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CGが得意な泉川さんが主にパソコンでの制作を担当。乗田さんも泉川さんに教えてもらいながら映像づくりに挑戦。

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広報誌〈g*g〉第7号の表紙は、映像作品『DAZED』をコマ送り写真で紹介。
2人が4年時に創作した作品は、各方面で高い評価を受け、
学生国際ショートムービー映画祭クリエイト賞をはじめ数々の賞を受賞している。

無類のデジタル派と、ものづくり好きなアナログ派が
映像表現として挑んだハイビジョン作品。

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泉川健二さんは福島県出身。高校時代は美術部に所属していたのになぜかパソコンで音楽づくりに熱中。将来は映像クリエイター志望。

映像作品『DAZED』は、現在、大学院ビジュアルコミュニケーションデザイン1年の乗田朋子さんと泉川健二さんとで、映像コース4年生の時に手掛けた作品。学生国際ショートムービー映画祭クリエイト賞、Digital Relation In Kagoshima 2007大賞、デジタルアートグランプリ優秀賞など、さまざまな賞を受賞しています。

同じ映像コースに学びながらも、乗田さんは絵を描くことが好きで手作り感や質感こだわるアナログ派。一方の泉川さんは、パソコンで映像や音楽作るのが得意なデジタル派。全く別のタイプの2人が話しをしたり、互いの作品を見せ合ったりする中で、好きなテイストが似ていることに気づき、「じゃ、いっしょにやってみようか」というノリで共作をスタートさせました。

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乗田朋子さんは青森県出身。ものづくり、手作りが好きでパソコンは少々苦手。今後も紙や布などの素材感にこだわっていきたいという。

『DAZED』とは「ボーッとする」というような意味で、いわばこの作品のコンセプト。大きな物語があるわけでもなく、ただ観ていてボーッとできるような作品にしたかったのだとか。蝶が舞う独特な色彩、幻想的な音楽とも相まって不思議な時間が流れる作品になりました。この作品の制作期間はパイロット盤の制作も含めて約3カ月。アイデア出しでは「こうなったらスゴイね」「これができたらおもしろいね」など、ひとりで制作しているときの何十倍もの案が出て大いに盛り上がりましたが、その膨大にふくらむアイデアを一つの時間軸で表現することの難しさにも試行錯誤しました。CGの中に実写を取り入れたり、2Dと3Dを混在させるなど、いろんな要素をミックスさせて、画像として奇麗で面白く、気持ち良く観ることができるよう心がけたそうです。また、乗田さんがこだわった鉛筆の質感や細かい線をきれいに出すためにハイビジョンでの制作にも挑戦。ハイビジョンは自分たちの想像以上にきれいだった、とその時の感動を語ってくれました。

最新のCG技術と懐かしい手作り感、持っている武器が違う2人のタッグは強力です。現在は、個々で創作活動をしているそうですが、また機会を作ってぜひ共作をしたいという2人。次なる共作にも大いに期待して良いのではないでしょうか。

「DAZED」乗田朋子、泉川健二
学生国際ショートムービー映画祭:クリエイト賞、Digital Relation In Kagoshima 2007:大賞、
富士山映像 CGアニメコンテスト:佳作、デジタルアートグランプリ:優秀賞

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