東北復興支援機構 | TRSO

気球と希求とキキュウ。

荒井良二さんから、『ふらっぐしっぷ塩竈』のフラッグ原画が届きました!
「1枚だけ」とお願いしたのに、ケースのなかにはたくさんの絵が入っていて、
塩竈のためだけに描かれたあったかい絵が、大きな会議机の一面にひろがると、
一緒に封を開けた女性スタッフは思わず涙ぐんでました。
荒井さん、本当にありがとうございます。

ぼくのキキュウ
みんなのキキュウ
しおがまのキキュウ

6/18にビルドフルーガスで実施した塩竈市民40名とのワークショップで、
対話の中からポカンを生まれてきた「キキュウ」のイメージ。
キキュウは「気球」であり、「希求」でもあります。

空をみあげている、こどものような気球と、月のような魚のような舟。
はやく塩竈の浜風に乗せてあげたいです。
人々に、きっと愛されるフラッグになると思います。

この夏、200枚のマグロ色(?)の「キキュウ」が、
港町・塩竈の街なかにたくさん浮かびますよ。
その風景をイメージしただけでワクワクします。
どうぞお楽しみに。

(荒井さんのブログ「日常じゃあにぃ」で塩竈でのWSをご紹介いただいてます)
 
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それから、包みのなかには、ワークショップで塩竈市民が描いた絵に、
あとから荒井さんが「描き足した」作品もたくさん入ってました。

3.11で、この街の誇りである「御座船」は壊れてしまったけど、
津波は記憶まで押し流すことはできなかった。
塩竈の少年が記憶をたどって描いた御座船に、ちいさなキキュウが付き添います。

「Arai Ryoji + Kazuto 2011」のサインに泣きそうになる。
絵の力って、すごいなぁ。

宮本武典