2012年度前期の第1回ワークショップの開催でした。
新しくだいち組になったこども芸大の子どもたちにとっても、
初めてのワークショップです。
学生たちも授業の合間の時間を利用して、コツコツと準備をしてきました。
本当に地道な作業を子どもたちのために進めてきました
授業時間内より、
時間外の作業に充てる時間と労力のほうが多いのがこの共通演習「芸術と子ども」ですが、
学生たちは本当にやさしい気持ちをもって子どもたちのために準備をしてくれています。
さあ本番当日
いよいよ始まります……
子どもたちの反応は……
見てください!!
この笑顔(^o^)
学生たちも一気に苦労が報われた瞬間でした。
……さあ、あとは肝心なうんどうです。
まずはここが入口になります。
そしてこのトンネルを通ります。
最初はこんな感じで這い這いですが
やがてこんなふうに4つ足で進んだりします。
ここには学生たちの
? おしりを持ち上げながら4つ足で進むことにより、
手のひらに体重がかかる感覚を感じてほしい。
? 脚で踏んばるような感覚も体験しながら、
自分の体重を軽く感じるような楽しい感覚を見つけてほしい。
そんな『ねがい』がこめられています。
次はこんなふうな
坂道が登場します。
全身の踏んばりを利かせて登ったら
あとは自由に
下りていきます。
でもそんな勢いがこんな走りにつながっていきます。
ここでの学生たちの『ねがい』は
? 屋根を上るときに、
体全体を使ったダイナミックな踏んばりの感覚を感じてほしい。
? 屋根から下りるときに、
勢いをもらって転がり落ちる運動をコントロールする運動へと変換する。
つまり物体として落下するのではなく、
回る(回転)という運動を自らつくりだしてほしい。
? そのことが前転や後転、
側転などさまざまな回る運動へと発展していく
素材(きっかけ)となってほしい。
でした。
その先には小さな山が連なります。
その山をヒラリ☆
ヒラリ☆と回って
星になります☆
ここでの『ねがい』は
? 手で体を支え、
おしりをグッと持ち上げるエネルギーをつくりだす感覚を
感じてほしい。
? 支える運動に少しずつ切りかえしの感覚をつくりだし、
新しい動きの発見をしてほしい。
そのために鏡を置くなどして、
視覚的な変化をとりいれることで
その運動の変換の可能性を試してみたい。
でした。
最後のレーンは、
こんなふうに並べられたふみきり板を使って
弾むように進みます。
こんな感じでかっこよく駆けぬけたりもします!!
そしてその先にはロケットが並んでいます。
ここをするするっと駆けぬけて
発射台を駆け上って
どか〜んとジャンプです!!
ここでの学生たちの“うんどう”にこめた『ねがい』は
? 左右やたてへの運動に対して、
勢いや流れといったエネルギーを失わずに
動く感覚をつくりだしてほしい。
? ふみきり板やコーン、坂道などは、障害物とするのではなく、
勢いや力強いステップをつくりだすための
増幅装置のような役割になってほしい。
でした。
子どもたちも、学生も、
みんな一生懸命楽しんだワークショップでした。
だからなんとなく最初はぎこちなかった子どもたちとの距離感も
最後はこんなにちかくなりました♡
次回はもっともっと仲良くなれるといいですね♡(^o^)♡
というわけで今回の「うんどうのワークショップ」についていた、
仲良くなるためのストーリーは
『日食』
にっしょくって知ってる?
空の太陽が黒くなるんだって
屋根の上ならよく見えるかな?
よ〜し 秘密の入り口からいってみよう!
高〜い屋根によじ登り
う〜ん よく見えないな……
だったら もっと高い山の向こうへいったら
よく見えるかな?
ピョ〜ン ピョ〜ン と山をこえると
見えてきたのは……
あれ? 太陽じゃなくて星☆だった!
だったら もっと高いところへ
ロケットに乗っていってみよう!
宇宙飛行士になるためには くんれんが必要
無重力歩行や 宇宙遊泳 の練習をしよう!
そして最後はロケットに乗って
サン(3)・ニー(2)・イチ(1)・ゼロ(0)・しゅっぱ〜〜つ!
おっきな にっしょく 見えたかな〜?
うんどうのデバイス(しかけ)と合わせてイメージしてみてください。
こんなことを学生と子どもたちは想像しながらうんどうしてみました。