東北復興支援機構 | TRSO

キッズアートキャンプ山形2015|影を演じる

先日、今年のキッズアートキャンプ講師の川村亘平斎さんと、キッズアートキャンプに向けてより詳細な打合せを行いました。影絵芝居で使用する道具を制作するための材料や、福興会議のメンバーが作成したシーン(背景)を確認します。

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シーンの清書前に、各パーツの配置を調整します。 IMG_0205
また、会場にスクリーン(布)を吊るして、舞台後方から光を当てて実際に影絵を演じてみました。演じてみると思ったよりもかなり頭と身体を使うことに驚きました。身体の輪郭がはっきりとスクリーン上にうつるので動作の繊細さにも気を遣いつつ、影がスクリーンのどこにどのくらいの大きさで出るのかを確認しながら立ち位置を変えていきます。すると、演技というよりダンスを踊るのに近い感覚だったように思います。身体表現としての面白さをひしひしと感じました。
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最後に、この日集まったスタッフ全員で仮台本の読み合わせを行いました。川村さんが登場人物を演じ、試しに学生も演じてみます。良い感じです。
気が付けばキャンプ当日まであと数日。まだまだ準備が盛りだくさん…急ピッチで進めていきたいと思います。

そして、今回の劇を盛り上げる音楽を改めてご紹介します。
川村さんのソロユニット滞空時間にも参加されているGO ARAIさん、そして本大学の和太鼓研究会「太悳(たいしん)」にもご協力いただき、バイオリン、シタール、打楽器等を演奏します。もちろん全て生演奏です!
ちなみにシタールはインド発祥の弦楽器で、ひょうたん類を繰り抜いて作られています。ビートルズの名曲『ノルウェーの森』にも使用されている、不思議な音色の楽器です。宗教音楽に使用されてきたこともあり独特な「規則」のある楽器で、演奏される季節や時間、表現される感情やテーマ等によって、使用する音階等が決まっています。
今回の公演では、シタールの規則にあてはめると「」や「おばけ」の音階を使用するということで一体どのような音になるのか、とても楽しみです。
その他、あまり聴く機会の無い珍しい楽器も使用しますので、皆さんぜひ公演に足を運んでいただき、趣深い音楽と共に影絵芝居をお楽しみ下さい。