東北復興支援機構 | TRSO

キッズアートキャンプ2016がスタートしました

平成28年熊本地震にて被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げるとともに、犠牲になられた方の御冥福をお祈りいたします。避難されている皆様、毎日に不安を感じている皆さまに、1日でも早く安心できる日常が戻りますよう願うばかりです。5年前の東日本大震災の際には、九州の皆様からも本当に多くのご支援や励ましをいただきました。
我々が皆さまのご協力のもと積み上げてきた東北での復興活動が、今後の被災地復興の一助となるよう引き続き活動してまいります。


今年度もいくつかのプロジェクトを進めてまいりますが、今回はキッズアートキャンプ山形2016の活動をご紹介します。

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キッズアートキャンプの開催も今年で6回目。
今回は、5年間にわたり南相馬市の皆さんと続けてきた活動の成果を、広く東北の子どもたちやご家族に還元していくことを目標に、山形に住むお母さんと子どもたちと一緒に活動をしていきます。

講師は昨年に引き続き、影絵師の川村亘平斎さん。
山形の地で新たな影絵芝居をつくり、9月に開催される芸術祭「山形ビエンナーレ2016」で公開制作と上演会を行います。昨年のキャンプで、南相馬市のご家族とともに制作・上演した「ヘビワヘビワー福島県南相馬小高区大悲山の大蛇伝より」に続く第2作目。
さて、山形の地からどんな影絵芝居が生まれるのでしょうか。

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今年のキャンプに参加してくれるのは「こども芸術大学 だいち組」15組のお母さんと子どもたちです。
9月の発表にむけて月1回、川村さんとWSを行い影絵芝居を作り上げていきます。

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第1回目となる今回は、影絵芝居にする物語を紡ぐワークショップを行いました。
 前作「ヘビワヘビワ」では、古くから福島県の南相馬市小高区に伝わる大蛇伝をテーマに影絵芝居を作りましたが、今回は主題となる物語そのものをつくるところからはじめます。

テーマは「母から子へ伝える物語」。

「母」が「子」に伝えたい、自身の中に流れる風景やイメージを、母子共同で影絵芝居にしようという新しい挑戦です。

お母さんたちには、あらかじめピックアップしてもらった「自身が過去に体験したり見聞きした不思議なお話」を、一人ひとり発表していただきました。出身地にまつわる伝説や、おじいちゃんやお母さんから教えてもらったおはなし、実際に見た不思議な光景などさまざまなお話が飛び出します。

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 「こんなお話しかないんですけど・・・」と申し訳なさそうに前置きするお母さんたちでしたが、出てくるおはなしはどれも初めて耳にするような興味深いものばかり。それぞれに何かしらの教訓があり、聞く側の記憶や体験にリンクして、笑いがこみ上げてきたり、胸がぐっと熱くなったり、、、と不思議な時間の共有となりました。

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言葉や音からイメージを共有した今回。これからどのように影絵としてビジュアル化されていくのか楽しみで仕方ありません。 公開制作と上演に向けて着々進む活動の様子は随時アップしていきます。

山形ビエンナーレ2016 影絵芝居公演スケジュール
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●「ヘビワヘビワ-福島県南相馬市小高区大悲山の大蛇伝」
9月4日(日)  影絵芝居上演
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●「キッズアートキャンプ山形2016」
9月23日(金) 公開制作
9月24日(土) 影絵芝居上演
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