2日目。女性教員によるトークイベントなどなど。

2日目はあいにくの雨でした。

声の広場での椅子のレイアウトは、風のため早々に切り上げました。残念!!

 

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続きまして、coice企画「滝の下プロジェクト」愛のささやき①です。

赤い糸を辿っていくと、滝の下にたどり着きます。

ふたつ並べられた椅子には、

男性の「愛のささやき」と女性の「愛のささやき」がバーコードの中に入っています。

某先生の「愛のメッセージ」も入っていました。

恋に悩んでいるあなた、滝の下へ行ってみてください。

愛のささやきパート②は10月30日(火)にあります。

 

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夜は女性教員によるトークイベント「忘れえぬ記憶」です。

辻けい先生、中村桂子先生、謝黎先生をお招きし、

深いお話をお伺いすることができました。

外では言えないここだけトークが満載でした!

 

「女性として」というよりも「ひとりの人間として」、

特にジェンダーを意識せずに「自分らしく」生きている3人の生の声を聞くことができ、

とても充実した会でした。

 

キュレーター和田菜穂子

オープニング(声の広場)+オープニングトーク(大竹左紀斗)

ついに「記憶の声」オープンしました。

ガラリと変貌した、本館前広場(声の広場)の様子です。

椅子のレイアウトを考えたのは建築・環境デザイン2年の笠原君と庄司さんです。

初日にふさわしいプランです!

 

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続いて、博物館実習1でのワークショップ実践。

「kaleidoscope 万華響」です。

現在、過去、未来の自分について、グループで語り合うワークショップ。

出てきた案をポストイットにまとめます。

それが7階ギャラリーの「記憶の森」の作品《言の葉》へとつながります。

「未来の自分へのメッセージ」を記入します。

 

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次の博物館実習1では「voice バスケット」を行いました。

博物館実習1では、展覧会「声の記憶」を通じ、ワークショップの実践を行います。

来週は「けんちく体操」の体操ウーマン1号と体操マン2号をお招きし、

「けんちく体操博士マイスター」を目指して、公開ワークショップを行います。

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夜は大竹左紀斗先生をお招きし、オープニングトークを行いました。

 

ここだけトークが盛りだくさんでした。

ここに来ないと聞けない話、です。

これからほぼ毎日トークイベントがありますので、皆様お見逃しなく!

 

和田菜穂子(キュレーター)

イベントスケジュール 2週目〜

10月29日 (月)

■7階ギャラリー

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10:30~11:30 コレクター、ギャラリストによるトーク 「世界のアートとデザイン業界の今」

guest:村上豪人、田中孝明、田中敦恵、倉田陽一郎、和田友美恵

原高史とコレクター、ギャラリストが、世界のアートシーン、デザイン業界の今を語ります。

 

■本館前広場

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14:00~15:20 公開ワークショップ 「けんちく体操博士マイスター」を目指して(博物館実習1)

guest:大西正紀(体操マン2号)、田中元子(体操ウーマン1号)

博物館実習1の特別演習。屋外にてけんちく体操の実演を行います。芸工大の建物を身体で表現し、建物の記憶を共有します。

 

10月30日 (火)

■7階ギャラリー

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19:00~20:00 朗読セッション「東北の声」

guest:山田修市(洋画家)+太眞(川口幾太郎 ほか)、朗読ジャム(チュートリアル:東北画は可能か)

和太鼓の太眞と山田修市のコラボレーションで、東北の詩を朗読。続いてチュートリアル朗読ジャムによる現代詩の朗読&サイトウケイスケ氏によるエレキギターのパフォーマンス。

 

■本館前広場

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17:00~19:00  滝の下プロジェクト「愛のささやき」② (学生スタッフcoice)

三角池の滝の落ちる空間にふたつの椅子を設置。愛のささやきが聴こえる非日常的な空間が体験できます。

 

10月31日 (水)

■7階ギャラリー ※別会場408講義室

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18:00~20:00 スペシャル企画①  「声:言葉の力  ぼくたちの未来宣言」

guest:山川健一(作家)、竹内昌義(建築家)

原発問題について真正面から取り組んでいる二人をゲストとしてお招きし、「声」にすること、「言葉」で発信すること、そして行動することの意義について、みんなで語り合います。

 

11月1日 (木)

■7階ギャラリー

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 19:00~19:30 実験公演 「音、身体、空間」

guest:平山素子(舞踊家)

日本のコンテンポラリーダンス界をリードする平山素子氏による一夜限りの実験舞台。30人限定の特別公演。

 

11月2日 (金)

■7階ギャラリー

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10:30~11:50 レクチャー(現代芸術論 特別講義)「空間と身体表現」

guest:平山素子(舞踊家)

7階ギャラリーにて、平山素子氏による現代芸術論の特別講義を行います。美術家や音楽家とのコラボレーションを積極的に行い、幅広い活動を行っています。(聴講可)

 

11月6日 (火)

■7階ギャラリー

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18:40〜19:40 アーティストトーク③ 「声と声」

guest:中山ダイスケ(現代美術家、アートディレクター)、ボブ田中(アイデア・クリエイター)

アーティスト、クリエイターとして活躍中の二人をお招きし、「声」を大切にするコミュニケーションワークについてお伺いします。

 

11月7日 (水)

■7階ギャラリー

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14:00〜15:30 スペシャル対談 「記憶の中の言葉」

guest:宮島達男(現代美術家)

宮島達男氏をスペシャルゲストとしてお招きし、「記憶の中の言葉」を探していきます。原高史との初対談。

 

11月8日 (木)

■7階ギャラリー ※別会場201講義室

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18:40〜20:00 スペシャル企画② 「記憶と風景 忘れられない風景」

guest:五十嵐太郎(建築史家、評論家)、根岸吉太郎(映画監督)

ヒトの「記憶」というものは、時の経過とともに断片化され、うつろいでいきます。東日本大震災後、変容してしまった日常の風景や、人々の記憶をテーマとしたスペシャル企画です。

イベントスケジュール 1週目

10月22日 (月)

■7階ギャラリー

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18:40~20:00 アーティストトーク① 「オープニングトーク」

guest:大竹左紀斗

オープニングを祝して、大竹左紀斗氏をゲストとしてお招きし、ふたりのアーティストと7階ギャラリーにて展覧会「記憶の声」に関するトークを行います。

 

■本館前広場

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14:00~15:20 白い椅子を使った実験演習①  KALEIDOSCOPE (博物館実習1)

白い椅子を使ってコミュニケーションを図るための実験演習。過去、現在、未来の3つの輪を作り、それが万華鏡のようにくるくる展開し、最後に未来の自分へ宛てたメッセージを綴ります。

15:30~16:30 白い椅子を使った実験演習② voice バスケット(博物館実習1)

白い椅子を使ってコミュニケーションを図るための実験演習。

 

10月23日 (火)

■7階ギャラリー

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18:40~20:00 女性教員によるトーク「忘れえぬ記憶」

guest:辻 けい(現代美術家)、中村桂子(版画家)、謝黎(歴史研究家)

TUAD女性教員による初のトークイベント。女性として、ひとりの人間として、それぞれの歩んできたライフスタイル、ライフワークについてお話を伺います。

 

■本館前広場

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14:00~17:00 白い椅子を使った実験演習③ (総合美術コース)

総合美術コース2年生による空間実験ワークショップ

17:00~19:00 滝の下プロジェクト「愛のささやき」① (学生スタッフcoice)

三角池の滝の落ちる空間にふたつの椅子を設置。愛のささやきが聴こえる非日常的な空間が体験できます。

 

10月24日 (水)

■本館前広場

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18:30~19:30 キャンドルナイト(学生スタッフcoice)

お菓子とソフトドリンクを用意し、キャンドルの灯るゆったりした雰囲気の中、夜の語らいの時間を過ごします。(雨天延長金曜日17:00-)

 

10月25日 (木)

■7階ギャラリー

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17:10~18:40 アーティストトーク②「映像の中の記憶」

guest:前田哲

グラフ原高史×環建西澤高男×映像前田哲

展覧会「記憶の声」盛り上げトークバトル開催!

講義では聴けないオモシロオフレコトークが聴けますよ!?

■本館前広場

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16:00~16:30 郷の宴  (民俗舞踊団《郷》)

民俗舞踊団《郷》

伝統芸能、中野七頭舞の公演。太鼓、笛等のおはやし参加予定。椅子は観客席として使用。

 

10月26日 (金)

■本館前広場

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11:00~18:30  滝の下プロジェクト「喝のお言葉」(学生スタッフcoice)

三角池の滝の落ちる空間にひとつだけ椅子を設置し、「喝のお言葉」で元気の源をもらいます。

 

11:20~11:50 公開ワークショップ「空間と身体表現(1)建物の記憶 ~けんちく体操~」

guest:大西正紀(体操マン2号)、田中元子(体操ウーマン1号)

現代芸術論の特別講義。大西正紀、田中元子(体操マン2号、体操ウーマン1号)がレクチャー後、屋外にてけんちく体操の実演を行います。芸工大の建物を身体で表現し、建物の記憶を共有します。

 

10月27日 (土)

■本館前広場

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10:00~15:00 白い椅子を使ったインスタレーション (彫刻コース)

彫刻コースによる公開ワークショップ

展示作業も大詰め

いよいよ展覧会開催まで、1週間をきってしまいました。

7階での現場作業とグラフ棟の「声ルーム」での作業に分かれ、毎日各グループの作業は続きます。

 

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原先生の立体作品が届きました。

 

 

西澤先生はハンモックの吊り方など調整しています。

 

 

資源回収業者からシュレッダーごみを4トントラックで運び込んでもらいました。

前日は大学のトラックで運び込みましたが、足りなかったためです。

 

 

白いごみ袋から、黒いごみ袋へ入れ替え作業です。

これはハンモックの下に敷く巨大マットのクッション材になります。

 

 

カッティングシートについて、学生と現場で話し合いです。

 

「声ルーム」でもミシン隊や、カッティングシート隊が、がんばって作業を続けています。

 

いよいよ展覧会まであと6日。

がんばって集中していきましょう!

 

担当キュレーター:和田菜穂子

 

今週のcoice

10月に入り、新学期がスタートしました。

coiceの活動やミーティングも、ほぼ毎日「声ルーム」で行われています。

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新たに「g-coiceミシン隊」が結成されました。

巨大なマットを制作します。

まずは布を仮縫いしていきます。

 

巨大クッションの中に、シュレッダーごみを挿入します。

 

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s-coice(空間担当)が制作した7階の模型です。

西澤先生のゼミ生を中心に、7階の空間構成をスタディ中です。

 

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c-coice(キュレーションチーム)は、まずはインタビューした声の編集作業です。

西澤先生のご指導のもと、PCを駆使して「声」の切り取り作業。

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c-coiceは「白い椅子」のレイアウトや、イベント企画についても検討中です。

 

 

展覧会開催まであと19日。

がんばりましょう!

 

担当キュレーター:和田菜穂子

展覧会「記憶の声」

日本を震撼させた東日本大震災。津波によって多くの家が流され、親しい友人・大事な家族の命が奪われ、見慣れた日常風景が損なわれました。福島の原発事故は未だ終息する兆しさえ見えず、我々の日常生活に深い影を落としています。一見、日常生活を取り戻したかのように見えても、実は過去の記憶とともに各人の心の中に言葉にならない憤りが渦巻いています。今、我々がやるべきことは、現状をしっかり認識すること、つまり人々の「声」を拾い集めることです。

今年度のTUAD mixing!は、ふたりのアーティストの過去作品の展示にとどまらず、大学全体が参加する形の「声プロジェクト」を立ち上げ、作品化していきます。「今、あなたが心に感じていること」を「声」にし、それを大学に《伝えること・残すこと》を目的としています。

「声プロジェクト」では、さまざまな「声」を集め、「声」で他者の存在を感じとり、「声」を交差させる場を提供します。「声」を通じ、いろんな情報が集まり、自然と人々の輪ができるような仕組みとします。異なる学科の学生、教員と学生、地域と大学、おとなとこども、男と女、などいろんな人たちが交わる場、新しい風景が大学内に創出されます。

人と人の結びつきが問われる今、この企画は新しい関係性を築き上げるだけでなく、「今、ここにいる自分の声を残す」という《存在のアーカイブ化》への試みでもあります。「声」の集積によって、未来に羽ばたく若者によるヴィジョンが作品化されます。「声」のひとつひとつは《言霊》となって記憶されます。

あなたの声はあなたの記憶とともに存在し続けるのです。

本展覧会キュレーター:和田菜穂子

開催まで1か月を切りました。

展覧会「記憶の声」の開催まで、1か月を切ってしまいました。

もうじき新学期がスタートしますが、開催まで一息つく間もなく、全力で走り抜けたいと思います。

よい展覧会になるよう、気分を盛り上げて、そして精神を集中させて、乗り切りたいと思います。

 

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昨日のミーティングの様子です。

西澤先生が声の編集の方法について、レクチャーをしています。

 

 

具体的な展示方法についても、みんなと一緒に進めています。

 

 

s-coice(空間担当)から、7階模型について説明してもらいました。

50分の1のサイズで、これから展示計画を盛り込んでいきます。

 

 

g-coice(グラフィック担当)のキムくんは、スタッフ用Tシャツのデザインを進めています。

 

 

g-coiceの高野くんは、スタッフ連絡用のweb掲示板を作成してくれました。

これから頻繁に連絡のやり取りをするので、とても助かります。

 

 

g-coiceの阿部さんは、学内掲示用のポスターを担当しています。

声のロゴ、coiceのロゴも、阿部さんのデザインです。

 

 

このように学生のみなさんと一緒に、ひとつの展覧会を作り上げていくプロセスを共有できることは、とても幸せなことです。

さてさて、がんばっていきましょう。

 

 

担当キュレーター:和田菜穂子

coiceミーティング

もうじき秋学期がスタートします。

それに先立ち、「声プロジェクト」の学生スタッフcoiceが集まり、ミーティングを行いました。

グラフィック棟には「声ルーム」も出来上がり、準備は万全です。

 

今日は今後の作業の分担について話し合いました。

coiceは主に3つのチームで編成されています。

g-coiceはグラフィック担当(チーム原)

s-coiceは空間デザイン担当(チーム西澤)

c-coiceはキュレーション担当(チーム和田=展覧会運営&声の編集担当)です。

 

Responsive Environmentのメンバーのひとり酒井聡さん(左端)も駆けつけてくれました。

彼は本学のプロダクトデザイン学科の卒業生で、西澤先生とともにREのメンバーなのです。

 

 

これから数週間、展覧会開催準備に向けて、いろいろと情報を発信していきます。

この企画は、展覧会というよりも参加・体験型のプロジェクトですので、皆様の参加をお待ちしています。

一緒に展覧会を作り上げていきましょう。

サポートスタッフcoiceは随時募集です。

お問い合わせは和田まで。wada.nahoko@aga.tuad.ac.jp

 

よろしくお願いします。

 

担当キュレーター:和田菜穂子

現代美術家 原高史の制作風景

暑い日が続きますね。

大学は夏休みですが、うちの大学は教員の研究室がアトリエとなるため、

それぞれの先生方はご自身のペースで作家活動を続けています。

原高史先生も芸術研究棟の一室をアトリエとしてお借りし、

10月の展覧会に向けて制作を開始しました。

 

 

 

 

制作開始後わずか4日ですが、着々と筆を進めています。

油彩画の200号を2枚、新たに制作する予定です。

 

冷房故障のため、ものすごく暑いアトリエで、汗を流しながら真剣に絵と向き合っている原さん。

その姿はいつもの豪快な原さんとは異なります。

 

今、ここ山形で、生きている、暮らしている、わたしたち自身の存在。

 

皆さんと一対一で対話した、あのインタビューからどんな作品が生まれるのか楽しみです。

 

 

キュレーター:和田菜穂子

TUAD mixing! 2012 | 記憶の声 Voices of Memory

TUAD mixing! 2012
記憶の声 Voices of Memory

原高史×Responsive Environment
(西澤高男)

会期=10月22日[月]→11月8日[木]
会場=東北芸術工科大学 本館7階ギャラリー/本館前広場
(本館前広場でのインスタレーションは10月31日[水]まで)
休館日=10月28日、11月3日、4日
(日、祝日休)
主催=東北芸術工科大学
企画・お問い合わせ=美術館大学センター 
Tel 023-627-2091
Fax 023-627-2308
E-mail museum@aga.tuad.ac.jp
キュレーター=和田菜穂子

概要はこちら

*日時が変更になりました!

スペシャル企画①「声:言葉のもつ力 ~ぼくたちの未来宣言」
日時=10月31日(水)18:00-20:00(申込不要)
会場=本館7階ギャラリー
別会場=本館408(会場が満席の場合は、別会場にてU-streamで視聴できます)
ゲスト=山川健一(作家、本学文芸学科長)、竹内昌義(建築家、本学建築・環境デザイン学科長)
アーティスト=原高史、西澤高男
司会進行=和田菜穂子
USTREAMはこちらから
音声のみ(全記録)

スペシャル企画②「記憶と風景 ~忘れられない風景について」
日時=11月8日(木曜日) 18:30-20:00(申込不要)
会場=本館7階ギャラリー
別会場=本館201(会場が満席の場合は、別会場にてU-streamで拝聴できます)
ゲスト=五十嵐太郎(建築史家、東北大学教授)、根岸吉太郎(映画監督、本学大学長)
アーティスト=原高史、西澤高男
司会進行=和田菜穂子
USTREAMはこちらから

イベントスケジュール1週目~(10月22日~)
イベントスケジュール2週目~(10月29日~)

展示コンセプト

本館7階ギャラリーを6つの部屋に区切ります。

Room #1 声の灯火  Light with Voices
複数の声が飛び交い、闇の中でほたるのように点滅する小さな灯。消え入りそうなか細い声や、自信に満ち溢れた快活な声。様々な声が交差する異空間が、これから始まる展示空間へと誘います。展覧会「記憶の声」の導入部。西澤高男のインスタレーション。

Room #2 声プロジェクト Introduction of “Coe Project”
今年4月よりスタートした「声プロジェクト」は、ふたりのアーティストと、本学の学生・教員が協力しあい、進めてきたプロジェクトです。今までの経緯と展覧会の概要説明を行います。

Room #3 記憶の風景 Landscape into your Memory
「あなたにとって忘れられない風景は何ですか?」
目を閉じれば、頭の中に思い浮かぶ風景。忘れられないひととき。人生を変えたひと言。インタビューした中から選りすぐりの声を、雲の上にいるような心地で、リラックスしながら体験してもらいます。
*体験型展示(予約制)。

Room #4 追憶の場所 Remembrance
学生と先生が1対1で対話したインタビュー集をじっくり拝聴する空間。7階から山形の風景を眺めながら、先生の声にじっと耳を傾け、追憶の風景をイメージします。

Room #5 記憶の森 Forest into your Memory
人の「記憶」というものは時の経過とともに、おぼろげなもの、不確かなものへと変化していきます。この空間は「記憶の森」です。心の奥底に眠る「記憶の声」を呼び起こし、各人の「記憶の断片」は<言の葉>となって、空間を埋め尽くします。原高史のインスタレーション。

Room #6 小さな物語 A Small Tales - Pocketbook -
溶けだしたキャンドル、横向きもしくは後ろ向きの少女、動物のシルエット。それらひとつひとつは、黒く縁どられた窓の中に<小さな物語>として描かれています。原高史が数年に渡りインタビューを繰り返してきた中で、彼の心のポケットに集められたモチーフたちです。彼独自の世界観が表現されています。新作(平面作品)の展示。

Outside 声の広場 Open Space “Coe”
本館前広場は期間限定で様々な「声」が集い、交差する場に変容します。そこに並べられた「白い椅子」にはQRコードが貼られ、先生や学生のインタビューの声が収められています。「白い椅子」の配置の変化は、インスタレーション作品のひとつとなります。<声の広場>で繰り広げられる、「白い椅子」を使った各種イベントは、人々の心に「新しい風景」として記憶されることでしょう。

Artist

原高史|Takafumi Hara

原高史|Takafumi Hara
現代美術家。東北芸術工科大学デザイン工学部グラフィック学科准教授。1968年東京生まれ。1992多摩美術大学大学院絵画学科油画専攻修了。200-2002年ドイツ・ベルリン滞在。平面作品の他、ワークショップやプロジェクト型のアート活動を国内外で幅広く展開している。歴史的建造物の窓にその土地固有の記憶や、人々の思い出にまつわるパネルを展開していく窓プロジェクト《Signs of Memory》は、人と人との対話から生まれるアートである。今回は7階で平面作品(新作)を出品するほか、白い椅子を使った屋外でのプロジェクト型インスタレーションを展開する。
http://takafumihara.jp/

西澤高男|Takao Nishizawa

西澤高男|Takao Nishizawa
建築家・メディアアーティスト。東北芸術工科大学デザイン工学部 建築・環境デザイン学科准教授。1971年東京生まれ。1995年横浜国立大学大学院工学研究科計画建設学専攻修了。建築設計事務所"buildinglandscape"、及びメディアアートユニット"Responsive Environment" 共同主宰。

Responsive Environment
空間に関わる様々な領域をクロスオーヴァーするコラボレーションにより、空間表現を行うユニットである。1993年の結成以来、様々なパフォーマンス、インスタレーションや建築に関わる作品の制作、プロジェクトの発表を行ってきた。2004年より本学プロダクトデザイン学科専任講師の酒井聡もメンバーとして加入。松島紅葉ライトアップ、車座 -Post Peak Oil Orchestra-(谷川俊太郎/覚和歌子 詩の演出)、東京カテドラル聖マリア大聖堂マルチメディア空間パフォーマンスなど、照明装置を使ったインスタレーション多数。
http://www.responsiveenvironment.com/