つぶやきカルテ2010(1月20日)
連続でブログ更新が遅くなり申し訳ありませんでした。
でもそれだけ柳川郁生が人さまの役に立とうと一生懸命だということですので、
どうかお許しください。
ということで、もしかしたらちょっとスタイルを変えてつぶやいてみます。
1.どんなことをしていましたか(子)
お母さんたちの配慮(気持ち)で、子どもたちはみんな『うんどう』になじんできました。
けっして「やりなさい!」という命令ではなく、
「やろうね♡」という理解のもと
運動に向きあう姿が生まれてきたのではないでしょうか。
(まあ多少やりなさい的なところもあったりしますが、
そこは親子ということで良いのではないでしょうか(笑))
でも少しずつ子どもたちにも「やりたい運動」がみつかってきて、
その日の課題として体育館にやってくる子も増えてきました。
お母さんたちもぜひその声をひろって、
デバイスづくりをしたりしながら
私にも伝えてください。
お手伝いしたいと思います。
2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)
前回のブログについて補足の説明をしてから、
お母さんたちにデバイスづくりをしてもらいました。
少しは参考になったでしょうか。
前回からの続きということでデバイスがつくられていきました。
継続の中での変化も大事ですね。
デバイスだけが進化するのではなく、
まずは子どもたちの「うんどう」が変化することが大事です。
そして子どもたちのうんどうが変化するとおかあさんたちのまなざしが変化します。
なにもお母さんのまなざしばかりに、
子どもたちのうんどうの責任があるわけではありません。
わが子がなにかをつかんだ時、
お母さんにもなにかが見えてきます。
じゅんこさんの
「(運動が)完成された時には、逆に母が支援されていると思う。」
というのが、そういうことではないでしょうか。
いづみさんも
「少しずつですが、一つ一つのうんどうに向きあえるようになった気がしました。」
なんて書いていますが、
子どもが向きあえるとお母さんにも向きあう余裕が生まれてきますよね。
それまではいろいろと試行錯誤もありますが、
子どもたちを急がせないでやり続けましょう。
3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか
前回までの取り組みと合わせてつぶやいてみますね。
前回も登場したこのデバイス
毎回同じことをしても子どもたちが飽きないのは、
フワッとからだを支えた時の気持ち良さが
自分の運動感覚の中に発見できてきたからでは……
なんて話をしました。
そして今回もこのデバイスを取り入れました。
これも良く登場するこども芸大ならではの運動ですが、
こんな感じはもったいないのでは……
なんて話をしました。
そこでこんなふうに「マナザシ」をつくって貼ってみました。
するとこんな感じで、支える感覚が生まれてきました。
そして跳び箱は
ほら!
こんなふうに腰が高く上がってくる方が跳べそうでしょ。
開脚跳びに一番必要なのは脚力ではなく、
この肩で支える感覚からからだを切り返す感覚ですよ……
なんて話をしました。
というようなことを理解してもらって、
またこの「柳川式」跳び箱を置いてみました。
なぜこんなふうに跳び箱を置いているのか ⇒
・腰を高く上げた感覚を感じるため
・肩でからだを支えた感覚を感じるため
・からだを切り返す感覚を感じるため
・手首と手のひらで跳び箱を後ろにグイッと押しやる感覚を感じるため
・おしりをスッと逃がすことで跳び箱の向こうへ下りる感覚を感じるため
という運動の意味を理解することが大事です。
それをお母さんたちが追体験をしてみると、子どもたちにも伝わるかもしれませんね。
このジャンプも今ひとつ願いが伝わらない感じなので、もっと高〜く跳び上がるような感覚を引き出せたら……
なんて話をしました。
そこでこんなデバイスになりました。
このデバイスを通して子どもたちは、
しっかりと支えること
その感覚をもっと軽やかにするために、
踏み切ることなどの感覚を少しずつ理解しはじめます。
ですからしゅうまくんの支える感覚も、
少しずつ少しずつ生まれてきます。
ちょっとずつちょっとずつのびてくる指、
少しずつ少しずつ広がってくる手のひら、
あるときスッとからだを支えるために伸ばされる肘、
そしてハッと気づいた時に見せる笑顔は、
まるでちいさな芽が育って、花が咲いた瞬間と似ています。
そしてその花は大きいひまわりみたいな笑顔の子もいれば、
しっかりと見ていないと気づかないくらい小さな
かすみ草の花のような微笑みの子もいます。
そんな瞬間を見逃さないよう、ぜひまなざしを向けていてください。
その瞬間を誘い、共感し、微笑みかけるのが柳川式運動学です。
この「側転」に関しても
こんなふうに自分の運動をしっかりと感覚的にイメージをして、
実行できるようになりました。
この自分の運動をイメージしてその通りに運動を近づけていけるということは、
かなりうんどうと向きあえるようになったのでは……
なんて話をしました。
なのでこんなふうに側転の場もつくってあります。
それから着地マット走り「しずみそうなのに!しずまない!」(かがりちゃんコメント)では、
膝を高く上げたり、しっかり蹴りあげたり、
走りをダイナミックにするうんどうが生まれてきたのでは……
なんて話をしました。
だからこんなふうに走りがカッコよくなってきたのではないでしょうか。
ほら!こんなに。
4.次回のオフィスアワーに向けて
「走って トン 側転……トンがなんともいえませんでした。パワーが伝わってきます。」
(じゅんこさん)
「グンッとからだを引きつける感じ……ぶらさがってからトンとおりるところ……」
(くみこさん)
のようにいい感じをみんなで発見しましょう。
それかられんくん、待ってますヨ。
きのう約束したからネ!