2011.08.14
KACY2日目:自然を感じるクラフト【その1=藍染め】
お揃いのKACYオリジナルTシャツ。赤ちゃんサイズも用意しました。
KIDS ART CAMP Yamagata、4日間のプログラムを無事終了しました!
大きな怪我や病気、アクシデントもなく、
何より天候に恵まれ、東北の太陽のもと、
思いきり創作+外遊びを楽しんだ4日間。
KACYの活動の様子を、引き続きこのブログで報告していきます。
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2日目の演習は『自然を感じるクラフト』。
美術科工芸コース+テキスタイルコースの工房をお借りして、
染色と陶芸を体験します。
まずは染色から報告。藍の天然染料を使って、
絞り染めなどの技法でそれぞれの手ぬぐいを染めていきます。
バジルではありません。
まずは導入編です。
藍(インディゴ)の生の葉をつかった「タタキ染め」に挑戦。
木綿の手ぬぐいに葉っぱを並べて、トントンと叩き、
直接、藍の葉の成分を布に定着させていきます。
涼しげな柄になりました。
この段階ではまだ緑ですが、徐々に藍色に変色して馴染んできます。
「植物で染める(色をつける)」を体感できるシンプルな方法ですね。
あっという間に1枚目の手ぬぐいが完成。
工房のバルコニーに干していきます。
緑のTシャツが参加者。ピンクはスタッフです。
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続いては「絞り染め」。
布地に豆や小石を縛ったり、板で挟んだりして、
模様を描いていく技法です。
染織家の山崎准教授に指導していただきます。布のたたみ方で幾何学模様が変わりますよ。
これを藍瓶のなかにつけていきます。
さて、どんな柄に染め上がるでしょう?
はじめに水に浸透させてから藍瓶に浸します。天然染料なので、少し臭いもしますよ。
藍瓶につけて水洗いすると、美しい藍色に染まりました!
板で挟んだり、豆を縛っていた部分には染料が入らないので、
このような幾何学模様ができます。
風にたなびく天然の青、キレイですね!
工房では別の技法にチャレンジしているグループも。
ケーキにクリームを絞っていくように、糊で布地に絵を描いていきます。
まずは学生が実演して見せます。
お父さんも集中してます。バイクの柄!
工房の隅でおひるね中。
こういう光景、いいなぁ。
さて、柄を描いたら太陽にあてて、
糊を少し乾燥させたらいよいよ染めです。
布をピンと張って、藍のなかへ静かに投入します。
緊張!
藍瓶につけたまま、60秒を数えます。
瓶から引き上げてからも、ちょっとそのまま待機。
空気に触れて酸化が進み、みるみるうちに茶色から藍色に変化していきます。
水洗いすれば完成です!
美羽ちゃんは「お気に入りのバッグ」を描いたそうです。
みんな嬉しそう。
風にたなびく手ぬぐいたち。
このあと、自分の名前を渋紙に彫って、手ぬぐいに刷り込みました。
「山形の記念に」とサクランボの柄が多かった。
藍(インディゴ)には、古来より虫除けの効果があると言われいます。
翌日の農業体験で、さっそく頭や首に巻いている粋な姿が見られましたよ。