玉井建也「歴史コンテンツとメディアとしての小説」が出ます。

 今年度は例年よりなぜだか忙しくて、よくわからないことが多発し、自分自身の脳みその限界を感じながら生きていた。そのわからないことの代表的なものが「この文章を書いたっけ?」である。そう、この論文のことは結構、忘れている。けど、書いたことは書いたし、書いたこと自体は覚えている。

 一応、この論文は以下の論文の流れの中で書いているつもりではある。

 歴史とフィクションの問題を、あーでもない、こーでもない、と外周を回りながら、近づいたり、遠ざかったりしている気がする。なかなかもどかしい。ここ数本の論文では、ネット小説を取り上げており、この点は今回も同様ではあるが、次はまったく違うアプローチをしよう。そう思いながら、春休みをむかえたはずなのに、ずっと課題を読み、講評書きを行っている現実である。

 最後にこの論文で取り上げた作品を以下に列挙する(学術書・研究論文は今回はカット)。