うんどう

東北芸術工科大学の柳川郁生の周りで展開する『うんどう』のブログです。
*
2014-06-23

つぶやきカルテ(6月19日)

 

 程々にと思いながら、真夜中に書くラブレター状態(-_-)/~~~

 

 いつもながらですが、あとで読み返すのが恥ずかしいぐらいつぶやいてしまいました。

 

 

 でも“ねがい”を伝えたいので……

 

 

1.どんなことをしていましたか(子)

(ここはお母さんたちがデバイスにこめた“ねがい”を、共有するコーナーです♡)

 

 スタートはどこ?ということもなく、

こちら側には鉄棒がセットされていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 その先にはトンネルで『支える』感覚のデバイスです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 平均台を渡ったり、

跳び箱を使って跳んだりのデバイスです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 連続跳びのデバイスもつくってありましたが、

ここでの気持ちいい感覚を発見するのには

もう少し時間がかかりそうですね。

 

 でもこの踏みきり板を使った感覚が発見できると、

いろんなことを楽しめるようになります。

 

 ぜひぜひコツコツと続けてみることも大事ですね。

 

 ここにはなかなかデバイスがつくられなかったので、

勝手にふかふかの『走る』道をつくってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 そして『跳ぶ』デバイスがあって

と一周つながりましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

2.どんなこと(関わり)をしていましたか(母)

 (ここは柳川郁生が発見したお母さんたちのスゴイところを、ほめる(すごいね!と感心する☆)コーナーです♡)

 

 せっかくの機会なので、お母さんたちにちょっとだけレクチャーしました。

 

 『走る』『跳ぶ』『支える』『回る』(『投げる』)を基本にして、

さまざまな運動感覚との出会いをつくっているということをお話ししました。

 

 

 

 

 そしてジグザグに『走る』というデバイスを

考えてもらったのですが、

まずはこのみんなで話をしてみる

ということが大事ですね(^_-)-☆

 

 今年度はこのお母さん同士の“ねがい”の共有がすでに始まったところが楽しみですね。

 

 

 

 跳ぶ↑跳ぶ跳ぶ↑跳ぶ↓や

跳ぶ↓跳ぶ↑跳ぶ↓跳ぶ↑の

覚の違いを感じてもらったり

 

 

 

 

 

 

 

 連続ジャンプで心地よい感覚を体験してもらったりしました。

 

 少しずつ少しずつお母さんたちの感覚が広がることで、

子どもたちにもいろんな運動感覚の提供ができるはずです。

 

 

 

 

 

 指導の技術や知識をつけて子どもたちに正しい運動を提供するのではなく、

楽しい感覚や、気持ちの良い動きの感覚をお母さんたちが体験することで、

“うんどう”の楽しさ(感覚)を子どもたちに伝えられればいいと思っています。

 

 正しい技術は専門の指導者が近道です。

 

 でもそれに頼ってばかりいると鋳型化された運動になり、

大量生産のロボットのような動きになったりして、

“うんどう”の感覚に気づけずにいたりもします。

 

 昔のスポーツ選手は「どうやったらできたの?」と聞くと、

「やってみたらできちゃったから、うまく説明できない。」

という人が多かったように思います。

 

 でも最近体操女子のナショナル選手(高校生)に質問をしてみると、

「こういう動きをして、こういうふうすると、こんなふうにできるんです。」みたいな感じで、

きちんと自分の運動のみちすじを説明してくれます。

 

 ただ単に運動神経がいいからではなく、しっかりと意識と運動がつながっているんですね。

 

 そんなことを考えて、子どもたちが自分の運動感覚と向きあえるようになってほしいと

こども芸大での“うんどう”を展開しています。

 

 「あ!」 「お!」 「うんうん♡」 という運動感覚との出会い(発見)を

いっぱいつくっていきましょう(^^♪

  

3.運動面において気づいたこと、変化はありましたか

(ここは自画自賛。子どもたちの発見をほめるコーナーです♡)

 

 高いところからのジャンプができたり、できなかったりと、いろいろ気になるようですが、

これは『勇気』のデバイスではありません。

 まずは『跳ぶ』感覚の準備があります。

 はなこさん(?)がことみちゃん(?)のジャンプを見ていて感じたように、

‘高いマットからとび下りる時、力が入っていないようです。

ストン、と重力に体をまかせ飛びおりているので着地が以前よりキレイでした’

つまりフワッと受けとめる”運動弾性”の感覚が習得されてきているのです。

 

 衝撃をフワッと受けとめる感覚は、柔らか~く『跳ぶ』感覚へと変換されていきます。

 

 下りているようでいて『跳ぶ』感覚の準備になっているのです。

 

 そして跳び下りる時の

 

こうやって腕を広げるのも

空中でのバランスの動きです☆

 

 平均台を渡ったり、片足で立ったりが

バランスの代表のように思われていますが

 

 

 

 

 

こうやって空中で次の着地に備えて身構えたり

 

 

 

 

 

 

 

 

まっすぐとブレないようからだをコントロールしたり

 

 

 

 

 

 

 

 

動いている中での動的なバランスの感覚が

いっぱい体験できているのです。

 

 ですから、

こんな感覚を体験してほしいと“ねがい”を伝えようと思ったら

なにも高くすることはなく、

少しずつ少しずつ子どもたちの表情、そして気持ち、

やがて感覚に“まなざし”をむけて、

徐々にその“ねがい”とともに高さを変化させてみてもよいのだと思います。

 

 『体力』や『根性』はずっとずっと大人になってからでいいんじゃないかな( ^^) _旦~~

 

 だから鉄棒も

 

 こんなふうに『支える』感覚の体験を通して

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鉄棒で『支える』ことができるようになり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鉄棒の向こう側の世界が見れるようになると、

前回りみたいなこともできるようになるんじゃないかな。

 

 専門家に任せて

「肘をぴんと伸ばして」

「腰を曲げて」

「おへそを見て」

「前に倒れて」

「鉄棒をぎゅっと握って」

「おしりをストンと落として」……「ほらできた!」

というのもいいですが。

 

 ちょっとずつちょっとずつその感覚を見つけていくのもいいんじゃないですか。

 自分で見つけるってことは大事ですよね。

 

 さまざまな“カン”をはたらかせながら

自分なりの“コツ”を見つけていくっていうことが、

運動学習の基本となります。

 

 

 じつはそんな高度な取り組み”動感志向体験”というものを

こども芸大の子どもたちは展開しているのです。 

 

 

4.次回のオフィスアワーに向けて

(ここはお母さんたちに次回もよろしくとお願いするコーナーです♡)

 

 なんか難しそうなことをつぶやいていますが、

お母さんたちはいつも通り手づくりの料理(デバイス)をつくってください。

 

 ここは専門のシェフがいるレストランではありません。

 

 お母さんたちが集まってきて、

その日の子どもたちのおなかの空き具合を見て、

なにをつくるか相談して、

子どもたちが一番喜んでくれる愛情たっぷりの料理(デバイス)をつくるのです。

 

 そしてお母さんたちの“ねがい”という栄養を少しでも吸収してくれるよう、

いろんな工夫をしてみる時間です。

 

 そんなふうにして子どもたちが美味しい(楽しい)って笑顔を見せてくれたら

嬉しいですよね♡

 

 もっとつくりたくなっちゃいますよね(^^♪

 

 そんな夢のような時間をつくりたいと思っています。

 優しい、愛情たっぷりの、手づくりデバイスをよろしくお願いします。

 

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