「うつろいながらもきっと」

 たいていの大学では紀要と呼ばれる論文誌を発行している。学科やコースごとに発行している場合もあれば、大学単体で一つ持っている場合もある。持っていないと研究者同士の会話で「え、紀要ないすんか!?」と言われてしまうほどである...

「数えきれない意味を」

 私にはできないことがたくさんある。というより、できないことだらけだと言ってもよい。教員としても反省すべき点は多々あるであろう。それ以前に人間として反省すべきかもしれない。だいたいは反省などしないで前だけ向いて生きている...

「やがて闇はかならず明けていくから」

 自分自身が学生であったときには卒業式には出ていない。あとで事務所に行って、学位記をもらってきただけである。これだと5分で終わる。時間の使い方としては非常に合理的である。しかし教員となるとそうはいかない。私自身が専任教員...

奈良にいってきた

 16日、奈良にいってきました。高取城の取材です。 高取城は日本三大山城のひとつに数えられています。ということで、要するに、ちょっとした山登りをしてきました。車では途中までしかいけません。本丸は山の頂上付近にありますが、...

「骨の音が空に響くまで」

 教員にとって春休みというのはインプット期間である。家で寝転がって、延々と読書をしていたところで誰にも怒られないのである。怒ってよいのは編集さんだけである。すみません(複数の編集に向かっての謝罪)。今年はHunter×H...