2014.10.10
あるいて、つないで、みちになる。|ぼくらの潮風トレイル
青森県八戸市から福島県相馬市の三陸沿岸700kmにわたる「みちのく潮風トレイル」。このトレイルは、東北の風景や人、食や震災の記憶を実際に歩きながら記録・発信し、トレイルコースを多くの人に繋いでゆくプロジェクト。青森県八戸市から福島県相馬市の三陸沿岸を結ぶ全長700kmのトレイルコースです。環境省は、東日本大震災で津波の被害を受けた東北地方太平洋沿岸地域を長距離自然歩道に設定し、「歩くための道」として新たに策定されたこの道は、東北沿岸部を南北につなぎ、交流を深めるための道として整備が進められています。
今回、このプロジェクトに本学の学生4名が参加しました。彼らは、2011年の震災当初から復興支援活動に携わる本学の組織「福興会議」のメンバーです。「あるいて、つないで、みちになる。」をテーマに、2チームに分かれ、北は青森県八戸市から、南は福島県南相馬市から歩き、ミッションとなるトレイルをとりまく地域の「風景」、「食」、「歴史・文化」、「復興状況」、「人との出会い」の5つの魅力を、随時facebookで発信してきました。9月11日に無事に合流を果たしたその後も、公式facebookでの更新は続いています。興味をおもちのかたはぜひご覧ください。
多くの方にご協力いただき、逞しくなった姿で学生たちはそれぞれの故郷へ帰ってきてくれました。このような経験の場を与えてくださった関係者の皆様に、この場をお借りして感謝申し上げます。また、ラジオや道路でご声援をくださった皆様にもお礼申し上げます。
以下、参加メンバー
<北上チーム>
●小松 大知/トレイルネーム:だいちゃん※チームリーダー
東北芸術工科大学3年(プロダクトデザイン学科)
宮城県仙台市出身
テーマ:「東北のモノゴゴロ」
●大津 悠美子/トレイルネーム:おーつ
東北芸術工科大学4年(企画構想学科)
宮城県仙台市出身
テーマ:「つながりから生まれる会話」
●武田 力/トレイルネーム:リッキー
東京藝術大学(geidaiRAM所属)
熊本県熊本市出身
テーマ:「現在の日本人とは」
●山本 はるひ/トレイルネーム:はるひ
秋田公立美術大学1年
神奈川県泰野市出身
テーマ:「力になれるカタチとは」
<南下チーム>
●佐藤 亨/トレイルネーム:とおるちゃん※チームリーダー
東北芸術工科大学3年(建築・環境デザイン学科)
群馬県桐生市出身
テーマ:「いままでの東北・いまの東北・これからの東北」
●高橋 麻里子/トレイルネーム:まりこ
東北芸術工科大学2年(企画構想学科)
宮城県仙台市出身
テーマ:「東北に残る和の心」
●森 恭平/トレイルネーム:もりりん
立命館大学2年(法学部法学科)
大阪府大阪市出身
テーマ:「これからの東北を見つめて」
●姫田 光/トレイルネーム:ひめちゃん
京都造形芸術大学(プロダクトデザイン学科)
大阪府河南町出身
テーマ:「地元産業・商品の発信」
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歩いた期間/2014年8月20日〜9月11日の23日間
参加学生/東北芸術工科大学、京都造形芸術大学、秋田公立美術大、東京藝術大学、立命館大学
主催/環境省
主幹/電通、東北芸術工科大学宮本研究室
協力/株式会社モンベル、株式会社にしき食品、キリンディスティラリー株式会社
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【関連サイト】
みちのく潮風トレイル
http://www.env.go.jp/jishin/park-sanriku/trail/
みちのく潮風トレイルのFBページ
https://www.facebook.com/pages/みちのく潮風トレイル/1453756854865717
役野友美(TRSO事務局)