約1ヵ月余りの準備期間を経て共通演習『芸術と子ども』のワークショップを実施しました。
後期の授業としては第1回目のワークショップです。
学生たちは当日の今日も朝9時からその準備に取りくんでいます。
いよいよワークショップが始まります。
子どもたちの迎えにいった進行役のたくやくんも
気持ちの方はかなりテンパッていたようですが、
そんなことを感じさせないさわやかな笑顔で
子どもたちの前にでれたのではないでしょうか。
さあこれから始まる「うんどう」は宇宙探検の世界です。
子どもたちは、体育館にどんな世界がつくられているのかワクワクしながら入場です。
見てくださいこの顔、さっそく何か見つけました。
まずは『走る感覚』のデバイス
ロケットの発射台から成層圏を突きぬけると……
あっという間にはるかかなたの惑星に到着です。
そして『支える感覚』のデバイス
いろんなところをくぐりぬけて探検開始……
危険なブラックホールもひらりととびこえます。
次は『跳ぶ感覚』のデバイス
無重力の世界に跳びこんで……
宇宙人の上も跳びこえちゃいます。
そして最後は『回る感覚』のデバイス
宇宙船にくるりと跳び乗って地球に帰ります。
そしてでき上がったストーリーが……
『宇宙探検』
夜の空気が冷たくなって、澄んだ秋の空が広がります
そこにひときわ明るく輝く星を見つけました
あの星には一体何があるんだろう?
さあ、ロケットに乗って出発だ!
光のスピードで跳びだせば、音のスピードもついてこれないぞ!!
ほら、あっという間に惑星に到着
さあ惑星の輪をくぐって、探検のはじまりだ!
登ったり、下ったり、くぐったり、まわったり、いろんなところをさぐってみよう
そして宇宙は無重力
高〜く、高〜くジャンプができるぞ!
ジャンプで越えた山の向こうには・・・・・・?
う、宇宙人かな?
無事に宇宙探検を終えたら
くるりと回転して宇宙船にのりこんで地球に帰ろう
そんな宇宙の世界の中で
子どもたちはこんなにカッコよく走ったり
こんなに力強く走ったりしています。
しっかりとモモをあげて
そしてこんなところへ登ったりしながら
しっかり支えることや
支えながらひらりと切り返すことをしたりして
少しずつみんなが側転に近づいていきます。
さらにはこんなふうに跳び下りてその弾んだ感覚を感じながら
大きなジャンプや
ダイナミックなジャンプにつなげていき
高いところへものびのびと跳び上がれるようになります。
そしてそんな運動を展開しながら
新たな運動(後転)に取り組んだりする子どもも現れます。
そして大事なことは……
こんなふうに子どもたちの運動感覚の世界をひろげるために
学生たちはいろいろな工夫を考えています。
走る勢いが増すようにという願いを込めて、
カラーコーンをパースペクティブに配置しています。
走った感覚をもっと感じてもらうためにたくさんの鈴をマットに配置してみました。
そして壁のマットとこの大きな惑星(大きいことが大事です)が、
子どもたちの走りの勢いや跳び上がりへのスムーズな移行をつくりだします。
こんなさりげない入口も子どもたちを支える感覚へと導いてくれます。
こんなふう(さかさま)につけた宇宙人との出会いが、
支えて回る感覚につながるようにと考えました。
踏み切り板もあえて2枚を連続させることで
より心地よい踏みけりができるように考えてみました。
なんとなくつないだように見える平均台も
実はしっかりとした足場をつくってから前転をすると、
きっともっと気持ちよく回転できるかもしれないという願いがこめられています。
こんなふうにさまざまな願いや、思いをこめて、
今回のワークショップが展開されました。
初めての出会いで学生たちもかなり緊張していたりもしましたが、
まずは楽しいワークショップが展開できたのではないでしょうか。
そして学生のみんなは、子どもたちのために、
もっと楽しいワークショップを展開するために、
そしてその準備も楽しいものになるよう
次への話し合いをスタートさせました。
その最初のテーマは『仲良くなる』かもしれません。
今日はこの後みんなで学食へ行くと言っていました……
そういうのがいいですネ♡♡♡
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