1期生の大久保開くんが集英社みらい文庫大賞優秀賞を受賞!

文芸学科1期生の大久保開(おおくぼ・ひらく)くんが、第5回集英社みらい文庫大賞の優秀賞を受賞しました。

集英社みらい文庫は小学生&中学生を対象とした児童文学のシリーズで、みらい文庫大賞はその新人賞となります。

受賞作品のタイトルは「青に叫べよ」です。

【あらすじ】※みらい文庫大賞結果発表HPより
小学五年生である葉角逆さまは、ある日無理やり、オリエンテーリングの大会に出場することになった。自分の感覚を頼りに山の中を疾走する逆さまは、「走る」ことを通して自分の中の大切な気持ちに気づく。

第5回集英社みらい文庫大賞結果発表

大久保開くん、おめでとうございます!

 

イベント「移動式本屋 BOOK TRUCK が芸工大にやってくる。」

BOOKTRUCKポスター-01今週6月30日(木)、メディアで話題の移動式本屋「BOOK TRUCK」が本学に来校し、販売デモンストレーションと、運営者の三田修平さんによる特別講義を開催します。

学部・学科・コース、学年を問わず、全学を対象としたイベントですので、皆様、お誘い合わせの上、ご参加ください。

POPEYE BLOG「BOOK TRUCK」記事

http://blog.magazineworld.jp/popeyeblog/23616/

                記

文芸学科イベント 移動式本屋「BOOK TRUCK」が芸工大にやってくる。

【日時】

2016年6月30日(木)

11:00〜13:00 販売デモンストレーション(学生会館前駐車場にて)

14:00〜15:00 期間限定開店(芸工大前の「ヤキトリ四丁目」駐車場にて)

15:30〜16:50 特別講義(本館207講義室にて)

【対象】全学生対象 申込不要

【詳細お問い合わせ】

文芸学科講師 野上勇人

nogami.hayato@aga.tuad.ac.jp

「こわれた大切なものと」

 大学生のとき、私は大学教員のweb日記(まだブログではない)を読むのが日課であった。大学の授業での取り組みや論文の内容、会議の話などはどうでもよく、日々の考えや生活を垣間見ることのほうが面白かったのである。そのなかでも淡々と更新していた森博嗣のweb日記は私個人として毎日見るのにちょうどよく、数年間はひたすら読んでいた記憶がある。森氏は朝に昼に夜にと更新していくので、私も更新に合わせるようにアクセスしていた。当時は大学にwifiが飛んでいるなどということはなく、またノートパソコンを持って通学するということもなく、空き時間になると大学のパソコンルームに通い、メールチェックと日記を読むということを地味ながらやっていた。今だとノートパソコンやスマホにより時間や場所の拘束性が減ることでスムーズに読むことができるだけに、果たして自分が大学生だとしたら同じことをしているのかどうか疑問ではある。

 ルーティーン化することの難しさというのは確実に存在し、多くの人は更新頻度が減り始め、10代の私は「なぜもっと更新しないのだろう」と思っていたものである。そして、あの時の私に返答ができる立場に自分自身がなってしまった。単純に忙しいからである。というわけで、この記事も2週間ぶりの更新になっている。すみません。森博嗣のweb日記はその後、書籍化され、今でもぺらぺらめくったりする。しかし、その時にしか感じ取れなかったものは確実に存在し、一日という時間単位で動かされた文章データを目にするということ、液晶画面の中で見るということ、大学のパソコンルームで読んでいるということ。その全ての再現性はもうありえない。

MORI LOG ACADEMY〈1〉 (ダ・ヴィンチ ブックス)

 では、あの時の私が嫌いであった大学教員による授業の話をしよう。いくつかの授業を担当としているが、先週は作品読解の授業では初野晴の「ハルチカ」シリーズを取り扱った。毎年やっていることではあるが、小説だけではなくエンターテイメントとして媒体が変化した際に変わっていくものは何かということを考える契機として、ハルチカを取り上げたのである。ご存知の通り、ハルチカは今年の頭にアニメ化され、来年には映画化される。授業内では小説を講読するだけではなく、アニメも視聴し、媒体の差を考えた。映画はどうなることやら。ゼミでは乙一の「アークノア」シリーズの第1巻を読み、物語の構造を検討し、ファンタジーを考えるということをやった。今年は年度当初に野崎まどの『know』を取り上げて、同じく物語構造を考えたわけだが、創作にしろ評論にしろエンタメを考える基礎的な作業である。

初恋ソムリエ (角川文庫)

ハルチカ ~ハルタとチカは青春する~ 第1巻 [Blu-ray]

僕のつくった怪物 Arknoah 1 (集英社文庫)

know (ハヤカワ文庫JA)

 このようなことを日々、繰り返しながら、学生たちの創作・評論・編集活動につながっている。その成果の一つが『文芸ラジオ』である。ということで、このブログはしばらく宣伝で終わるのである。

文芸ラジオ 2号 ([テキスト])

BGM:YUKI「ドラマチック」

ドラマチック

山川健一デジタル全集 刊行記念バースデーライヴのお知らせ

山川健一学科長のデジタル全集が、7月1日に発売されます(iBookstore)。

それを記念して、ライヴをやるそうです!

場所は東京・神田にて。

皆さんお誘い合わせの上、ぜひお越しください!

※私、野上も登壇いたします。

 

□山川健一デジタル全集 刊行記念バースデーライヴ
出演/Rudie’s Club Band

日時 
2016年7月8日(金)
19:00 OPEN / 19:30 START

19:30~19:50 
トーク 山川健一 VS 野上勇人(東北芸術工科大学文芸学科)
20:00~ 
Rudie’s Club Band

会場
The SHOJIMARU 東京都千代田区神田須田町1-4-6 吉川ビルB1
TEL 03-6206-9596
HP http://fukumarurec.wix.com/shojimaru
Facebook https://www.facebook.com/THESHOJIMARU/

料金
¥3,000- プラスドリンクオーダー

石川忠司『吉田松陰 天皇の原像』を読んで思い出す何か大切なもの

51USZ9+XAtL._SX342_BO1,204,203,200_

 

 いま、東北芸術工科大学の教員宿舎である。今日は研究室に文芸学科の1、2年の学生達が20名ほどやって来て、椅子が足りないので何人かは床に座ったりして、彼らが出そうとしている同人誌の相談にのってあげた。1年生には2時から5時近くまで講義した後なので、ぼくらはいったい何時間いっしょにいたことになるのだろう?

 その後、教員仲間の石川忠司がやって来て、最後はいつものように2人でいろいろ話し、解散した。明日も明後日も一緒である。

 今日はそんな石川忠司の新刊『吉田松陰 天皇の原像』を紹介したい。この本は藝術学舎から吉田松陰についての本を出したいと思い、しかし自分では書けないので石川忠司に頼んで書き下ろしてもらった本だ。

 原稿をもらった時、実に面白いと思った。さすがだな、と。「人民や藩士が直接天皇に忠誠を尽くす行為は許されず」というあたりから説き起こし、かつて「仁」をひっくり返したのと同じ手さばきでこれまでに言われてきた松陰の天皇像をひっくり返し、明治の天皇像の二重性から一気に現代にまで論を通している。石川忠司の仕事の中でも、これはかなりいいものだと思う。ぼくはこの本のいわば担当編集者で、立場的に本を売ることばかり考えていたのだが、改めて松陰の思想の過激さ、危険さに触れ、身の引き締まる思いがした。それから個人的には、三島由紀夫は松陰から一直線だったのかなと思ったのであった。

 明治維新以降、長州すなわち山口県出身の政治家達は(安倍首相もその1人だ)、松陰をさんざん利用してきた。そういう輩から本来の松陰を取り戻したの本書である──と、ぼくは断言したい。

 ところでぼくは本書に「解説」を書いた。

<彼の批評は年齢を経るにつれてむしろ若々しいロジックの煌めきを獲得し、余計な肉を削ぎ落とし、芭蕉的な大きな世界に挑むようになってきている。そのことに、ぼくは密かに驚嘆する。

 本書にぼくは編集者として関わっているわけだが、公平に見て、この決して長くはない吉田松陰論は批評家・石川忠司の現在における到達点を示しているのではないかと思う。しかし、芭蕉的に余計なものを削ぎ落としたロジックの煌めきからは、たとえばNHKの大河ドラマでも扱われた吉田松陰という人の生涯のエピソードがほとんど省略されている。

 そもそも原稿をくれた時、タイトルが付けられていなかった。

「タイトルは?」と怪訝な顔でぼくが問うと、

「あんたに任せる」という返事であった。

 お前はタイトルまで省略するのかよ、とぼくは思ったのであった。

 仕方なくぼくがいくつものタイトル案を考え、石川忠司が選んでくれたのがこの『吉田松陰 天皇の原像』である。

 そういうわけで、吉田松陰に興味を持ち本書を手に取って下さった読者の方々に、松陰の生涯の紹介を「田山花袋」的に補うのがこの原稿におけるぼくの使命だろうと思う次第である。>

 石川忠司とぼくは志を同じくする同志みたいなもので、仲はいいと思うのだがしばしば喧嘩する。いっしょにやった講演会でも喧嘩になり、研究室での議論は日常茶飯事で、実は昨日も電話で怒鳴り合ったばかりだ。なぜそんなにぶつかるのか。それはきっと、二人ともお互いに、もっと遠くへまで行けるはずだと信じているからだろう。

 さて、ぼくが伝えたいことは以下の通りです。

 是非とも石川忠司の『吉田松陰 天皇の原像』をお読みください。あなたは、石川忠司と罵り合った後のぼくのように、きっと何か大切なものを思い出せるはずだ。

※この本は山川研究室でも販売しています。学生諸君、是非とも読んでね。

EURO2016が始まった

たまには全然関係ない話を書こうと思う。

オープンキャンパスがあったり保護者会があったりしている間に6月も3分の1が過ぎ、サッカーのヨーロッパ選手権、すなわちEURO2016が始まった。

UEFA EURO2016公式サイト(日本語版)

http://jp.uefa.com/uefaeuro/

EUROはワールドカップと同じく4年に1度開催される。そしてワールドカップの2年後に、つまりワールドカップとワールドカップの間に開催される。そうなるとオリンピックと同じ周期でやってくるのだ。

ヨーロッパ選手権というだけあって、出場国はすべてヨーロッパの国々の代表チームに限られる。グループ分けして予選を行い、突破した24カ国が出場する。前回までは16カ国だったが、今回から24カ国に拡大された。

そして今回の開催国は、私の第二の母国(1年住んだ程度だが)であるフランス!

現地時間6月10日(金)に開幕試合があり、開催国フランスvsルーマニアが行われた。

そして順次、グループリーグの試合が行われていく。

日本では地上波放送はテレビ朝日系列。全試合放送はスカパーとWOWOWかな?

残念ながら金曜、土曜とリアルタイムで試合を観ることはできなかったので、本日、開幕試合とイングランドvsロシアを観た。

EUROの面白さは、何よりもガチなこと!

ワールドカップもガチだけれども、同じヨーロッパ同士ということで、各国の代表選手がワールドカップ以上にプライドむき出しで闘う。

それからハズレ試合が少ないこと!

ヨーロッパで予選を勝ち抜いた国だけが出場するので、出場国のレベルの差があまりない。そのため、どの試合も高いレベルになるのだ。今回は24カ国に拡大されたので、若干レベルが落ちる試合もあるかもしれないが、それでもヨーロッパの強豪同士が同じグループに同居してしのぎを削ることになる。

例えば今回のグループDはクロアチア・チェコ・スペイン・トルコ。

モドリッチ&ラキティッチと、レアル・マドリーとバルセロナの司令塔を両方擁するクロアチアが、スペインとどう闘うのか。そこに同じくバルセロナのトゥランやドルトムントのシャヒンを擁するトルコ、ベテランのロシツキーやチェフを擁するチェコがどう絡んでいくのか。

グループEは、ベルギー・イタリア・アイルランド・スウェーデン。

歴代最強と言われるベルギー代表と、ワールドカップ優勝経験国のイタリア。そこに大半がイングランドプレミアリーグで活躍する選手で固めたアイルランド、“王様”イブラヒモビッチ擁するスウェーデンがどう分け入っていくのか。

もう本当にヒリヒリする。

開幕試合はフランスが終了間際のパイェのゴールで勝利した。ゴールを決めたパイェは、まだ試合が続いているのに泣いていた。今大会、フランスは開催国として、かつての英雄にしてフランス最強時代の代表キャプテンを務めたディディエ・デシャンが監督を務めている。デシャンは規律を重んじ、ベテランでエースのベンゼマを外し(脅迫事件関与の疑いがあったため)、若手中心のフレッシュなチームで臨んだ。

前回フランスが開催国だったのは1984年。将軍プラティニ擁するフランスは開催国優勝を成し遂げた。そして2000年ベルギー大会では、ジダン擁する歴代最強のフランス代表がワールドカップとの連覇を成し遂げた。2度目の開催国優勝、そしてトータル3度目の優勝を狙うフランス代表“レ・ブルー”にかかる重圧は相当のものだったのだろう。パイェの涙はその重圧からの解放を意味していたと思う。

サッカーも長く観ていると、そして歴史を調べると、そのチームや選手、試合の「文脈」が見えてくる。「文脈」がわかると、試合の観方も変わってくる。

たとえば2015-2016シーズンに旋風を巻き起こしてプレミアリーグ優勝を果たした岡崎慎司のレスター・シティには、かつてEURO1992で補欠参加(ユーゴスラビア内戦の制裁により代替出場)からのミラクル優勝を果たしたデンマーク代表の名ゴールキーパー、ピーター・シュマイケルの息子カスパー・シュマイケルが所属しているのだ。

すると私のようなオールドファンは「あのシュマイケルの息子かー!」と感慨を覚えるのである。

今回のEURO2016でも、たとえばウェールズ代表など、EUROに出場しているだけでも泣けてくる。かつて若い頃から天才と謳われ、マンチェスター・ユナイテッドで数々の栄冠を手にしたライアン・ギグスという選手がいた。彼はウェールズ代表のエースとして何度もワールドカップやEUROの予選に挑み、いつもあと一歩で出場を逃してきた。そのウェールズからようやくガレス・ベイルやアーロン・ラムジーといった才能ある選手が出てきて、今回、晴れて初出場に至った。

私のようなオールドファンは「ギグスもきっと喜んでいるだろうな」と感慨を覚えるのである。

とにかくこれから約1カ月、熱い闘い(の録画)が私を待っている。

今回はやはり若きフランス代表に優勝してほしい。

決勝はスペインvsフランスを期待している。そして若く、よく走る“多人種軍団”フランス代表が、スペインの手慣れた“ティキ・タカ”を粉砕するのだ。

でもドイツも強いし、イタリアもしぶといだろうし、クロアチアも爆発するかもしれないし、若いイングランドも面白いし、イブラのスウェーデンにクリスティアーノ・ロナウドのポルトガルもいるし、レバンドフスキのポーランドも気になるし・・・などといろいろ考えながら予想にふけるのが、今は楽しくて仕方ない。

「僕らは少しずつ進む あくまでも」

 本屋で三沢陽一の『不機嫌なスピッツの公式』(富士見L文庫)が平台で並んでいるのを見たとき、スピッツは犬だろうか、バンドだろうか、と立ち止まって考えてしまった。本屋の平台で立ち止まるのは、いつものことなので、別に「ラブソング嫌い」とか「音楽マニア」などの帯の文言で立ち止まったわけではない。草野マサムネが出てきて「そんなことよりバンドやろうぜ」と言って名探偵の邪魔をし続ける作品であったり、登場人物が「ロビンソン」、「チェリー」、「若葉」、「つぐみ」の4人組がメインで活躍する作品であったりするだろうか、いや、さすがにそれはないだろう、と帯を見ているにも関わらず作中で描かれているのは犬なのだろう、と思いながら、買ったのである。

不機嫌なスピッツの公式<不機嫌なスピッツの公式> (富士見L文庫)

 犬はどこだ。犬の力! とかそういうわけではなく、バンドのスピッツを愛するがゆえにスピッツがあだ名となってしまった登場人物の話であった。しかし内容以上に衝撃的であったのは、もうスピッツですら、語られる対象としての歴史性を帯びてしまったということである。デビューが1991年のバンドに対して何を当然のことを書いているのだ、と思うが、うすうす気づいていたことを明示されることの怖さは確実に存在する。ちなみに作中ではその他、90年代に大活躍したバンドが引用されており、作者と同世代の私は頭を抱えているのだが(特段、悪い意味ではない)、これは若い世代に届くのであろうかと少し心配してしまった。学生からスピッツの話が出てきたことはないが、我々の世代が20歳前後のころにチューニングして考えるとTHE ALFEEぐらいだろうか。わかったようなわからないような釈然としない気分ではある。

 昨日は保護者会が開催された。私が学生のころを考えると大学で保護者会が行われるということ自体に驚いている。そして、熱心に質問をし、話をしてくれる親御さんを前にすると、学生のみんなはいい加減な気分で授業に出て、適当なレポートや課題を書いたりしてはいけないぞ、と思うわけである。もちろん自分自身が学生のときに、どうしていたのかは脇に置いている。大体が毎日のように読書をして、ゲームをして、ラジオを聞いて、と過ごしていたので、褒めるべきことはないように思うが、それでも全てがネタの宝庫である。どう昇華して、血肉とするかは自分自身の問題であり、難しいかもしれないが短期的・中期的・長期的な計画を脳内で随時補正しながら歩み続け、今ここで本を読んでいるわけだ。とカッコつけているが、親御さんとしゃべりながら、自分自身の学生時代を反芻し、頭を抱えていたのである(もちろん、これはダメな意味である)。

 その保護者会でも好評であった『文芸ラジオ』2号のamazon在庫がようやく復活したので、ぜひご購入願いたい。最後は宣伝で終わるのである。

文芸ラジオ 2号 ([テキスト])

BGM:スピッツ「夢追い虫」

色色衣

文芸ラジオのラジオ 第7回

久しぶりに更新しました。お時間があるときにお聞きください。

東北芸術工科大学芸術学部文芸学科が発行する文芸誌『文芸ラジオ』の編集部がお送りす­るラジオです。編集部の教員(池田雄一、玉井建也、野上勇人)および学生編集長である­佐久間くんがが喋っています。内容は新編集長紹介、『文芸ラジオ』2号に関して、第1­回文芸ラジオ新人賞、春のオープンキャンパスなどです。

第2回文芸ラジオ新人賞応募規定のお知らせ

「文芸ラジオ」では、創作小説・評論の新人賞を募集します。

    • [締切]
      2016年9月30日(金) 当日消印有効
    • [応募要件]
      未発表の小説[長編/短編]・評論
      ◇長編小説・評論:400字詰原稿用紙換算で50枚以上200枚まで
      短編小説:400字詰原稿用紙換算で30枚以上50枚まで
      ◇表紙にタイトル・ペンネーム・本名・連絡先・簡単なプロフィールを記載の上、紐またはWクリップで綴じること
      対象外:同人誌発表作、他の新人賞への応募作、卒業論文、Web掲載済み作品等
    • [宛先]
      〒990-9530 山形県山形市上桜田3-4-5
      東北芸術工科大学 文芸準備室 「文芸ラジオ新人賞」係
    • [賞]
      最優秀賞(金 10万円) 、優秀賞 ほか
    • [選考委員]
      池田雄一(文芸評論家)、川西蘭(小説家)、山川健一(小説家)
  • ※応募原稿は一切返却いたしません。また、応募要項・選考過程に関する問い合わせには一切応じられません。
    ※受賞作の出版権は藝術学舎に帰属します。
    ※選考委員・賞・発表時期・その他、詳細は東北芸術工科大学文芸学科Webサイトhttp://blog.tuad.ac.jp/tuad_bungei/(BUNGEIWeb)にて発表があります。ご確認ください。

第1回文芸ラジオ新人賞発表

 文芸ラジオ新人賞は意欲的な小説・評論を全国から募集し、46作品の応募がありました。厳正なる審査の上、下記のように第1回受賞者を発表いたします。

  • 最優秀賞 丸山千耀「星屑のブロンシュ」
  • 優秀賞 該当作なし

最終候補作
吉川敦「須弥山としゅみせん」
丸山千耀「星屑のブロンシュ」
蒔田あお『フェイス・トゥ・フェイス』

 全国から多くの応募をいただきまして、まことにありがとうございました。なお受賞作の丸山千耀「星屑のブロンシュ」は『文芸ラジオ』2号に掲載されております。講評はこちらに公開しております。また第2回文芸ラジオ新人賞の応募受付が開始になっております。

文芸ラジオ 2号 ([テキスト])