うんどう

東北芸術工科大学の柳川郁生の周りで展開する『うんどう』のブログです。
*
2014-01-28

つぶやきカルテ2013(1月23日)

  前回は少ない参加者だったので、

ちょっと指導っぽいことでもしようかなと思っていたのですが……

たくさんのお母さんと、

子どもたちが集まったのでいつも通りとしました( ^^) _旦~~

 

 やはりたくさんの人が参加するだけで、

自然といろんな展開があるみたいですネ♡

 

 みんなでワイワイって雰囲気はイイですね(^_-)-☆

 

そしてお母さんたちからたくさんのうれしい“まなざし”が……

 

 

1.どんなことをしていましたか(子)

(ここはお母さんたちがデバイスにこめた“ねがい”を、共有するコーナーです♡)

 

 デバイスへの入り口はこのトンネルでした。

 何人か住み着いてしまった子どもがいたようですが、

それが子どもらしさです。

 「だよね~♡」「そうしたいよね~♡」と

子どもらしさの感情に共感してもよいかもしれません。

 

 

 私の恩師(正木健雄)の研究によれば、

幼児期に前頭葉の興奮(子どもらしさ)を抑制されすぎると、

大きくなってから抑えがきかない(子どもらしい)

逆転現象が起きる傾向があるということです。

 

 だからといってトンネルに住まわれると困るので、柳川郁生の場合は屋根を完全カバーにしないで、

マット1枚間隔ですきまをあけたり、シースルー状態にして見え見え状態にしたりします。

 

 子どもらしい子どもは、どうしても魅力的な基地やお家があると、子どもらしく遊びたくなります。

 

 なのでちょっとこっちも作戦を立てて対抗したりするんですね(^_-)-☆

  

 だいち組の子どもたちが、

「逆上がり」に関心を持ちはじめました。

 

 あまりこだわりすぎなくてもよいとは思うのですが、

なにかができるようになる感覚が近づいてきたり、

その感覚をからだがクルンととりこんだ時の快感は、

やっぱり気持ちいいですよね☆

 

 お母さんと協力しながらのデバイスで共感してほしいですね。 

 

  「逆上がり」の前段階ではぶら下がることも大事です。

  まずは自分のからだをゆらすことが鉄棒の基本です!(^^)!

 

 今回は正面に大きな鏡を置いたことで、ぶら下がる時間が長くなったそうです。

   ……気づいていませんでした(@_@)

さすが!お母さんたちの“まなざし”(^_^)v

 

  そのあとは「側転」を意識したデバイスです。

 

 いきおいよく跳びこむことによって…… 

 

 

 

 

 

  ダイナミックなからだの伸びや、支え(押し)の感覚を刺激してみようかなと“ねがい”をこめてみました。 

 

 

 

 

 

 

  そしてこちらはコツコツと「開脚跳び」。

 

 今回は、

だいち組の子どもたちがひさしぶりにたくさんいたので、

目標をもった運動課題もいいかなと思いました。 

 

 

 

  こんなだいち組の子どもたちの取り組みの姿が、

きっとたいよう組や、ほし組の子どもたちにも、

ちょっとずつちょっとずつ年月をかけて伝わっていくはずです。 

 

 

 

 

  そのためにこんな姿を目指して

 

 

 

 

 

 

 

 

  助走から踏みきりへの

いきおいのある連動性や

 

 

 

 

 

 

 

  空中へからだを投げだすこと

 

 

 

 

  

 

 

 

  しかっりと全身を協調させて運動すること

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  そして力ではなく、いきおいや反動をもらいながら運動が

できるようになることなど

 

 

 

 

  

  ほし組や、たいよう組のころに、

運動感覚(キネステーゼ)世界の伸長化をはかっておくのもいいですね♡

 

 ようするに手足だけでなく、からだの感覚がとどく世界を

広げておくということです。

 

 

 

 

そのことがきっとだいち組や、小学生になった時に、“うんどう”の世界に生かされると信じています。 

 

2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)

 (ここは柳川郁生が発見したお母さんたちのスゴイところを、ほめる(すごいね!と感心する☆)コーナーです♡)

 

 

  “うんどう”のデバイスをつくりあげたころには、

もうすっかりこんなに時間がたっていました(@_@;)

 

 これでは楽しむ時間が少ないですね。

 

  でも、子どもたちの動感に対する志向性の変化の中で、

お母さんたちの“まなざし”にもたくさんの変化と、

気づきが生まれていました。

 

 まちこさんなおりさんには、子どもたちの気持ちのスイッチが見えました。

 

 たぶんたくさんのお母さんたちがそうだと思います。

 

 それから“力”や“体力”ということばが少なくなり、“コツ”や“感覚”といったことば、

“気持ち”や“表情”といった主観的なことばが多くなってきました。

 

 客観的な見方も大事ですが、主観的な見方というのも大事な愛情だと思っています♡

 

 いいんじゃないでしょうか(^_^)v

 

 そしてゆかこさん

「心身がどう感じたか、どこまで身体にインプットされたか、細かな波動を感じることが大切なのだと気づきました。」

ということです。

 

 それからちひろさん

「近くにいることだけが支えになるのではなく、ちゃんとみて、できなかった所をいうのではなく、いまできているところをしっかり伝えること、それだけでも支えてくれる、みてくれていると感じてくれていたようでした。」

と思ったそうです。

 

すごい!! 

 

 まずはまゆこさんのように、わが子のどや顔の発見からでいいと思います。

 

 “まぐれ”との出会い、“コツ”の発見、細かな波動、

いろんな場面がこの『うんどうのオフィスアワー』にはあるはずです。

 

 今回の『まなざしカルテ』には、そんな名言がいっぱいありました。

 

3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか

(ここは自画自賛。子どもたちの発見をほめるコーナーです♡)

 

  ここのところずっと

はるきくんがもくもくとデバイスにとりくむ姿が見られます。

 

 しっかりと一つ一つの運動の意味を理解しながら、

ちょっとずつちょっとずつ

その楽しい感覚をひろげていっています。

 

 なんとなく生まれてくる自分自身の“感覚印象”を

獲得していっているのだと思います。

 

 「オモシロイ!!」ってからだの感覚が意識できるっていうのはすごいことです。

 

 

  そしてこうしくんも、

前回からの運動の取り組みをもくもくとつなげ…… 

 

 

 

 

 

 

  新しい運動感覚と出会えました(^_^)v

 

 

 

 

 

 

 

 

  なんとなくそれを感じとったのか、

ひとみちゃんやゆりなちゃんもなにかを探し始めました。

 

 きっとこうやって(練習して)いるうちに、

なにかが見つかってくるのかもしれないということに、

気がつき始めたのかもしれません。

 

 そんなチャンスに

「ネ!」って感じで力になれると嬉しいのですが…… 

 

 でも見てください。

  子どもたちの意識はしっかりと先を見始めています。

 

 少しずつではありますが、

自分が座ってしまう跳び箱の上や、

手をついたところではなく、

自分が跳びこしたい(下りたい)と願うとび箱の向こうへ。 

 

  この子どもの目もすご~く大事だと思います。

 

 そしてなみえさん

「子の目がすごく自分をもっているように感じて、今までで一番ゆったりとした気持ちで見れました。」

というように

 

           

 

お母さんたちは、子どもの視線の先をみる“まなざし”でいきましょう♡

 

  そして子どもたちの新しい運動感覚との出会い

(“コツ”の発見)の瞬間を共感できるよう、

わが子のドヤ顔に微笑み返せるよう、

その時を楽しみにしましょう♡

 

 

 

 

 

 

  

子どもたちの視線の先には……

 

 

 

 

 

 

  

4.次回のオフィスアワーに向けて

(ここはお母さんたちに次回もよろしくとお願いするコーナーです♡)

 

  まあ回数はあとわずかですが、いつも通りでいきましょう。

 

 少ないときは少ないなりに、たくさんの時はたくさんなりに。

 

 でもみんなが笑顔になれるよう大きな輪をつくっていきましょう。

 

 これだ!って感じの『うんどうのオフィスアワー』をお母さんたちでつくってください。

 

 そして卒業です……

 

 子どもたちはきっと立派に卒業します。

 

 お母さんたちも満足して卒業できるといいですね。

 

 

 

 

2014-01-22

つぶやきカルテ2013(1月16日)

 なんだか少ない人数での出足に、このまま『うんどうのオフィスアワー』も……と、

ちかさんと同じようにちょっとドキドキしてしまいました(@_@)

 

 それでもひととおり雪遊びを終えた子どもたちがやってきたので、

ちょっとホッとしました( ^^) _旦~~

 

 まあでもせっかくなので、

ちょっとのんびりやってみようかなという感じです♡

 

 

1.どんなことをしていましたか(子)

(ここはお母さんたちがデバイスにこめた“ねがい”を、共有するコーナーです♡)

 

 まずお母さんたちがつくってくれたデバイスです。

 

 前回の「走って~跳ぶ」のつながりでしょうか、

音の鳴る鈴やタンバリンをつりさげてみました。

 

 

 

 

 

 次のデバイスへの入り口はトンネルにして、

子どもたちをコースに誘います。

 

 

 

 

 

 

 鉄棒はいつもなんとなく近場におかれているのですが、

今回はあえてコースの奥においてみました。

 

 こうすることで“鉄棒ひきこもり”をなくして、

みんなが鉄棒に触れてくれるかなと思ったのです!(^^)!

 

 

 

 反対側は、だいち組の子どもたちのためにちょっと

逆上がりのきっかけづくりに……(^_-)-☆

 

 お母さんの助けが必要なところがポイントです☆

 

 

 

 

 そのあとはやはりここもだいち組を意識して、

立体的でダイナミックなデバイスをつくってみました。

 

 本当はこの時期にだいち組の男の子たちの“うんどう”を

ドカーンと爆発させたいと思って思っているのですが……

もっとみんなをこの世界に連れてきたかったかな(T_T)

 

 

 でもこんなふうに跳び箱も跳べるようになっているし

 

 

 

 

 

 

 

 

 少しずつ着実な変化(習得)の過程もみられます。

 

 それぞれの子どもたちは、

なんとなく“有能感”のようなものを感じてくれています。

 

「見て~」と呼ぶ子どもたちの声は聞こえていますか。

  

 

 一番手前につくった手前の坂道滑りは見えていませんが、

それぞれの子どもたちのそんなプロセスが見えるようにと、

デバイスの配置をあえて斜めにずらしながらおいてみました。

 

 

 

 

 

  最後は塀渡りのようなデバイスがつくってあったのですが、

ずいぶん安定感のあるしっかりとしたつくりだったので 

 

 

 

 

 

 

  ここでもでっかい跳躍につながるような誘いをしてみました(^_-)-☆

 

 

 

 

 

 

 

2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)

 (ここは柳川郁生が発見したお母さんたちのスゴイところを、ほめる(すごいね!と感心する☆)コーナーです♡)

 

 お母さんたちの“まなざし”が主観的な愛になってきています。

 

 参加回数の少ないお母さんの“まなざし”には、まだ客観的な比較が残っていたりします。

 

 正解を見つけようと真面目になると、できないことが先に見えてきたりします。

 

 でもわが子の取り組みの感覚や喜びが主観的に見えるようになってくると、

いいところ、すごいところがいっぱい見えてきます。

 

 だから子どもたちは嬉しさを感じたとき「お母さ~ん、見て~♡」と呼びます。

 

 ぜひ“まなざし”をむけて微笑んであげてください♡♡♡

  

 

3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか

(ここは自画自賛。子どもたちの発見をほめるコーナーです♡)

 

  見てください。

 

 この真剣な志向性。

 

 運動(“コツ”)の発見をめざして取り組む

動感志向体験が始まっています。

 

 

 

 

 「まだできない」じゃないんです!

 

 「もう始まっている」なんです!!

 

 この体験をつなげていくことが、一年後、二年後、

そして将来の運動への向きあいに効果を与えるんだ!!!

 

 そう信じて

この『うんどうのオフィスアワー』を展開しています(^_-)-☆

 

4.次回のオフィスアワーに向けて

(ここはお母さんたちに次回もよろしくとお願いするコーナーです♡)

 

  今年度のオフィスアワーは

 

  1月23日

 1月30日

 2月20日

 2月27日

 

 を予定しています。

 

 あとは

 3月13日

 もありますが、

卒園のイベント等もありますのでみなさんの様子を見てと思っています。

 

 とびとびの開催で気持ちをつなげるのが難しかったりするかもしれませんが、

お母さんたちの気持ちが切れなければ大丈夫です。

 

 みんなでつなげていきましょう。

 

 

2014-01-15

つぶやきカルテ2013(1月9日)

  寒くなってきましたが、体育館の中は暖かいので子どもたちは元気に“うんどう”です(^_-)-☆

 

 外で遊べないからこそ、広い体育館で思い切り運動するのもいいですね☆

 

 

1.どんなことをしていましたか(子)

(ここはお母さんたちがデバイスにこめた“ねがい”を、共有するコーナーです♡)

 

 

 

 まずはお母さんたちがデバイスをつくりはじめます。

 

 いろいろ悩んでいるようですが、まずはつくってみてください。

 

 いくらでも一緒に考えますから(^_^)v

 

 

 

 

  ゆかちゃんのリクエストで駆け上がるデバイスができました。

 

 わかりやすいこのデバイスは、すぐ子どもたちを集めてくれました。

 

 ここから子どもたちを“うんどう”の世界に引き込んでいきたいのですが、なかなかつながりのデバイスができてきません。

 

 もったいないので、ついつい「つなげましょう」と声をかけてしまいました。

 

 ということで走るデバイスがつくられていました。

 

 走っていったその先で……

 

 

 

 

 

 

 

 いきおいよくジャンプしてほしかったのですが(T_T)

 

 

 

 

 

 

 

 

 その先のマットでは……

 

ここではちょっとお母さんたちの“ねがい”は伝わっていませんでしたね。

 

 

 

 

 

 

 そして『支える』感覚のデバイス。

 

 

 この感覚を次の出発点にして“つながり”がつくれるとよいのですが……

 

 

 

 

 

 いつものロールマットでしたが、新しい運動の展開がありましたね。

 

 子ども自身の興味がつくりだした運動の志向性です。

 

 

 

 

 

 

 

  そして駆け上がりの前のデバイスです。

 

 これはまさえさんの「フープを使って子どもたちの走る膝を高くすることができないか」というアイデアからつくってみたものです。

 

 

 フープを高くしてまたがせたり、

コーディネーショントレーニングのように細かく置いたりすると、

運動の勢いを制御してしまったり、上方向の運動になってしまい、

走ること本来の前へ進む心地よさから離れてしまったりするのではと考えました。

 

 どうですか。

 

 けっこうカッコいい走りになったと思いませんか。

 

 

 

 

 

 

 

  

2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)

 (ここは柳川郁生が発見したお母さんたちのスゴイところを、ほめる(すごいね!と感心する☆)コーナーです♡)

 

 この場にいる意味、この場でおきていることが見えるよう

 

 

もっと子どもたちの“うんどう”を正面から見てはと提案しました。

 

 勢いや表情、気持ちの表れなどは、やはり見るポジションが大事だと思います。

 

 「いってらっしゃい」と背中ばかり見ていないで、

時には「いらっしゃい」と正面にまわってみるのもいいと思いますよ。

 

 あとお願いしたのは、カレーライスのような存在のデバイスをドンと準備して終わってしまっているので、

もっと“ねがい”をこめた一品を持ちよりましょうということでした。

 

 子どもたちの大好物をド~ンとつくればみんなとびついてきますが、

それよりもっとたくさんの“うんどう”のバリエーションをちりばめたいと思っているからです。

 

 その日のおすすめ、いつもの一品、ちょっと難しい通好みなど、

毎回毎回違うメニューばかりにする必要はないので、

少しずつアレンジを加えたり、難易度を変えてみたり、ちょっとした工夫でつくってみてはどうでしょう。

 

3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか

(ここは自画自賛。子どもたちの発見をほめるコーナーです♡)

 

 ちょっとした工夫で、そして繰り返しの志向体験を通して運動に変化が起きています。

 

 子どもたちがもっともっとやりたくなるデバイスをもっと工夫していきましょう。

 

4.次回のオフィスアワーに向けて

(ここはお母さんたちに次回もよろしくとお願いするコーナーです♡)

 

  なにかまた“つながり”を意識したデバイスづくりを展開してみたらよいのかな。

 

 そんな相談をしながら次のオフィスアワーを始めてみようかなと思ったりもしています。

 

 どうしましょう?

 

 まずはお母さんたちみんながコース全体を見渡してみてください。

 

 そしてすきまを埋めたり、運動をつなげたりすることを試してみてください。

 

 正しいやり方、正解や完成を求めているのではありません。

 

 いろんなことを試してみて、きょうはこれがうまくいった、〇〇君にはこれがよかった、

○○ちゃんはこれが一番楽しそうだった、そんなことがなにかひとつその日に出現すればいいのです。

 

 いろいろと試しながら、その日その日の喜びがあればよいのですから。

 

 まずは遠慮しないで実験しましょう♡

 

 

 

 

 

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