。


 鹿島小学校の佐藤先生(キッズアートキャンプへ参加していただいたことも)からも興味深いお話をたくさんお伺いしました。

南相馬の誰もが知っている、影絵や物語のモチーフになりそうなものをお聞きしたところ、NPO南相馬こどものつばさの西さんと鹿島小学校の佐藤先生から共通のキーワードを教えていただきました。
「大悲山の大蛇物語」
これが、今回の影絵での一つの大きなモチーフになりそうです。

2日目はキャンプの舞台となる東北芸術工科大学のこども劇場の下見を行いました。(1枚目の画像もこども劇場です)


今年もお手伝いをしてくれる福興会議メンバーの学生とも顔合わせを行いました。


東北芸術工科大学の水上能楽堂「伝統館」にてちょっとだけ影絵の実演。


川村さんから次々湧き出すアイデア!ワクワクします。

この2日間の打合せで、キッズアートキャンプ2015がどのようなキャンプになるのか、かなり詳細まで見えて来ました。川村さんの影絵、こども劇場に埋もれていた異国の?楽器たち(!)、南相馬の物語、そして参加者のみなさま。それらが組み合わさった時、一体どんな楽しいものが生まれるんだろう?とワクワクするような打合せとなりました。

なお、今回の企画に関する情報は、引き続きBLOGやTwitter等のSNSにて発信していく予定です。
今年の夏のキッズアートキャンプが一生の想い出となるような、楽しい時間になりますよう願いつつ、スタッフ一同、南相馬のみなさまのお越しを心よりお待ちしております。

 

土屋香奈(TRSO事務局)