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【報告】福興会議|宮城県国見町・仮置き場装飾をおこないました

この度、宮城県国見町 原発災害対策課からの依頼で、除染作業で発生する除去土壌を保管する仮置き場の仮囲いの装飾をおこなってきました。現在、国見町の各地に仮置き場が設置されているのですが、市民から囲いの冷たい殺風景な様子が景観にあわないと以前から声があがっていたようで、今回のような依頼をいただきました。もともと国見町と本学との間では、グラフィックデザイン学科の坂東慶一准教授が国見小学校の校章のデザインを手掛けたり、町の歴史や遺産について元大学院長の入間田宣夫教授や、歴史遺産学科長の北野博司教授が協力したりなど様々な形での交流がありました。

今回デザインを担当したのは、福興会議学生メンバーの目黒有貴子さんです。彼女は福島県南相馬の出身で、現在山形でグラフィックデザインを学んでいます。写真は国見町特産の桃をイメージした巨大ラベルの仮貼りの様子です。当日は5名の学生とともに作業をおこないました。仕上げは山形市にある小泉創芸の泉谷さんと職人さんに美しく貼付けていただきました。2箇所の仮囲いに貼付けを実施し、もう片方は柿をイメージしたラベルを貼付けています。

 

メンバー(左から)/堤夏輝(美術科洋画コース3年)、目黒有貴子(グラフィックデザイン学科3年)、阿部佳菜子(美術科日本画コース2年)、大津悠美子(企画構想学科4年)、菊地拓真(美術科日本画コース2年)

このような経験の場を提供いただいた、国見町のみなさま、そして当日の作業で丁寧にご協力いただいた、小泉創芸の泉谷さんにこの場をお借りして御礼申し上げます。デザインについて福興会議ブログにて目黒さんが報告していますので、こちらも合わせてご覧ください。

役野友美(TRSO事務局)